病院は何科?「外傷なしなのに皮膚がヒリヒリ」神経障害性疼痛や帯状疱疹かも

公開日:2020-09-17
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病院は何科?「外傷なしなのに皮膚がヒリヒリ」神経障害性疼痛や帯状疱疹かも

ケガはないのに皮膚がヒリヒリする…。

皮膚のヒリヒリ・チクチク感を改善する方法を、お医者さんに聞きました。
病気の可能性や、何科を受診すべきかも解説します。


監修者

長谷川 佳子 先生

小田原銀座クリニック
形成外科医

長谷川 佳子先生

経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
平成26年よりKO CLINICに勤務
平成29年2月より小田原銀座クリニックに勤務

「傷がないのに、皮膚がヒリヒリ・チクチク」何科に行くべき?

医師女性
まずは、ペインクリニック内科や整形外科、かかりつけ医に相談しましょう。

ペインクリニック内科・整形外科を探す

医師女性
次第に赤い水ぶくれなどの症状があらわれてきた場合は、皮膚科を受診しましょう。

皮膚科を探す

どんな病気の可能性がある?

医師女性

主な原因として

  1. 神経障害性疼痛
  2. 帯状疱疹
  3. 更年期障害

といった病気が考えられます。

それぞれ「病気になってしまう原因」や「症状の特徴」を解説します。

病気①神経障害性疼痛

医師女性
神経が圧迫されたり、損傷することで痛みが生じます。

神経障害性疼痛を発症する要因は、

  • 過去にかかった感染症(帯状疱疹など)
  • 糖尿病などの栄養代謝障害
  • 坐骨神経痛や椎間板ヘルニア
  • 腫瘍
  • 手術や外傷

など様々です。

これらに心当たりのある人は神経障害性疼痛になりやすいでしょう。

症状の特徴

  • ヒリヒリ・ピリピリした痛み
  • 正座のあとのしびれたような痛み
  • 短期間で起こる発作的な強い痛み
  • 少しの接触でも激しく痛む
  • 筋肉の衰え
  • 抑うつ状態

症状の経過

医師女性
体を動かしたときに痛みを感じることが多く、それを繰り返すうちに、痛みが慢性化していきます。

慢性化した痛みは、完治まで時間を要するようになります。

また、痛みがある部分を動かさないでいると、筋肉が衰え、運動が制限されてしまうケースもあります。

痛みのせいで、不安や抑うつなど、精神的な症状に繋がる可能性もあります。

症状がでやすい場所

神経が通っている場所なら、どこにでも症状がでる可能性があります。

腰部分の神経が障害されると、腰・足・お尻など下半身に痛みが生じ、首の神経が障害されている場合は、首・肩・腕にかけて痛みが生じます。

病院での治療法

病院では主に、薬物療法、神経ブロック療法(※)や手術などが行われます。

※神経ブロック療法…局所麻酔を注射することで痛みをなくす方法

病院は何科?

医師女性
ペインクリニック内科整形外科を受診しましょう。

ペインクリニック内科・整形外科を探す

痛みを専門とする医療機関かかりつけ医(内科)で相談するのもいいでしょう。

病気②帯状疱疹

医師女性
帯状疱疹による水ぶくれが出る前段階で、ヒリヒリとした痛みが生じることがあります。

帯状疱疹は、過去に水ぼうそうにかかったことのある人なら、誰でも発症する可能性があります。
水ぼうそうのウイルスが神経節の中で潜んでおり、免疫力が低下したときに暴走し、症状があらわれます。

極度の疲労やストレスがある人、高齢者の発症が多いです。発症率は50歳以上で増加し70歳代が一番多いという統計です。

症状の特徴

  • ヒリヒリ・ピリピリした痛み
  • ズキズキする痛み
  • チクチク針で刺されたような痛み
  • 皮膚の違和感
  • 皮膚がひきつった感じ
  • 赤い水ぶくれができる

症状の経過

医師女性
皮膚に違和感があらわれ、徐々に痛みが強くなってきます。

ヒリヒリ・ズキズキとした痛みがあらわれますが、このとき皮膚にはまだ何の症状もありません。そのため、「どこかで痛めたかな?」「低温やけどをしたかな?」という程度の人もいます。

その後も痛みは強くなり、灼熱感を帯びるようになると、皮膚に赤い水ぶくれのようなものができます。

症状がでやすい場所

主に、腕や胸、背中など上半身にみられることが多いです。顔や首、下半身にあらわれる可能性もあります。

病院での治療法

抗ウイルス薬による治療が行われます。

ただし、抗ウイルス薬は皮疹発症後72時間以内に服用しなければ効果が期待できません。ヒリヒリとした痛みのあとに発疹があらわれた場合は、すぐに受診するようにしましょう。

病院は何科?

医師女性
帯状疱疹が疑われるときは、皮膚科を受診しましょう。

皮膚科を探す

病気③更年期障害

医師女性
女性ホルモンの急激な減少により、様々な不調が起こります。皮膚が敏感になり、乾燥することで、少しの刺激でも肌に違和感を覚えるようになります。

ほとんどの女性が、50歳前後で更年期障害を経験します。

症状の特徴

  • 肌がヒリヒリ・ちくちくする
  • 肌のかゆみ
  • ほてり
  • イライラする

症状の経過

医師女性
最初はムズムズ程度の違和感ですが、放っておくとバリア機能が失われた皮膚が炎症を起こし、かゆみや赤みを引き起こします。

症状がでやすい場所

服がこすれるウエスト部分や、肌着が触れる部分に違和感があらわれます。

病院での治療法

女性ホルモンを調整する治療を行い、皮膚には適切な保湿剤をぬります。

病院は何科?

医師女性
皮膚のヒリヒリ感が強い場合は、皮膚科に行きましょう。

皮膚科を探す

医師女性
肌以外にも困っている症状がある場合は、婦人科を受診するのも一つです。

婦人科を探す

早く治すために自分でできること

皮膚ヒリヒリ 外傷なし 何科

医師女性
皮膚のバリア機能を高めるために、日常から保湿剤をぬり、保護する習慣をつけましょう。
ただし、皮膚に痛みを感じた場合は、自己判断せず医者の指示を仰ぐのが基本です。

市販薬は?

痛みが我慢できないときは、市販の鎮痛剤を用いることも可能です。しかし、必ず薬剤師に相談の上、自分に合った薬を選んでもらいましょう。

食べ物は?

残念ながら、痛みを和らげる働きをもつ食べ物はありません。バランスのよい食事を摂ることで、肌を健やかな状態に保ち、症状がこれ以上進行しないように努めましょう。

日常生活で気をつけること

入浴の際、お風呂の温度はぬるめにしてください。熱すぎるお湯は皮膚に刺激を与えてしまいます。

また、散歩など適度な運動をして、体を動かすことも大切です。痛みの不安から外に出るのも億劫になり、身体の機能が衰えると「うつ状態」になり、さらに痛みを感じやすくなります。

気分転換をするために、美味しいものを食べに行く、好きな映画やテレビを見るなど、自分なりの楽しみを見つけるようにしてください。

これはNG!やってはいけないケア

医師女性
症状の改善がみられないのに、むやみにいろんな市販薬を服用するのはやめましょう。

痛みが続く場合は放置せず、必ず病院に行ってください。

参考
一般社団法人日本ペインクリニック学
https://www.jspc.gr.jp/Contents/public/kaiin_guideline06.html
帯状疱疹.jp
https://taijouhoushin.jp/symptom/

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長谷川 佳子 先生

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形成外科医

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北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
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平成29年2月より小田原銀座クリニックに勤務

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