【20代の尿漏れ対策】無意識に漏れる・急な尿意を感じる原因は?

更新日:2021-06-11 | 公開日:2020-11-27
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【20代の尿漏れ対策】無意識に漏れる・急な尿意を感じる原因は?

力を入れたりした瞬間などに、無意識のうちに漏らしてしまうことがあります。
尿漏れは、中高年だけの悩みではありません。
20代のまだ若いかたでも起こります。

「どうして尿漏れを起こしてしまうのか」「どうやって治療するのか」などを、お医者さんにお聞きしました。

監修者
荒牧 竜太郎 先生

荒牧内科
院長

荒牧 竜太郎先生

経歴

福岡大学病院
西田厚徳病院
平成10年 埼玉医科大学 卒業
平成10年 福岡大学病院 臨床研修
平成12年 福岡大学病院 呼吸器科入局
平成24年 荒牧内科開業

タイプ①笑ったり、重いものを持ったりすると無意識に出る【腹圧性尿失禁】

医師男性
骨盤内の臓器を支える骨盤底筋、尿道を締める尿道括約筋が弱まることで起こります。

このタイプの特徴

  • 急な動き(咳、くしゃみ、大笑い、重い物を持ち上げる等)で、お腹に力がかかることで起こる
  • 女性に多くみられる

骨盤底筋がゆるむと膀胱の出口が下がり、腹圧がかかったときに尿漏れが起こりやすくなります。また、膀胱に尿が溜まっているところへ腹圧が強くかかると、尿道括約筋が耐えられず、尿漏れが起こります。

骨盤底筋がゆるむ原因

  • 出産:骨盤筋肉が伸ばされるため(腹圧性尿失禁の約90%が出産経験者)
  • 閉経:女性ホルモンの分泌が低下し、筋肉の張りや弾性が消失する
  • 加齢:加齢に伴い筋力が低下する
  • 便秘:慢性的な便秘によって尿道や膀胱を圧迫する
  • 肥満:常に腹部に圧がかかっている状態になる
  • 骨盤内の手術
  • 喘息

自分でできる改善策

  • 肥満の人は減量する
  • 骨盤底筋体操(2~3か月程度)で筋力を強化する

骨盤底筋体操1

  1. 仰向けに寝て、足を肩幅くらい開く
  2. 体の力を抜いて、肛門、膣、尿道周辺の筋肉を締める
  3. 締めた状態からゆっくり戻す

※②、③を5~10回程度繰り返し行う

骨盤底筋体操2

  1. 立った状態で両手を机の上に置き、足を肩幅くらいに開く
  2. 背筋を伸ばして、顔は正面を向く
  3. 体の力を抜いて、肛門、膣、尿道周辺の筋肉を締める
  4. 締めた状態からゆっくり戻す

※③、④を5~10回程度繰り返し行う

骨盤底筋体操3

  1. 仰向けに寝て、足を肩幅くらいに開いて膝を立てる
  2. 体の力を抜いて、肛門、膣、尿道周辺の筋肉を締める
  3. そのまま、おしりと背中をゆっくり持ち上げる
  4. 元の状態に戻す

※②~④を5回程度繰り返し行う

タイプ②トイレに間に合わない【切迫性尿失禁】

医師男性
多くの場合、特に原因はなく、自分の意志とは関係なく、膀胱が収縮するために起こります。

このタイプの特徴

  • 頻尿を伴うことが多い
  • 夜中に2~3回トイレに行く
  • 突然尿意が起こるため、トイレに間に合わずに漏れてしまう

尿意を感じる脳や神経の伝達障害、膀胱の知覚過敏、膀胱炎等が原因で起こる場合もあります。また、膀胱瘤、子宮脱等の骨盤臓器脱が原因になっていることもあります。

自分でできる改善策

  • 肥満傾向の人は減量をする
  • 水分、カフェインを過剰摂取しない
  • 尿意を我慢して、尿を溜める畜尿訓練(膀胱訓練)をする
  • 骨盤底筋体操を行う

タイプ③頻尿を伴う【過活動膀胱】

医師男性
膀胱の活動が過剰・過敏になることで起こります。

このタイプの特徴

  • 突然の我慢できない尿意で、漏れそうになったり、漏れてしまったりする
  • 外出中は尿意がなかったのに、家のドアを触った瞬間に尿意が起こる
  • 尿意の切迫感
  • 日中頻尿
  • 夜間頻尿
  • 女性に多い

脳血管障害、パーキンソン病、脊髄疾患、前立腺肥大症等が原因になっています。
また、加齢、ストレス、自律神経の乱れ、肥満、高血圧等が原因で起こる場合もあります。

自分でできる改善策

  • 畜尿訓練(膀胱訓練)
  • 骨盤底筋体操1~3

前述した2つの取り組みを行うことで、症状を改善できます。

こんな場合は、病院で治療しよう

医師男性
次の症状が出ているときは、病院を受診してください。
  • 尿意切迫感が続く
  • 1日の排尿回数が8回以上
  • 夜中に2~3回トイレに行く
  • トイレに行く回数が急に増えた
  • 尿失禁が続く
  • 骨盤底筋体操を行っても(2~3か月程度)症状の改善がない

20代なのに…病院に行くのが恥ずかしい

医師男性
医療機関を受診して、原因に合った治療や薬の処方を受けることで、症状の改善が期待できます。

尿漏れの原因はさまざまなので、自己流のケアだと改善が期待できない場合があります。

また、なんらかの「疾患」が原因で尿漏れが起きている場合もあります。そのため尿漏れで困っている場合には、できるだけ早めに医療機関を受診することをおすすめします。

尿漏れは、命に関わることは少ないですが、著しく生活の質を低下させる原因になります。

尿漏れは何科?

医師男性
尿漏れで悩んでいるときは、泌尿器科の受診をおすすめします。

泌尿器科を探す

尿漏れの治療法

医師男性
骨盤底筋訓練といった保存的治療では症状の改善が見られない場合は、薬物療法や手術療法が行われます。

薬物療法

腹圧性尿失禁
尿道を締める作用をもつβ受容体刺激薬等

切迫性尿失禁
膀胱の筋肉をほぐして、収縮を抑制する作用をもつ抗コリン薬等

過活動膀胱
抗コリン薬とβ3アドレナリン受容体作動薬

手術療法

尿道の裏側にメッシュのテープを通して尿道を支える手術(TVT、TOT手術)

▼参考
公益社団法人 日本産婦人科医会 尿失禁について教えてください
https://www.jaog.or.jp/qa/oldage/jyosei200108/
一般社団法人 日本泌尿器科学会 尿が漏れる・尿失禁がある
https://www.urol.or.jp/public/symptom/04.html
徳島県医師会 尿失禁
https://www.tokushima.med.or.jp/kenmin/doctorcolumn/hc/214-3284
中野区医師会 過活動膀胱には我慢が大切
https://www.nakano-med.or.jp/topics/2014/06.php

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