オスグッド病の治療法・治療期間|運動は休むべき?ストレッチ方法など

更新日:2022-01-12 | 公開日:2022-01-12
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オスグッド病の治療法・治療期間|運動は休むべき?ストレッチ方法など

小学生~中学生の男の子に多い「オスグッド病(オスグッド・シュラッター病)」
病院に行く目安と、治療方法について聞きました。

「どれくらいで治るの?」
「運動は休まなきゃダメ?」
といったよくある質問にも答えます。

監修者
河合 隆志 先生

フェリシティークリニック名古屋
医学博士

河合 隆志先生

経歴

’97慶應義塾大学理工学部卒業
’99同大学院修士課程修了
’06東京医科大学医学部卒業
’06三楽病院臨床研修医
’08三楽病院整形外科他勤務
’12東京医科歯科大学大学院博士課程修了
’13愛知医科大学学際的痛みセンター勤務
’15米国ペインマネジメント&アンチエイジングセンター他研修
’16フェリシティークリニック名古屋 開設

オスグッド病の症状

オスグッド病

医師男性
膝下にズキズキとした痛みが生じます。

膝下の少し盛り上がった骨の部分が炎症を起こしてしまう病気です。
目視できる場合は、膝下あたりが腫れてきます。

こんな子どもが発症しやすい!

ジャンプする、ボールを蹴るというような動作が多い子どもに発症します。
小学生後半〜中学生ごろの成長期にかかる頃の男子に多いです。

知っておこう!「オスグッド病」と「成長痛」の違い

  成長痛 オスグッド病
痛み方 ズキズキ、じんじん ズキズキ
痛むタイミング 夕方~夜が痛むことが多い 発症すると常に痛む
動かすと痛む
痛い場所 脚の一部
※その時によって痛い場所が変わることもある
膝のお皿の下の骨の部分(膝の下)
発症しやすい子 環境変化があるとき
幼稚園児など
成長期の子ども
特にスポーツをしている子どもや活発な子ども(特に男子)

オスグッド病は、レントゲン所見も含め骨の炎症痛(腱付着部炎)と診断されます。小学生〜中学生くらいまでの男子に多いのも特徴です。

一方、成長痛は検査をしても悪い部分が見つかりません。
不安感や疲れなども入り混じって発症するとされています。そのため、小さな子ども(特に上手に言葉で伝えられない幼稚園児)に多いとされています。男女ともに発症します。

こんな症状は病院へ!

医師男性
  • 痛くて歩けない
  • 膝下に腫れがある
  • スポーツに支障がある痛みがある
  • スポーツに取り組んでいて、早く治したい

という場合は、整形外科を受診してください。

特に、スポーツに取り組んでいる子どもは、早期受診してお医者さんの治療と指導を受けることをおすすめします。

整形外科を探す

オスグッド病の治療方法

医師男性
痛みや炎症が引くまで安静にする「保存療法」がとられます。

痛みが強い時期は、安静にするのが大切です。
オスグッド病は炎症のため、冷やしたり、患部を休めたりする必要があります。腫れが引くまでは部活やスポーツをお休みします。

ストレッチの方法

炎症・痛みが落ち着いてきたら、ストレッチを始めてください。
※痛みが強いうちは安静に。ストレッチは控えましょう。

前太もものストレッチ

  1. 両足を伸ばして座る
  2. 片方のヒザをゆっくり曲げる
  3. 腕を背中の方について支えながら、少しずつ体を後ろに倒す
  4. 足を変えて反対も行う

オスグッド病の再発予防のためにも、ストレッチを続けましょう。

オスグッド病の治療期間

医師男性
オスグッド病は、痛みが取れるまで数週間〜1ヶ月程度安静が必要です。

その期間に無理をすれば症状が長引きます。症状の度合いによっても治療期間には差があります。

無理を続けると、「手術」が必要なケースも

医師男性
痛みがあるときに安静にしないで、無理やり膝を使っていると、骨や周辺組織にダメージが及び、手術が必要になってしまう場合もあります。

よくある質問「放置しても大丈夫?

オスグッド病は、成長期が終わったら自然に治ると聞きましたが…放っておいても大丈夫でしょうか?
女性
医師男性
炎症があるときに無理に動かしたり、スポーツをさせたりしなければ、通常は自然に良くなっていきます。

ただし、子どもに任せてそのまま放置するのはやめましょう。
子どもに任せて放置すると、痛いままスポーツを続けることがよくあります。早く治したい場合や、子どもだけでは安静にするのが難しい場合は、整形外科を受診してください。

よくある質問「運動は休むべき?いつ復帰できる?」

運動が大好きで、できることなら休ませたくないのが本音です…。
女性
医師男性
痛み、炎症がある時は無理をさせないでください。
無理がたたって、万が一手術が必要となれば、さらに長い期間スポーツができなくなってしまいます。

数日から、1週間程度はまず様子を見ながら、休ませましょう。症状がなくなっても、また、激しく動かすと痛むこともあります。その場合はストレッチをしてから始める、アイシングを適切に行う、補助バンドを膝につけるなどを取り入れましょう。

症状の度合いも含め、医師とよく相談しながら進めると良いでしょう。

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さやけん

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