激痛で夜中に眠れない…五十肩(肩関節周囲炎)の主な治療方法は?

公開日:2018-11-26 | 更新日:2020-08-27
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激痛で夜中に眠れない…五十肩(肩関節周囲炎)の主な治療方法は?

中年の人がなりやすい五十肩。40代を過ぎて、肩が痛く、動かしにくくなったら、その可能性があります。
五十肩はだれでも起こりうる病気ですが、「そのうち良くなる」と見逃しておくのはよくありません。

今回は、肩関節周囲炎のしくみや、見逃してはいけない理由、関連する病気、治療法などを解説します。
40代以降の方、あるいは近づいている方は、ぜひ参考にしてください。

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監修者

河合 隆志 先生

フェリシティークリニック名古屋
医学博士

河合 隆志先生

経歴

’97慶應義塾大学理工学部卒業
’99同大学院修士課程修了
’06東京医科大学医学部卒業
’06三楽病院臨床研修医
’08三楽病院整形外科他勤務
’12東京医科歯科大学大学院博士課程修了
’13愛知医科大学学際的痛みセンター勤務
’15米国ペインマネジメント&アンチエイジングセンター他研修
’16フェリシティークリニック名古屋 開設

激痛で、夜中に眠れないことも…

その名の通り、中年期以降(特に50代)に多い病気です。
特別な原因がなくても起こり、肩関節が痛みます。
肩を動かすと痛みが増し、動かさないでいると肩の動きが悪くなります。
髪を整える、服を着替えるなどの動作に支障が出ます。

夜中に、眠れないほどの激しい痛みが、現れる場合もあります。
一般的には「四十肩」「五十肩」と言われますが、どちらも正式には「肩関節周囲炎」で、発症する年代で呼び方を変えているだけです。
関節を構成する骨、軟骨、靱帯(じんたい)や腱(けん)などが少しずつ老化し、動きが悪くなってきます。

そこに、無理に肩を動かそうとして負担をかけるため、肩関節および周囲の組織に炎症が起きるのが主な原因と考えられています。

1年くらいで良くなる人も

1年ほどで自然に良くなることはありますが、放置するとだんだん痛みが強くなる場合もあります。
悪化すると、肩関節の動きをよくする袋(肩峰下滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着してしまうため、関節が動かなくなることもあります。
痛みをがまんして無理に動かすと余計に肩を痛め、運動障害が残る可能性もあります。

五十肩に似ている腱板(けんばん)断裂

腱板(けんばん)断裂は、肩の深部にある肩腱板という組織が損傷した状態です。
腱板断裂も五十肩と似たような、肩関節の痛みがありますが、痛みの現れ方に違いがあります。

五十肩では腕を上げる動作そのものや「これ以上は上がらない」という動きの最後の時点で痛みが起こります。
腱板断裂では、腕を上げる途中の一定の範囲で痛みが起こることが多いです。
また、鍵盤断裂は、悪化しても関節の動きが固くなるのはまれです。

糖尿病だと五十肩に…?

糖尿病の患者さんに、五十肩が起こりやすいとされています。アメリカ糖尿病協会(ADA)によると、糖尿病にかかっている人の10~20%に五十肩がみられるという報告があります。

治療方法や姿勢の悪さについて

治療は主に、整形外科で行います。
痛みが強い急性期には、三角巾などで安静を計り、肩に負担をかけないようにすることもあります。
痛みを和らげるために、次のような治療を組み合わせます。

  • 消炎鎮痛剤の飲み薬や張り薬
  • ステロイド剤と局所麻酔剤の注射などの組み合わせ

痛みが弱まったら、肩を温めながら少しずつ動かすようにします。

  • 温熱療法(ホットパック、入浴など)
  • 運動療法(拘縮予防や筋肉の強化)

これらを組み合わせたリハビリを行います。
また、五十肩の原因には姿勢の悪さ(猫背、円背など)が関係している場合もあります。
よい姿勢を保(たも)てるようにするための運動や体操、生活指導を組み込んだりします。

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まとめ

近年は、スマートフォンやパソコンの、長時間使用による姿勢不良が、問題になっています。
使用時は正しい姿勢を保ち、15分おきに目を休め、体をほぐすようにしましょう。

肩周辺の筋肉のこわばりを防ぎ、血流をよくすると、肩関節の老化予防につながり、五十肩の予防にもなります。
これを機に日頃の生活習慣を振り返ってみましょう。

【参考文献】
日本整形外科学会HP
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/frozen_shoulder.html

東北大学整形外科教室HP
http://www.ortho.med.tohoku.ac.jp/shoulderstiffnes.php

日本理学療法士協会HP
http://www.japanpt.or.jp/upload/jspt/obj/files/guideline/10_shoulder_periarthritis.pdf


監修者

河合 隆志 先生

フェリシティークリニック名古屋
医学博士

河合 隆志先生

経歴

’97慶應義塾大学理工学部卒業
’99同大学院修士課程修了
’06東京医科大学医学部卒業
’06三楽病院臨床研修医
’08三楽病院整形外科他勤務
’12東京医科歯科大学大学院博士課程修了
’13愛知医科大学学際的痛みセンター勤務
’15米国ペインマネジメント&アンチエイジングセンター他研修
’16フェリシティークリニック名古屋 開設

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