膀胱炎を治すには|自然治癒する?市販薬は?血尿がでたら病院へ

公開日:2019-11-08 | 更新日:2021-05-25
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膀胱炎を治すには|自然治癒する?市販薬は?血尿がでたら病院へ

血尿を伴う膀胱炎には急性膀胱炎と出血性膀胱炎があり、それぞれ原因と治し方が異なります。
自然治癒や市販薬での治療が可能な場合、病院を受診した方が良い場合について、医師が詳しく解説します。


監修者

荒牧 竜太郎 先生

荒牧内科
院長

荒牧 竜太郎先生

経歴

福岡大学病院
西田厚徳病院
平成10年 埼玉医科大学 卒業
平成10年 福岡大学病院 臨床研修
平成12年 福岡大学病院 呼吸器科入局
平成24年 荒牧内科開業

膀胱炎は…「自然に治る?」

トイレットペーパー

医師男性

膀胱炎の症状が出現した直後で、血尿などがない場合は、さほど細菌数が増加していないケースがあります。
免疫力が低下していない人ならば、

  • 水分をしっかり摂取する
  • トイレにこまめに行く

など正しい対処法を行うことができれば、薬を服用しなくても自然治癒が見込める場合があります。

ただし、血尿・発熱などは病院へ!

医師男性
下記の場合には早急に医療機関を受診してください。
  • 尿の色が濃くなってきた
  • 血尿や発熱がある
  • がんの治療中である
  • 糖尿病等の免疫力が低下する病気を患っている
  • 突然尿が出なくなる
  • 排尿痛がひどい
  • 下腹部に持続的な痛みがある

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「市販薬」は飲んでもいい?

医師男性
市販薬を服用は可能ですが、「3日以上市販薬を服用しても症状が快方に向かわない場合」は、速やかに市販薬の服用を停止して医療機関を受診するようにしてください。

緊急時や忙しくて医療機関を受診できない場合等に市販薬を使用するケースもあると思います。
市販薬を使用する場合、抗菌作用、利尿作用、抗炎症作用、鎮痛作用をもつ生薬配合の漢方薬を選びましょう。
症状が軽い場合や症状に合った薬を使用した場合は快方に向かう場合もあるようです。
ただし、市販薬は、医療機関で処方される薬とは効能が異なるため、症状が改善されないケースも多々あり、かえって症状を長引かせたり、悪化させる可能性もあります。
そのため、早く症状を改善させたい場合には、医療機関を受診して、診断をしてもらった上で薬を処方してもらうことをおすすめします。

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膀胱炎が「治るまでの過ごし方」

ミネラルウォーター

医師男性
膀胱炎が治るまでは、下記の7つの行動を心がけましょう。
  1. 毎日の排尿量が1~1.5リットルになるようにしっかり水分を補給して、膀胱内の細菌を尿とともに体外へ排泄する。
  2. 排尿を我慢しない。
  3. 冷えないように注意して(特に下半身)お腹を温めるようにする。
  4. 風邪や疲労等により免疫力が低下すると膀胱炎を悪化させる場合があるので体調管理をしっかりする。
  5. 体の抵抗力や免疫力を維持できるように、栄養と睡眠を十分にとる。
  6. 毎日入浴するようにして、下着やナプキン、おりものシート等もこまめに交換して清潔な状態をキープする。
  7. 膀胱炎が改善されるまでは性行為は控える。

また、症状が改善していても、自分の判断で治療をやめずに、最後まで薬を飲む、医療機関を受診することも大切です。

「膀胱炎の血尿」の特徴

医師男性
膀胱炎が悪化すると、血尿がでることがあります。

ほんの少し赤く見える血尿から、血の塊が混入している血尿までみられます。血尿がみられる膀胱炎の場合、多くのケースで頻尿、排尿痛、残尿感を伴います。
膀胱は血流が多い臓器で、膀胱壁にたくさんの細い血管が巡っています。
その細い血管が、感染の影響により、もろくなり、出血しやすくなると考えられています。また、腎臓・尿管・膀胱・尿道の炎症や傷で、血尿が起こる可能性があります。

「急性膀胱炎」による血尿

医師男性
急性膀胱炎は、細菌が膀胱内に入り込み炎症が生じる疾患です。
膀胱の内側表面は、柔らかい粘膜でできています。
膀胱炎の発症によって粘膜が炎症を起こし、症状が悪化すると出血して、血尿が起こる可能性があります。

「出血性膀胱炎」による血尿

医師男性
出血性膀胱炎は、出血が起こる膀胱炎です。
尿の中に血が少し混ざっているというよりは、尿全体が均等に赤く見える状態の血尿が見られます。

血尿にくわえて、排尿痛、頻尿、残尿感を伴うケースが多いです。
症状が軽い場合は、肉眼では確認できないほどの出血ですが、中等度になると肉眼で確認できる出血になり、重症化すると血の塊が生じる場合もあります。
血尿が悪化すると、膀胱タンポナーデ(膀胱内に血液の塊が生じて排尿が困難になる)に陥る恐れがあります。この場合には、一刻も早い処置が必要になります。
出血性膀胱炎は、医薬品や他の病気により発症するケースもあります。

原因として考えられる医薬品

  • 抗がん薬(シクロホスファミド、イホスファミド)
  • 抗アレルギー薬
  • 免疫抑制剤
  • 抗生物質等

その他、出血性膀胱炎の原因となること

  • 放射線治療を受けた経験がある場合
  • 高齢の方
  • 神経因性膀胱
  • 糖尿病
  • 尿路結石
  • 肝機能障害

こんな症状は「病院を受診」

医師男性
膀胱炎が疑われる場合は、泌尿器科を受診しましょう。
症状が軽い場合は内科で内服処方も受けられます。

病院では、血尿を起こしている原因の疾患に対する治療が行われます。
膀胱炎の多くは細菌感染が原因なので、抗菌治療薬を用いた治療が行われます。
通常、投与後7~10日間ほどでほぼ症状が改善されるケースが多く、治療開始が早いほど改善も早いです。

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経歴

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平成10年 埼玉医科大学 卒業
平成10年 福岡大学病院 臨床研修
平成12年 福岡大学病院 呼吸器科入局
平成24年 荒牧内科開業

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