なぜ?傷口の汁が止まらない…これ大丈夫?対処法と病院に行く目安

公開日:2020-11-19 | 更新日:2020-12-21
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なぜ?傷口の汁が止まらない…これ大丈夫?対処法と病院に行く目安

「傷口の汁が止まらない…」
「大量に出てくるけど大丈夫…?」

お医者さんに、傷口の汁が止まらない原因を聞きました。
「正しい処置」や「病院に行くべき症状」についても解説します。


監修者

長谷川 佳子 先生

小田原銀座クリニック
形成外科医

長谷川 佳子先生

経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
平成26年よりKO CLINICに勤務
平成29年2月より小田原銀座クリニックに勤務

傷口の汁が止まらないのはなぜ?

ケガをすると、傷口を治すために、細胞を修復する成分を含んだ浸出液が出てきます。
傷が深かったり大きかったりすると、浸出液が多く出るため「止まらない」と感じるケースがあります。

たくさん汁が出ているけど…大丈夫なの?

医師女性
擦り傷や切り傷をしたときに、必ず傷から浸出液が出ますが、傷を治す成分がたくさん含まれているので、あまり心配ないです。

ただし、次のような症状が見られる場合は注意が必要です。

<要注意の症状>

  • 緑色や黄色の膿が出ている
  • 浸出液にねばり臭いがある
  • 痛みが悪化している
  • 傷口がを持っている
  • 傷口が赤く腫れる
  • 傷口に近い関節のリンパ節が腫れる

このような場合、傷口に付着した異物や壊死した皮膚組織によって細菌感染を起こし、化膿している可能性があります。病院を受診しましょう。

病院は何科?

医師女性
皮膚科または形成外科を受診しましょう。

一般的に、皮膚科では投薬を中心に治療し、形成外科では手術を中心に治療します。

皮膚科、形成外科を探す

浸出液が出ているときの正しい処置

医師女性
患者さん自身でできる処置の方法ご紹介します。
  1. 傷口が汚れている場合は、流水でしっかりと洗い流しましょう
  2. 砂などの異物を洗い流せないときは、清潔なガーゼや綿棒で取り除いてください。石鹸を用いるのも有効です。
  3. 清潔なタオルやティッシュペーパーで、水気を取りましょう
  4. 浸出液が乾かないように、傷口を絆創膏(創傷治癒効果のある絆創膏がおすすめ)で覆いましょう。

こんなときは早急に病院へ

医師女性
傷口の悪化だけでなく、呼吸数・心拍数・脈拍・血圧などの変化、寒気や発熱、動悸、頭痛など、その他の症状が見られる場合は、特に注意が必要です。

早めに皮膚科、形成外科など医療機関を受診しましょう。

皮膚科、形成外科を探す

早めの受診をおすすめする理由

医師女性
早期に病院で検査を受けることで、短期間かつ傷跡を残さずに、治せる可能性が高いです。

また、細菌感染している場合、敗血症(※1)や蜂窩織炎(※2)などのリスクがあり、入院手術が必要になることがあります。

(※1)敗血症:細菌をはじめとする種々の病原体が血管やリンパ管の中に入って組織や臓器など全身に障害を引き起こす病気

(※2)蜂窩織炎…皮膚から皮下脂肪にかけて細菌が入り込んで、赤く腫れる病気

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