自律神経失調症かも…病院は何科?診断方法と治し方【めまい・しびれ・微熱】

公開日:2020-05-19 | 更新日:2020-09-09
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自律神経失調症かも…病院は何科?診断方法と治し方【めまい・しびれ・微熱】

「最近イライラしてばかり…」
「急に泣きたくなるのはなんで…?」

こういった精神的な気持ちの変化に加え、めまいや頭痛、動悸といった体調の変化もあると、とてもつらいですよね。
その症状は、もしかしたら自律神経失調症かもしれません。

「自律神経失調症を疑う場合は何科に行けばいいのか」お医者さんに聞きました。
放置するとどうなる?治療で治すことができるの?といった疑問にもお答えします。

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監修者

岩瀬 利郎 先生

武蔵の森病院
院長

岩瀬 利郎先生

経歴

浜松医科大学 ・同大学院修了・博士(医学)
埼玉医科大学精神医学教室
石心会狭山病院(現埼玉石心会病院)精神科部長
医療法人弘心会 武蔵の森病院副院長を経て平成23年4月より現職

自律神経失調症かも。何科に行けばいい?

医師男性
まずは身体に現れている症状に合わせた診療科(内科や耳鼻いんこう科、婦人科など)を受診してみましょう。
そこで原因がわからず、症状が改善しない場合は、心療内科や精神科、メンタルクリニックなどを受診しましょう。

何科を受診しようか迷っている時には、直接病院に問い合わせてみると丁寧に教えてくれますので、決心がつかないときには聞いてみるとよいでしょう。

▼様々な全身症状がでている方

内科を探す

▼耳や鼻の症状、めまいがある方

耳鼻いんこう科を探す

▼婦人科関連の症状がある方

婦人科・産婦人科を探す

▼上記で症状が改善しない、ストレス症状が出ている方

心療内科・精神科を探す

病院の受診目安

医者

医師男性
・セルフチェック(※下期)に該当する症状が多い
・症状が2〜4週間続いている
・日常生活に支障をきたす
という場合は、病院に行きましょう。

自律神経失調症は、人によって症状が様々で、複数の症状が出ることが多いため、一定の受診目安をお伝えすることは難しいですが、辛い・苦しいと感じている場合は、我慢せずに、病院を受診することをおすすめします。

受診するタイミングは?

医師男性
症状が出ているときでも落ち着いているときでも、ご自身が行けるタイミングでいきましょう。

症状が出ていて、外出するのが嫌だという場合は落ち着いてからいきましょう。

自律神経失調症のセルフチェック

医師男性
「自律神経失調症かも…」
と心配な方は、セルフチェックしてみましょう。

当てはまる数が多いほど、自律神経失調症を発症している可能性が高いです。

<身体的症状>

  • 慢性的な疲労、だるさ
  • めまいや立ちくらみ
  • 片頭痛
  • 動悸、息切れ、窒息感
  • 火照り、発汗
  • 不眠、睡眠不足、寝つきが悪い
  • 悪夢、金縛り
  • 便秘や下痢
  • 微熱
  • 胸痛
  • 肩こり、腰痛
  • 耳鳴り
  • 手足のしびれや震え
  • 口やのどの不快感、つっかえ感
  • 頻尿や残尿感
  • 風邪でもないのに咳が出る
  • 気候の変化に弱い
  • 月経不順

<精神的症状>

  • イライラや焦り
  • 不安感
  • 疎外感
  • 気分の落ち込み
  • やる気が出ない
  • 憂鬱になる
  • 感情の起伏が激しい

病院に行くメリット

四葉

医師男性
症状や身体に合わせて、治療法やお薬の選択をしてくれます。

また、病院によっては、専門家によるカウンセリング等の心理療法や、ストレッチ等の理学療法など、症状や原因に合わせたアプローチをしてくれるので、適切な治療を受けることができます。

放置するとどうなっちゃうの?

自律神経失調症を放置すると、次のリスクが生じます。

  • 治りが遅くなる
  • うつ病など、深刻な病気を見逃す
  • 糖尿病、甲状腺機能異常症などの疾患を見逃す
  • 治療に時間がかかる
医師男性
ストレスや生活習慣が原因で自律神経が乱れていることが多いため、そのままの生活を続けていても改善することはほとんどないといえます。

原因にもよりますが、何かを変えない限りは治らないため、治すためには治療を受けましょう。

▼様々な全身症状がでている方

内科を探す

▼耳や鼻の症状、めまいがある方

耳鼻いんこう科を探す

▼婦人科関連の症状がある方

婦人科・産婦人科を探す

▼上記で症状が改善しない、ストレス症状が出ている方

心療内科・精神科を探す

あなたはどれ?自律神経失調症の4タイプ

医師男性
自律神経失調症は、主に4つのタイプに分けられます。
  1. 本態性型
  2. 神経症型
  3. 心身症型
  4. 抑うつ型

それぞれのタイプについて、詳しく解説します。

1.本態性型

医師男性
自律神経の調節機能が乱れやすい体質の方(虚弱体質・低血圧など)に多くみられます。

本能性型は、病院で検査をしても特に異常が見られない、ストレスなどが原因ではないのが特徴です。

どんな人がなりやすい?

子どもの頃からすぐに吐いてしまう、下痢しやすい、疲れやすい、冷え性、癇癪持ちといった傾向があります。

2.神経症型

医師男性
神経症型は、心理的な影響によって発症するタイプです。

神経質で、くよくよしがち、感受性が過敏であるなど、心理的な問題が原因となります。
イライラや不安感など、感情の移り変わりが症状に出やすい傾向にあります。

どんな人がなりやすい?

自分の体調の変化に対してとても敏感で、少しの精神的ストレスでも体調を崩してしまうような、精神状態に左右されやすいタイプの方です。

3.心身症型

医師男性
日々のストレスを無理に抑え込もうとすると発症してしまうことのあるのが、このタイプです。

自律神経失調症の中でも特に患者数が多いタイプと言われています。

身体的・精神的のどちらか、またはどちらにも症状が現れます。身体的な症状(下痢・吐き気・だるさ・微熱など)、精神的な症状(不安感・気分の落ち込み・やる気が出ない・憂鬱・焦燥感など)があり、出る症状は人それぞれ異なります。

どんな人がなりやすい?

周りの目を気にしすぎて自分の意見をはっきり言えない、神経が過敏でストレスに弱い性格の方に多いです。

また、引越しや転職など、環境の変化によるストレスなどが原因となるケースもあります。

4.抑うつ型

医師男性
3番の心身症型がさらに進行してしまうとこのタイプになります。
肉体的にも精神的にも複数の症状が現れることが多いと言われています。

やる気が起きない、気分がどんより沈んでいる、興味が湧かないといったうつ症状、身体的には、頭痛や微熱、倦怠感、食欲不振、不眠や寝付きが悪いなどの症状が現れます。

どんな人がなりやすい?

几帳面、努力家、真面目、完璧主義な性格の方がなりやすい傾向にあります。仕事などで頑張りすぎてしまったり、はっきりと断ることができなかったりと、ストレスに弱い性格なども原因になりえます。

自律神経失調症の治療法

医師男性
それぞれの患者さんの症状・タイプ・原因によって治療法が変わります。

基本的には症状に対する薬物療法を行い、並行してその他の治療法が適用されます。
心身両面に働きかける治療や、根本治療のために生活環境・習慣を整える指導が行われます。

具体的な治療法の例

  • 薬物療法
  • 自律訓練法などによるセルフコントロール
  • カウンセリングやリラクゼーション法などの心理療法
  • 指圧やマッサージ、整体や鍼灸、ストレッチなどの理学療法
  • 音楽療法、アロマテラピーなど、五感に働きかける治療法
  • 自己管理によるライフスタイルの見直し

※この他にも、医療機関によって専門分野や連携施設などがある、治療法も多岐に渡ります。

▼参考(文献・ウェブサイトなど)※ウェブサイトの場合は、「サイトのタイトル」→「URL」の順でご記載をお願いいたします。
・【医師が解説】自律神経失調症の症状・診断・治療 | こころみ医学
https://cocoromi-cl.jp/knowledge/psychiatry-disease/autonomic/about-autonomic/
・広報誌 健康倶楽部/2010年8月号 自律神経失調症ってどんな病気なの?/総合南東北病院
http://www.minamitohoku.or.jp/kenkokanri/201008/jiritsusinkei.html

監修者

岩瀬 利郎 先生

武蔵の森病院
院長

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経歴

浜松医科大学 ・同大学院修了・博士(医学)
埼玉医科大学精神医学教室
石心会狭山病院(現埼玉石心会病院)精神科部長
医療法人弘心会 武蔵の森病院副院長を経て平成23年4月より現職

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