片方の耳の下が痛い!腫れるけど熱はなし…耳下腺炎やおたふく風邪かも。病院は何科?

片方の耳の下が痛い!腫れるけど熱はなし…耳下腺炎やおたふく風邪かも。病院は何科?

公開日:2020-06-25

子どもが「片方の耳の下が痛い」と訴える。
腫れているけど、熱はないみたい…これは何?

もしかして「反復性耳下腺炎」もしくは「おたふく風邪」になっているかもしれません。
それぞれ、症状が似ていますが、対処法が異なります。注意しましょう。


瀬尾達 先生

監修者

瀬尾クリニック

院長
瀬尾達 先生

経歴

大正時代祖父の代から続く耳鼻咽喉科専門医。クリニックでの診療のほか、京都大学医学部はじめ多くの大学での講義を担当。マスコミ、テレビ出演多数。
平成12年瀬尾クリニック開設し、院長、理事長。
京都大学医学部講師、兵庫医科大学講師、大阪歯科大学講師を兼任。京都大学医学部大学院修了。

ケース1.「反復性耳下腺炎」

反復性耳下腺炎症は、乳幼児期から10歳ごろの子ども(2〜5歳で初めて発症するケースが多い)に多いです。
風邪をひいたり、病気をしたり、体が弱った時に発症する場合もあります。原因として、ウイルスや細菌感染、ストレス、疲労、虫歯や口の中での雑菌感染など、多くの要因が考えられます。
何度も繰り返し発症します。年に何回も耳下腺が腫れる人もいます。免疫がつき、体が強くなってくると頻度は少なくなります。

症状の特徴

  • 耳下腺の腫れ(片耳、もしくは両耳)

早く治す方法が知りたい!

先生(男性)
体の免疫が下がっているときに発症しやすいので、ゆっくり安静にして過ごしましょう。

ケース2.「おたふく風邪」

3〜6歳くらいの子どもに多く、ムンプスウイルスによって発症します。おたふく風邪のワクチン接種前におたふく風邪の患者と接触すると感染しやすくなります。潜伏期間(2~3週間)ののち発症します。

症状の特徴

  • 発熱
  • 倦怠感
  • 耳下腺の腫れ(片耳、もしくは両耳)

※軽い症状が主ですが、合併症には、髄膜炎や難聴、膵炎などがあります。
※ワクチンを接種していると発症しても軽度で済むことが多く、気がつかない人もいます。

早く治す方法が知りたい!

先生(男性)
おたふく風邪に感染したら、ゆっくり休ませるようにしましょう。

症状が耳下腺の腫れのみで軽く済む人もいますが、体はウイルスに感染し、戦っています。安静にしてゆっくり休まないと、疲労やストレスで重症化する場合もあります。
現在、おたふく風邪に対する特効薬はありません。基本的に1週間~2週間で自然治癒します。病院では対症療法がとられます。

見分け方は?「反復性耳下腺炎」と「おたふく風邪」

お医者さん

先生(男性)
発熱・倦怠感があれば、おたふく風邪の可能性が高いです。

反復性耳下腺炎は、基本的に耳下腺の腫れのみです。(まれに発熱を伴うこともあります。)
また、おたふく風邪は一度かかれば抗体ができ、2度は感染しません。過去におたふく風邪にかかった子どもは、「反復性耳下腺炎」だといえるでしょう。「反復性耳下腺炎」の場合は、何度でも感染します。

どっちなのかわからない…

先生(男性)
発熱があったり、おたふく風邪を発症した人と接触があった場合は、おたふく風邪が濃厚です。

どちらかわからない場合は「おたふく風邪かもしれない」と思って行動するのがよいでしょう。
医師は、発熱の有無や子どもの体調、季節や流行など複合的に見て判断します。血液検査で確定することが可能です。はっきりさせたい場合は、病院で血液検査を受けましょう。

対処法の違い

 

反復性耳下腺炎

おたふく風邪

うつる?

うつらない

うつる

登園・登校

可能。
激しい運動やプールは、疲労が大きいので、腫れが引きまでは休ませた方が良い

不可。
耳下腺の腫れ発生から5日経過し、さらに全身症状が良くなるまでは登園・登校不可

食事は?

先生(男性)
どちらの場合も、水分摂取をして、やわらかいものを食べましょう。

おかゆ・うどん・ゼリーなどがよいでしょう。
よく噛まないといけない硬い食べ物は、痛みを感じたり、腫れを悪化させるので避けてください。しょっぱいものや酸っぱいものも避けましょう。
発熱していて、食欲がないときは、無理に食べさせなくても大丈夫です。水分補給を行い、脱水を避けてください。

お風呂は?

先生(男性)
高熱でふらついていなければ可能です。

ただし、体が温まると、腫れが悪化したり、痛みが増す場合があります。シャワー浴がおすすめです。

腫れへの対処

先生(男性)
腫れている部分を無理に押したり、触ったりしないでください。

負荷がかかると腫れがおさまりにくい。痛みがあるときは、保冷剤などをタオルにくるんでで冷やすと楽になります。

病院には行くべき?

病院

先生(男性)
  • 40度以上の高熱
  • 脱水症状
  • 意識低下
  • ぐったりしている

などの症状があるときは、早急に病院を受診しましょう。

反復性耳下腺炎もおたふく風邪、どちらも対症療法が主体です。痛み止めは解熱剤の投与が行われます。
高熱を放置すると、脳症や後遺症が出ることもあるため、病院で治療を受けましょう。

病院は何科にいけばいい?

先生(男性)
小児科もしくは内科を受診しましょう。

小児科・内科を探す

▼参考
NIID国立感染症研究所 流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/529-mumps.html
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