【子どもの髄膜炎】発熱・ひどい頭痛も。おかしいと思ったらすぐ病院へ!

更新日:2022-08-04 | 公開日:2020-07-31
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【子どもの髄膜炎】発熱・ひどい頭痛も。おかしいと思ったらすぐ病院へ!

幼児~小学生の髄膜炎の症状を、お医者さんに聞きました。

なぜなってしまうのか、親はどう対処すればいいのかも解説します。

命にかかわる危険後遺症が残るケースもあるので、しっかり読んで対処しましょう。

監修者
武井 智昭 先生

高座渋谷つばさクリニック
院長

武井 智昭先生

経歴

公益社団法人 日本小児科学会 小児科専門医

2002年 慶應義塾大学医学部を卒業
2002年 慶應義塾大学病院 にて小児科研修
2004年 立川共済病院勤務
2005年 平塚共済病院小児科医長として勤務
2010年 北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室勤務
2012年 横浜市内のクリニックの副院長として勤務
2017年 「なごみクリニック」の院長として勤務
2020年 「高座渋谷つばさクリニック」院長就任

髄膜炎とは

医師男性
基本的に「髄膜炎」と呼ばれるのは、感染症の重症化した状態です。

風邪やインフルエンザを引き起こす細菌やウイルスが、髄膜(脳や脊髄を覆う膜や髄液)に入り込み、炎症を起こしている状態です。通常、細菌やウイルスが入り込まないようにバリアがあります。しかし体が弱り、ウイルスや細菌にそれが突破されてしまい髄膜まで進出すると、炎症を引き起こし「髄膜炎」となります。

特に細菌による髄膜炎は、短時間で命にかかわる危険を及ぼすこともあります。

子ども髄膜炎になってしまう原因

医師男性
様々な病気の菌が、脳の周りにある髄膜に侵入して、髄膜炎を発症します。

髄膜炎を引き起こすリスクがある子どもの病気

  • インフルエンザ
  • 手足口病
  • 水疱瘡
  • おたふく風邪 など

子どもの髄膜炎サイン

医師男性
髄膜炎になると強い頭痛・高熱・吐き気などの症状が現れます。

いつもの風邪の時より「症状が重い」「なにかおかしい」と感じた場合は、早めに病院を受診しましょう。小さなお子どもほど、一気に症状が進み重篤化することがあるのが髄膜炎です。

初期症状

  • 発熱(生後3ヶ月以内は38度以上。それ以上のお子さんは40度以上は特に注意する)
  • 頭痛(かなり強い頭痛・首を動かして痛む)
  • 嘔吐

症状が進むと…

  • ぐったりしている
  • 動けない
  • 冷や汗をかいている
  • 意識がない、途切れる

さらに症状が悪化すると…

  • 痙攣
  • 呼吸が止まる

髄膜炎かも?親はどう対処する?

医師男性
早急に病院受診が必要です。深夜でも救急で受診してください。
小児科もしくは脳神経内科を受診しましょう。

まずは近くの小児科を受診するのがよいでしょう。診察後、脳神経内科の受診をすすめられることもあります。

細菌性髄膜炎の場合、治療が遅れると最悪は死亡します。また、命は助かっても脳や体に障害が残る場合もあります。(ウイルス性髄膜炎では、後遺症が残ることは、ほぼありませんが注意は必要です。)

小児科を探す

髄膜炎の治療

細菌性髄膜炎の場合には抗菌剤の投与と生命を維持するための対症療法(酸素投与など)が行われます。ウイルス性髄膜炎などでは、点滴など対症療法となります。

基本的に、入院が必要

医師男性
基本的には髄膜炎が疑われる場合は、入院治療が行われます。

治療の予後の傾向

細菌性髄膜炎の場合、重症化が多く予後も不良となるケースが多いです。劇場型というタイプになると発症して1日で症状が進み死亡することもあります。

障害が残るケースも多く、知能や運動機能に障害が残る子どもや難聴や視力低下などを発症するケースもあります。小さなお子さんの場合、成長に従って知能障害が判明するケースもあります。

髄膜炎を予防する方法

細菌性髄膜炎の原因となりやすいヒブと肺炎球菌は、現在、予防接種で予防ができます。予防接種は、忘れず受けるようにするのがおすすめです。

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