なぜ?食べていないのにどんどん太る…“ストレス太り”をチェック!

更新日:2023-02-15 | 公開日:2022-01-14
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なぜ?食べていないのにどんどん太る…“ストレス太り”をチェック!

「そこまで食べてないのに太ってしまう…」
「これってストレスのせい?」

ストレスが原因で太ることがあるのかを、栄養士さんに聞いてみました。
ストレスを軽減させるためにできることや、無理なく続けられるダイエット方法のコツについても詳しく解説します。

監修者
神原 李奈 先生

株式会社Luce
栄養士・食育栄養インストラクター

神原 李奈先生

経歴

株式会社Luce・健康検定協会 所属
CA(客室乗務員)の仕事をきっかけに、健康と食の強い結びつきを実感し、食の世界に興味を持つ。大手料理教室の講師の経験を経て、栄養士を目指すことに。栄養士免許を取得後の現在は、現役CAとして世界中を飛び回りながら、栄養士として健康や食に関する情報を発信している。

食べていないのに太る…もしや「ストレス」のせい?

そこまで食べてないのに太ってしまいます。
思い当たるのが“ストレス”くらいなのですが…ストレスで太ってしまうことはあるんでしょうか…?
女性
専門家女性
はい、ストレスが原因で太ることはあります。
長い期間ストレスを抱えていると、あまり食べていないにも関わらず、太ってしまうことがあります。

過度なストレスにより、交感神経が優位な状態が続くと、自律神経の乱れに繋がります。
すると、生活リズムが狂ったり、代謝が悪くなったりして、痩せにくい体質になってしまいます。

また、ダイエットのための食事制限も、食べるのが好きな人にとってはストレスとなり、痩せにくい体質の原因となります。

「無意識にストレスをため込んでしまう」習慣

専門家女性

「そんなに食べていないのに太った」という方は、

  • 睡眠不足
  • 不規則な生活
  • 運動不足
  • バランスの悪い食事

に心当たりはありませんか?
当てはまる方は、自律神経のバランスが乱れているかもしれません。

① 睡眠不足

専門家女性
睡眠不足により、自律神経の切り替えがスムーズにいかず、交感神経が優位な状態になり、自律神経の乱れに繋がります。

また、睡眠不足だと心身ともに休めることができず、ストレスの蓄積にもつながります。

睡眠不足の日が続くと、ホルモンバランスも乱れやすくなります。これにより、さらに自律神経の乱れを悪化させる悪循環に陥ってしまうのです。

② 不規則な生活

専門家女性
副交感神経が優位な状態である夜間に活動するなど不規則な生活を続けていると、交感神経が優位な状態になり、自律神経の乱れに繋がります。

③ 運動不足

専門家女性
1日中ダラダラと過ごしていると、交感神経活性は低下し、自律神経の乱れに繋がります。

適度に体を動かすことにより、交感神経を程よく刺激して、自律神経のバランスを保ちましょう。

④ バランスの悪い食事

専門家女性
バランスの偏った食事ばかりとっていると、ホルモンバランスが乱れ、自律神経の乱れに繋がります。

脱!ストレス太り「いま、私ができること」

専門家女性

自律神経を整えて、ストレス太りから脱却するためには、

  • 1日7〜8時間の良質な睡眠をとる
  • 30分以上の運動を週2日以上行う
  • 生活のルーティーンを整える
  • 1日3食、バランスの良い食事をとる

といったことを行ってみるとよいでしょう。

対策① 1日7~8時間の良質な睡眠をとる

専門家女性
1日7〜8時間を目安に睡眠時間を確保してみましょう。
パジャマの素材寝室の温度、湿度、音、光などにも気をつけるとより快適に眠れるようになります。

また、良質な睡眠をとるために、以下の3ポイントを実践するとよいでしょう。

  • カフェインをとるのは、就寝の5~6時間前までにする。
  • 就寝の2~3時間前にお風呂に入る
  • 就寝の2~3時間前までに夕食を済ませる

また、就寝前のアルコールは睡眠を妨げてしまいます。“寝酒”は控えましょう。よけいに太ってしまう原因にもなります。

対策② 30分以上の運動を週2日以上行う

専門家女性
ウォーキングや軽いジョギングなどがおすすめです。

通勤時一駅前でおりて歩くなど、日常生活に組み入れると続けやすいと思います。
また、ひとりで運動するのが難しければ、ご家族やご友人といっしょに運動すると良いでしょう。

対策③ 生活ルーティーンを整える

専門家女性
平日も休日も、できるだけ同じサイクルで生活するようにしてみましょう。
起床したら、カーテンをあけて陽の光を浴びるとよいでしょう。

日中に活動し、夜はしっかり眠れるようにしましょう。

激しい運動をしすぎると、疲労やストレスの蓄積につながってしまうので、激しい運動は控えるようにしましょう。

その④ 1日3食、バランスの良い食事をとる

専門家女性
食事は、1日3食欠かさずに食べましょう。
和定食のようなイメージで、主食、主菜、副菜の揃ったバランスの良い食事を心がけると良いでしょう。

毎日規則正しく食事を取ることを意識すると、習慣化しやすいと思います。

また、朝食は起床してから1時間以内(8~9時ごろ)までに食べるようにしましょう。そうすることで体内時計も整いやすくなります。

どうしてもストレスが溜まる!上手に発散する方法は?

専門家女性
ストレスを感じているときには、意識して腹式呼吸をしてみましょう。

腹式呼吸をすることで、リラックスしたときに優位になる副交感神経を刺激することができます。

<腹式呼吸の方法>

  1. 身体の力を抜く。
  2. おへその下あたりに手をあてて、お腹の中の空気を全て吐き切るイメージで、ゆっくりと長く息を吐く。
  3. 息を吐ききり、下腹部が限界まで凹んだら、下腹部に空気を入れて膨らませるイメージで息を吸う。この時、鼻から空気を吸う。
  4. 限界まで息を吸い込み、3秒程度息を止める。
  5. 再び息をゆっくり吐く。
専門家女性
5分〜10分ほど繰り返し行うとよいでしょう。

ストレス以外にも落とし穴が!「食べていないのに太る」は他にも…

専門家女性

ストレスや自律神経の乱れ以外に、食べていないのに太る原因として、

  • 塩分の摂取量が多い
  • 糖質や脂質の多い食事を摂っている
  • たんぱく質不足

が考えられます。

その① 塩分の摂取量が多い

専門家女性
塩分をとりすぎることによって、体内に水分をためこみ、結果むくみに繋がります。

インスタント食品や市販の惣菜・弁当、外食の頻度が多いと、塩分の過剰摂取につながるので、控えるようにしましょう。

その② 糖質や脂質の多い食事を摂っている

専門家女性
量は食べていないけれども、糖質や脂質の多い食事を摂っていることで、脂肪が蓄積しやすくなります

糖質の多い食べ物を空腹時にとると血糖値が急上昇し、インスリンというホルモンが多く分泌されます。その結果脂肪蓄積を促し、痩せにくくなります。

特に夜遅い時間の食事は、活動量が減ることから消費エネルギー量も少なくなり、脂肪蓄積を促しますので注意が必要です。

その③ たんぱく質不足

専門家女性
たんぱく質が不足すると筋肉が分解され、筋肉量が減ってしまいます。そうすると、基礎代謝量も減り、痩せにくくなります。

例えば野菜のサラダばかり食べているような生活では、たんぱく質が不足して痩せにくくなります。
色々な食材を組み合わせ、毎食しっかりたんぱく質をとりましょう。

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