なぜ?頻尿になる原因。夜中にトイレに起きる…ストレス?20代の女性に多い?

更新日:2022-08-12 | 公開日:2020-01-28
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なぜ?頻尿になる原因。夜中にトイレに起きる…ストレス?20代の女性に多い?

「ストレスや緊張ですぐトイレに行きたくなるのはなぜ?」
「最近、急にトイレが近くなった気がする…」

頻尿になる原因や、症状を和らげるための対処法を解説します。

頻尿は20~30代の若い方にもよく見られる症状です。
病気が隠れているケースもあるため、症状が続く場合は要注意です。

監修者
岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

頻尿になる5つの原因

医師男性
  1. ストレス
  2.  緊張
  3.  冷え
  4. 食べ物・飲み物
  5. 加齢

頻尿には、上記5つの原因が考えられます。

① ストレス

医師男性
ストレスの蓄積によって、心因性頻尿が引き起こされることがあります。
心因性頻尿とは、膀胱に尿が溜まっていないのに、強い尿意を感じてしまう状態です。

「トイレが近い」という気持ちがストレスになり、頻尿となる場合もあります。

また、ストレスで夜間頻尿が起こることはあまりありません
心因性排尿の場合、膀胱にたまる尿の量に変化はなく、眠っているときは排尿のことを忘れてしまうので、夜間頻尿が起こることは少ないです。

ストレスによる頻尿の対処法

気持ちをリラックスさせることが大切です。
ご自身での対処が難しい場合は、心療内科・精神科で相談してみるのも良いでしょう。
医療機関では、薬物療法などの治療が受けられます。

心療内科を探す

②  緊張

医師男性
緊張していると膀胱の神経が過敏になり、トイレが近くなることがあります。
これは、ストレスによる心因性頻尿の一つです。

20代~30代の若い世代も含め、誰にでも起こり得る症状であるため、一時的なものであれば心配ありません。

緊張による頻尿の対処法

呼吸を深くする、体を軽く動かす、別のことを考えるなどをして、緊張を解きましょう。

③  冷え

医師男性
体が冷えると膀胱が縮むため、尿意を感じやすくなります。

冷えによる頻尿は、20代~30代の若い世代にもよく見られます。

冷えによる頻尿の対処法

首回り、足首、手首を冷やさないようにしてください。
洋服は薄着を避けて、腰回りはカイロ、腹巻きなどを着用すると良いでしょう。
また、1日の最後には入浴して体を温めてあげましょう。

食事は温かいものを中心にとり、水分補給も常温か温かい飲み物を摂ることをおすすめします。

④ 食べ物・飲み物

医師男性
利尿作用のあるお茶やコーヒー、お酒は尿の回数を増やします。
また、冷たい食べ物は体を冷やすので、トイレが近くなる原因になります。

食べ物・飲み物による頻尿の対処法

常温か温かい飲み物を飲むようにしましょう。
冷たい飲み物、氷を入れた飲み物は体を冷やすため、頻尿の原因となります。

アルコール、お茶などは利尿作用が強いので、大量に摂取するのは避けましょう。

⑤  加齢

医師男性
加齢で膀胱の機能が低下すると、「過活動膀胱」によって頻尿になりやすいです。
過活動膀胱とは、尿が溜まっていないのに膀胱が活動してしまう状態です。

特に出産経験のある女性は、骨盤の筋力低下で膀胱や子宮の位置が下がり、頻尿を発症することがあります。

男性の場合、加齢に伴う前立腺の肥大化(前立腺肥大症)によって、尿道が圧迫されて頻尿になるケースがあります。

加齢による頻尿の対処法

水分の過剰摂取を控えましょう。
排尿時は、尿を出し切って溜めないようにします。
また、運動をして体の筋肉を鍛え、緩んだ膀胱の筋力をアップしましょう。

「頻尿」といわれる目安

医師男性
次の症状に当てはまる場合、頻尿と判断されます。
  •  1日に8回以上排尿する(個人差あり)
  • 尿を出した後に、すぐまた尿意を感じる
  • 夜間に何度もトイレに起きる
  • トイレに間に合わずに漏れてしまうことがある

なぜ?「急にトイレが近くなった」場合

医師男性
急な頻尿は、なんらかの病気が原因となっている可能性があります。
特に膀胱炎子宮筋腫による頻尿は、若い女性の多く見られる症状です。
尿をよく我慢する人は、膀胱炎を発症しやすくなります。

妊娠中は頻尿になりやすい

妊娠に伴い、赤ちゃんが大きくなり、膀胱が圧迫されて頻尿を感じる人もいます。

夜間にトイレに行きたくなるのはなぜ?

医師男性
  • 寝る前に水分やアルコール、カフェインを多く摂った
  • 服用している薬の副作用
  • 腎機能が低下している

といった原因が考えられます。

尿意で夜に目覚める症状は、「夜間頻尿」と呼ばれています。
腎臓の病気が隠れているケースもあるため、注意したい症状です。

夜間頻尿のチェックリスト

医師男性
次のような症状があるときは、夜間頻尿が疑われます。
  • 夜間に1度以上トイレのために起きる
  • 夜間排尿のため睡眠不足、生活に支障が出ている

頻尿対策2つの対処法

医師男性

頻尿の改善には、

  1. 膀胱トレーニング
  2. 市販薬を使用する

といった対処をおすすめします。

繰り返す頻尿の症状にお困り場合には、まず上記の方法を試してみましょう。

① 膀胱トレーニング

医師男性
膀胱を鍛えると、尿を溜める能力が向上し、頻尿が改善する場合があります。

トレーニング方法

  1. 肛門や尿道、膣に力を入れて5秒ほどキープ。
  2. キープしたあと緩める。
  3. ①~②を繰り返す

②  市販薬を使用する

ご自分の症状にあったものを使いましょう。
以下の市販薬の例です。

<ハルンケア>
体力低下、加齢による頻尿、冷えの尿もれ、などにおすすめです。
ジオウ、タクシャ、ボタンピ、ブクリョウ、サンシュユ、サンヤク、ケイヒ、炮附子といった生薬を配合が配合されているので、頻尿、残尿感、尿もれなどに対応しています。

<ユリナール>
夜間頻尿、頻尿などにおすすめです。
硬く縮まった膀胱の排尿筋を柔らかくする生薬(シャゼンシ、オウゴン、ニンジンなど)が配合されているので、夜間頻尿に働きかけます。

頻尿で受診する目安

医師男性
  • 頻尿の症状が1週間以上続いている
  • 頻尿を気にして外出できないなど生活に支障が出ている
  • 夜間頻尿で眠れない日が続いている

といった場合は、頻尿で体調を悪くするリスクが高いので、医療機関の受診をおすすめします。

何科に行くべき?

医師男性
頻尿でお困りのときは、泌尿器科を受診しましょう。

泌尿器科を探す

頻尿になる病気

医師男性
頻尿の症状が出る病気には次のものがあります。
病名 なりやすい人 症状の特徴
膀胱炎 20代~30代の女性 頻尿、排尿のときに痛みがある、強い尿意を感じるなど
子宮筋腫 20代~30代の女性 下腹部の圧迫感、頻尿、圧迫感、生理異常など
骨盤性器脱 出産経験のある女性 頻尿、頻尿困難、尿失禁など
過活動膀胱 年配の女性 頻尿、尿意切迫、尿もれなど
糖尿病 年配の男女 頻尿、夜間頻尿など
前立腺肥大症 年配の男性

頻尿、残尿感、尿もれなど

病気を放置すると

医師男性
病気が原因となっている場合は、病気が悪化して、頻尿以上の症状を引き起こします。

膀胱炎は腎臓病、子宮筋腫は、筋腫が大きくなって月経異常により不妊、前立腺肥大は、尿がたまり腎臓病を招くなどのリスクがあります。

血尿は「泌尿器科」へ

医師男性
頻尿に加えて血尿の症状がある場合、重い病気も疑われます。
念のため泌尿器科を受診し、原因を調べてもらいましょう。

血尿で疑われる病気

  • 膀胱炎
  • 膀胱がん
  • 腎がん
  • 前立腺がん
  • 尿管がん

泌尿器科を探す

※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています

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