風邪のときに肩がこる…なぜ?マッサージはNG!早く治す対処法を解説

更新日:2024-03-07 | 公開日:2019-10-04
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風邪のときに肩がこる…なぜ?マッサージはNG!早く治す対処法を解説

風邪で関節に痛みを感じたり、肩こりの症状が出たりする人がいます。
頭痛など、風邪の諸症状と肩こりが同時にあらわれると、とてもつらいですよね。
そんなとき、マッサージで症状の改善はできるのでしょうか?
今回は、肩こりと風邪の関係や薬の選び方、風邪による肩こりの解消法を伺いました。

監修者
岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

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風邪と肩こりの関係

風邪は、ほとんどがウイルスに感染して起こります。ウイルス感染の刺激、免疫の活性化に伴い悪寒を感じます。
その悪寒により、肩こり(こわばり)や背中に違和感が生じることがあります。

風邪が原因の肩こりにストレッチやマッサージは避けて

風邪 肩こり 加湿器

通常の肩こり解消には、ストレッチや適度な全身運動、マッサージも良いのですが、風邪のひき始めに無理をすると症状の悪化につながります。
暖かい服装をして、首の付け根(背中側)〜肩甲骨周りを温めましょう。加湿した部屋でゆっくりと体を休めてください。

症状別|風邪を早く治すために

肩こりを感じる風邪も、他の症状が強い風邪も、風邪そのものを良くするには、自分の免疫力が働き、自然治癒するのを待つようになります。
風邪をひいてしまったら、安静にして体を温めてください。
肩こりがひどい時には、肩周りに温湿布マフラーを巻くなどして温めましょう。

風邪のひき始めには葛根湯がおすすめ

自宅で安静にして回復を待つ場合は、市販されている葛根湯で体を温めるのも良いでしょう。風邪のひき始めにおすすめです。
※葛根湯は比較的副作用が少ない漢方薬です。しかし、肝臓機能低下や発疹が出る人もいます。違和感が出たら服用をやめてください。

風邪 肩こり 漢方

風邪の初期でも症状によって薬の選び方が変わります。
例えば鼻水がでるときは、主に抗ヒスタミン薬を選びます。
喉が痛い、鼻水が出るなど、特定の症状が強い場合は、その旨を医師や薬剤師に伝えましょう。
風邪以外の感染症でも悪寒を感じる場合があります。確認のためにも改善がなければ診察を受けましょう。

頭痛を伴う場合

風邪のひき始めの頭痛であれば、かぜの諸症状に対応している総合かぜ薬を選ぶのも良いです。
頭痛に働くアセトアミノフェンやイブプロフェン、炎症を抑えるトラネキサム酸、咳に働くジヒドロコデインリン酸塩などの成分が、総合して入っています。

今までに感じたことのない頭痛の場合は、脳出血など別の原因があることも考えられます。病院を受診しましょう。

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喉の痛みがある場合

喉の痛みはウイルスと体が戦っている証拠です。
漢方薬では、甘草湯参蘇飲が、喉の痛みや風邪の咳におすすめです。
薬局やドラックストアで購入する際は、薬剤師にも相談しましょう。

まとめ

風邪は、手洗い、うがいを行い、体を冷やさないようにして予防してください。
運動不足や首の空いた服装が多いと、肩から体が冷えて肩こりにもなりやすく、風邪をひきやすくなります。普段から体を動かし、肩を温め、肩こりになりにくい生活をしましょう。

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