サメ肌を治すには?急に肌がザラザラする原因はターンオーバー異常かも

更新日:2022-08-12 | 公開日:2019-01-28
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サメ肌を治すには?急に肌がザラザラする原因はターンオーバー異常かも

「肌が固い」「ザラザラしている」
このような状態の肌を、一般的に「サメ肌」と言います。
しかし、これは病名ではありません。

それでも、このような肌状態に悩んでいる女性が、多くいます。
サメ肌は、何が原因で起こるのでしょうか。
また、対処方法はあるのでしょうか。

監修者
経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任

急に“サメ肌”になる原因は“ターンオーバーの異常”かも

医師女性
サメ肌は、ターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)の停滞によって厚くなった「角質」だと考えられます。

皮膚の表面では、常にターンオーバーが行われています。
基底膜(表皮の底辺)から産まれた基底細胞が、最終的には角質細胞(表皮の表面)になっていきます。
通常であれば、角質細胞は、肌を表面で守る役目を終えた後、垢になって剥がれ落ちます。

しかし、何らかの影響でターンオーバーに異常が起こり、保湿機能が働いていない状態の角層が垢にならずそのまま肌に残ることがあります。

すると、角層が厚くなって、肌が硬くザラザラした質感になるのです。

医学的には“毛孔性苔癬”という状態

サメ肌のように急に“肌がザラザラ”する場合は、種別を分けるとすれば、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)という皮膚病に状態が近いかもしれません。

毛孔性苔癬の症状

  • カサカサする
  • パラパラと粉にようなものが剥がれ落ちる
  • キメが粗くなる
  • 毛穴が目立つ

※痛み・かゆみなどの症状は、普段はほぼありませんが、冬の空気が乾燥する時期には、かゆみが現れることもあります。

毛孔性苔癬になりやすい人

医師女性
  • 肥満傾向
  • アトピー性皮膚炎を患っている
  • 尋常性魚鱗癬(※)を患っている

上記の人は、毛孔性苔癬を発症しやすいと言われています。

(※)尋常性魚鱗癬…皮膚が乾燥して硬くなり、魚のウロコのようになる病気

肥満の場合は、新陳代謝低下などで角質が溜まりやすくなり、発症リスクを高めると考えられます。
また、遺伝による体質が要因の一つになることもあります。

治すには…とにかく“保湿”が大事

医師女性
サメ肌のケアは、何よりも保湿することです。
保湿すると、肌の表面が柔らかくなるだけなく、正常にターンオーバーを行う手助けにもなります。

保湿を続けていけば、肌の状態は少しずつ改善していくでしょう。
サメ肌は加齢とともに減っていくことが多いので、過度に悩まずにゆっくり構えてください。

個人差はありますが、成人した頃になくなる人や、30代~40代でなくなる人が多いです。

肌の保湿する方法

 

肌の保湿には、

  • 「化粧水」で角質層まで水分を浸透させる
  • 「乳液」「クリーム」などで肌水分の蒸発を防ぐ

などの方法があります。

 

体の乾燥が気になる方は、「ボディクリーム」や「ボディオイル」を使ってケアしてください。

入浴時に「保湿系の入浴剤」を活用するのもよいです。

どんな保湿剤がおすすめ?

油分を含み、皮膚の水分を守ってくれるものを選びましょう。季節によって変えても良いです。
冬は「ワセリン」など油分の多い軟膏クリーム、夏はさっぱりのローション(乳液)タイプが良いでしょう。

保湿のやり方OK例・NG例

OK例

  1. 保湿はお風呂上がりに行う
  2. まずは水分と保湿成分入りの化粧水をたっぷりつける
  3. ある程度水分が浸透したら、保湿力の高いクリームや乳液をつける

※保湿したい箇所より広めにつけるとよいでしょう。

NG例

  • クリームや乳液が少なすぎる

→乾燥の原因となるので、たくさんつけるようにしましょう。

ビタミンA・βカロテンでの摂取もおすすめ!

医師女性
ビタミンAやβカロテンは、皮膚や粘膜を正常に保つのに有効です。
食生活に取り入れて積極的に摂取しましょう。

なお、ビタミンAは摂りすぎると過剰症を引き起こすことがあるため、注意が必要です。
βカロテンの形で体に取り入れれば、必要量がビタミンAに変換されるので過剰症になることがありません。

栄養素

豊富に含まれる食材の例

ビタミンA

レバー、バター、卵黄、ニンジン、うなぎ、モロヘイヤ、ほうれん草

βカロテン

にんじん、ほうれん草、ピーマン、かぼちゃ

油と一緒に摂取するのがおすすめ!

ビタミンA・βカロテンは、油と一緒に摂取すると、吸収力が良くなることがわかっています。
炒めたり、油を引いて焼いたりして、食べてみてくださいね。

サメ肌が治らない人が無意識にやっていること

医師女性

保湿してもサメ肌が治らない場合、

  • 保湿が足りていない
  • 皮膚を触っている(掻いている)
  • 食べ過ぎ(ビタミン不足)

などが原因として考えられます。

皮膚を触ったり、掻いたりしないよう、サメ肌になっている箇所は衣類を身につけましょう。
また、入浴で洗浄して生活にした後に保湿を怠らないようにしてください。

食事やおやつは、適量を摂るようにしましょう。
油分・糖分の摂取が多いと肌荒れを起こしやすくなるので要注意です。

サメ肌は、皮膚科で治療できるの?

医師女性
皮膚科、美容皮膚科どちらでも治療可能です。

保険治療の場合、尿素軟膏(角質を柔らかくする)、赤みを抑える軟膏などが処方されます。

美容皮膚科でできること

 

美容皮膚科は保険適用外ですが、

  • レーザーピーリング・ダーマペン(角質をレーザーなどで取り除く)
  • ケミカルピーリング(角質を薬剤で取り除く)
  • トレチノイン(ビタミンA誘導体の塗り薬)

といった、さまざまな方法で治療を行えます。

特に、こんな症状は早めの受診がおすすめ

医師女性
  • 「カサカサ」や「毛穴のぶつぶつ」が増えてきた
  • かゆみを感じてきた

といたことがあれば早めに受診しましょう。

早期治療スタートで、悪化するリスクを避けられることが多いです。

皮膚科を探す

皮膚科では、どんな治療を受けられるの?

医師女性
病院で行うサメ肌治療は、乾燥やごわつきの症状を和らげる治療が、中心になります。

治療例

治療内容

保険適用かどうか

保湿剤の処方

  • 角層を柔らかくする成分を含む保湿剤(尿素)などによるケア
  • 保険適用

ピーリング

  • 余分な角層を取り除く
  • ターンオーバーを促進する
  • 保険適用外
  • 費用:1回10,000円程度
  • 複数回の治療が必要なことが多い
  • 赤みが治療後に出ることもある

ピーリングレーザー

  • 余分な角層を取り除く
  • ターンオーバーを促進する
  • 保険適用外
  • 費用:1回20,000円〜30,000円程度
  • 複数回の治療が必要なことが多い
  • 赤みが治療後に出ることもある

皮膚科を探す

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