なぜ?「左肋骨下の鈍痛が続く」どの臓器が悪いの?病院は何科?

更新日:2022-08-09 | 公開日:2021-10-29
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なぜ?「左肋骨下の鈍痛が続く」どの臓器が悪いの?病院は何科?

「左肋骨下に鈍痛がある…これは何?」

この症状の原因には、消化器の病気も考えられます。
吐き気など「病院に行くべき症状」を確認しましょう。
様子を見るときの対処法も併せて解説します。

監修者
岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

左肋骨下の鈍痛の正体は…?

医師男性

左肋骨下が「一時的に痛い」場合は、

  • 打撲
  • ストレス
  • 神経痛

による痛みが考えられます。痛みが続かないようであれば、過度な心配はいらないでしょう。

ただし、左肋骨下に「鈍痛が続く」場合は、

  • 胃の粘膜の炎症
  • 膵臓の炎症

のいずれが起こっている可能性があります。

痛みが強くない場合には、セルフケアで快方に向かう場合があります。
左肋骨下の鈍痛には、胃の不調が疑われますので、

  • 安静に過ごす
  • 消化の良いものを食べる
  • 市販の胃薬を飲む

といった対処で様子を見てみましょう。
胃薬には、胃酸の分泌を抑える薬、胃の粘膜を守る薬など、さまざまな種類があります。
市販薬を使用する際には、事前に薬剤師に相談しましょう。

痛みが強い場合は、セルフケアせずに早急に医療機関を受診してください。

この鈍痛は…大丈夫?病院行くべき?

医師男性

痛みが一時的で繰り返さない場合には、心配いらないケースが多いですが

  • 痛みが3日以上改善しない
  • 激しく痛む
  • 吐き気や嘔吐を伴う

といった場合は、医療機関の受診をおすすめします。

上記症状には、消化器の病気の悪化が疑われます。
重症化すると命に関わる危険性があるため、放置は禁物です。

病院は何科?

医師男性
左肋骨下の鈍痛があるときは、まず消化器内科を受診しましょう。

重症化のリスクを避けるためにも、早期受診を心がけましょう。

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考えられる「2つの病気」

医師男性

左肋骨下に鈍痛があらわれる場合、

  • 胃潰瘍
  • 膵炎

といった病気が考えられます。

病気① 胃潰瘍

医師男性
胃酸などでダメージを受け、胃の粘膜が深く傷ついている状態です。
左肋骨下の鈍痛は、胃の神経細胞が刺激されたときに起こります。

ストレスが溜まっている人や、暴飲暴食をする人に発症しやすい傾向があります。

胃潰瘍の症状

  • みぞおち辺りの痛み
  • 背中の痛み
  • 吐き気、嘔吐
  • 胃もたれ、胸やけ
  • お腹が張ったような感覚
  • 食欲低下
  • 血便、黒っぽい便が出る

胃潰瘍の原因

  • ストレス(自律神経の乱れ)
  • ピロリ菌の感染
  • 暴飲暴食や早食い
  • 薬の副作用
  • 刺激が強い食品(香辛料、辛いもの等)の過剰摂取
  • 喫煙
  • アルコールやカフェインの過剰摂取

などが挙げられます。

薬の副作用の場合、解熱消炎鎮痛薬(痛み止め)抗凝固薬の長期間使用が原因になります。

発症しやすい年代は、40~50歳代です。
女性の場合、更年期を迎えると発症リスクが上昇します。

胃潰瘍とストレスの関係性

胃潰瘍は、神経質な人やストレスを感じやすい人にも多く見られる病気です。

これは、ストレスによる自律神経の乱れで、粘膜を守る胃粘液が減少し、胃酸分泌が過剰になることが原因です。

どう対処すればいい?

医師男性
まずは医療機関を受診しましょう。
胃潰瘍を放置して悪化すると、命に関わる恐れがあります。

特に吐血血便黒っぽい便の症状がある場合は、早急に受診してください。

病院は何科?

医師男性

胃潰瘍を疑うときは、消化器内科を受診しましょう。

胃潰瘍の治療方法

飲み薬を使った治療が多く行われます。
お薬には、「胃の粘膜を増やす薬」や「胃酸の分泌を抑える薬」、「炎症を鎮める薬」などがあります。

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病気② 膵炎

医師男性
膵臓に炎症を起こしていると、左肋骨下に鈍痛があらわれることがあります。

膵炎は、お酒をたくさん飲む人や、脂っこいものをよく食べる人に発症しやすい病気です。

膵炎は「食後」に症状が出やすい

膵炎の場合、脂っこいものを食べたり、お酒を飲んだりした数時間後に痛みが出る傾向があります。

食事をすると、膵臓で消化酵素が分泌されます。
膵炎の場合、自分で自分の膵臓組織を消化してしまうため、食後に痛みがでやすいです。

膵炎の症状

  • 37度~38度程度の熱
  • 食欲不振、体重の減少
  • 吐き気、嘔吐
  • 倦怠感
  • 腹部膨満感
  • 下痢

膵炎の原因

  • 大量の飲酒
  • 脂肪分の取り過ぎ
  • 肥満
  • 胆石症
  • 遺伝

などが主な原因です。

特に大量の飲酒は、アルコールの刺激による「急性膵炎」を起こしやすいです。

「胆石症」は、胆のうや胆管に結石が発生する病気です。
この胆石が消化液の通り道を塞ぐと、滞留した消化液によって、膵臓に炎症が起こります。

どう対処すればいい?

医師男性
治療が必要な病気ですので、医療機関を受診しましょう。

膵炎を放置すると、回復が遅れ、社会復帰が困難になることもあります。
さらに、免疫機能の低下や、さまざまな深刻な病気のリスクが高まります。

病院は何科?

医師男性
膵炎を疑うときは、消化器内科を受診しましょう。

膵炎の治療方法

症状によっては、入院手術が必要になることもあります。
特に急性膵炎は、膵臓を安静にするために、入院して絶飲食を行うケースが多いです。
絶飲食をする場合、点滴で栄養補給をします。

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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