なぜ?「蕁麻疹が毎日出る」原因はストレス?夜・夕食後に繰り返す理由は?

更新日:2022-08-30 | 公開日:2021-02-24
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なぜ?「蕁麻疹が毎日出る」原因はストレス?夜・夕食後に繰り返す理由は?

蕁麻疹が毎日出る…どうすればいいの?

長引く蕁麻疹の原因と対処法を、お医者さんに聞きました。
蕁麻疹が出ないように心がけることや、放置した場合のリスクについても解説します。

監修者
経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任

蕁麻疹が毎日出る…なぜ?

特に思い当たることはないのに、毎日蕁麻疹が出ます…なぜでしょうか?
女性
医師女性
「慢性蕁麻疹」になっている可能性があります。

蕁麻疹は急性(数日~1週間程度で膨疹や痒みが消失)と慢性に分類されます。「思い当たることがないにも関わらず毎日蕁麻疹が出る」という場合、慢性蕁麻疹が疑われます。

夕食後・入浴後の蕁麻疹の正体は?

夕食後や入浴後に必ず蕁麻疹が出るのは、どうしてですか?
女性
医師女性
「物理的刺激」や「体温の変化」があると、蕁麻疹は発生しやすくなります。

また、入浴・運動などで汗をかくことで発生する「コリン性蕁麻疹」の可能性があります。

かゆい…どう対処すればいい?

医師女性
蕁麻疹のかゆみを軽減するために、患部を冷やしましょう。
保冷剤やアイスノンをタオルで包み、患部に優しく当てて下さい。

1時間程度冷やしても症状の緩和しない場合は、冷やすことを止めてください。
また、悪化した場合は寒冷刺激が原因となり、蕁麻疹を発症している可能性があります。

これはNG!間違った対処法

医師女性
  • 引っかく
  • 冷却シートで冷やす

粘着部分が皮膚に刺激を与え、逆に症状が悪化するケースがあります。

病院に行く目安

医師女性
  • 蕁麻疹が数日~1週間以上続く
  • 蕁麻疹を繰り返す
  • 蕁麻疹と同時に、全身の倦怠感・発熱・関節痛・せき・息苦しい・呼吸困難などの症状がある
  • 一度発生した膨疹が何日間も同じ部分に発生し続ける
  • 膨疹が茶色っぽく変色・表面がガサガサ・ポロポロ状になる

という場合は、病院に行きましょう。

これらの症状がある場合、蕁麻疹の裏に何らかの病気(膠原病、血清病、血管炎など)が潜んでいる可能性があります。皮膚科を受診してください。

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蕁麻疹が出ないように心がけること

医師女性

自分でできる対処としては

  1. 生活習慣を改善する
  2. 食生活を改善する
  3. 体を清潔に保つ

の3つがあげられます。

① 生活習慣の改善

蕁麻疹が発生する原因の一つとして、ストレス過多や疲労過多が挙げられます。
生活のリズムが整え、身体の安定を目指しましょう。

  • 日頃から十分な睡眠を取る
  • 規則正しい生活を送る
  • 摩擦や圧迫がない、低刺激の素材(綿製品等)を着用する
  • 室内環境(温度や湿度)を整える
  • 適度な運動や趣味など、ストレス発散法を見つる
  • ストレスが消えない時は心療内科・精神科を受診する

▼適切な温度・湿度の目安
温度:夏は28度・冬は20度くらい
湿度:40~60%くらい

② 食事の改善

医師女性
消化器官や自律神経系に負担を掛けないようにしましょう。
  • 暴飲暴食・就寝直前の食事・偏食・刺激物・アルコール・脂肪分が多い食品の過剰摂取を控える
  • 肉類や魚介類は新鮮なものを摂る
  • 着色料や添加物を使用している食品を控える
  • タケノコ・青魚(サバ等)・餅等の過剰摂取を控える

蕁麻疹を発生させるヒスタミンに類似した物質が含まれている可能性があります。

③ 体を清潔に保つ

医師女性
不潔にしていると蕁麻疹に加え、他の皮膚炎を発症する可能性があります。
  • 衣類・シーツ・カバー等は常に清潔な状態なものを使用する
  • 汗をかいたら着替え、シャワーを浴びる
  • 爪をこまめに切る

お風呂に入るとき気をつけること

 

体を温め過ぎるとかゆみが増します。
長時間、湯船に浸かることは控えてください。
また、蕁麻疹が発生している部分はゴシゴシ洗わずに、優しく洗いましょう。

放置はNG!続く場合は必ず病院へ

蕁麻疹 病院

早期に病院を受診することで、蕁麻疹の発生原因を特定できたり、症状に合った治療や薬を処方してもらえたりするため、症状の緩和や改善が期待できます。

蕁麻疹の裏に“何らかの病気”が潜んでいる恐れもあります。
膠原病、血清病、血管炎などの病気を見逃すリスクもあるので、気になる症状がある場合は放置せず病院を受診してください。

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