妊娠中に風邪ひいた!胎児に影響は?対処法・気をつける症状【医師監修】

妊娠中に風邪ひいた!胎児に影響は?対処法・気をつける症状【医師監修】

公開日:2019-08-20 | 更新日:2020-02-06

妊娠中は平常時以上に風邪に気をつけたいもの。もし妊娠中に風邪を引いてしまったら、どうすればいいのでしょうか?風邪薬を飲んでもいいのか、お腹の赤ちゃんに影響はないのか…心配になってしまいますよね。

この記事では石野医院の石野先生に、妊娠中に風邪を引いてしまったときはどのようにすればいいのか聞きました。


石野博嗣 先生

監修医

石野医院

副院長
石野博嗣 先生

経歴

1999年 日本医科大学産婦人科教室入局 日本医科大学付属病院 産婦人科研修医
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
2003年 日本医科大学付属病院 女性診療科・産科 助手代理
2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長

妊娠中の風邪の対処法

胎児への影響

先生(男性)
風邪自体が、赤ちゃんへ影響を及ぼすのは稀です。しかし、妊娠初期に風邪薬を飲んだ場合と、高熱が続く場合は、影響が出る場合もあります。

風邪薬についてと、熱や咳などの症状別の対処法は、下で解説します。

基本の対処法

先生(男性)
まずは暖かくして安静に。消化によい食事と水分補給を忘れずに。

妊娠している際に風邪(かぜ症候群)に感染しても、ほとんどが自然治癒していく疾患です。風邪をひいたなと感じたら、早めに休暇を取り、水分補給を心がけましょう。また、体を温め、消化の良い食事をとりましょう。

妊娠中に風邪薬を飲んでもいいの?

薬

妊娠中に風邪薬を飲んでも大丈夫でしょうか?
ママ
先生(男性)
妊娠週によっては、服薬にも注意が必要です。

妊娠初期

妊娠に気がつきにくい0週から15週(妊娠初期〜胎盤完成)くらいまでは、風邪薬が胎児に何らかの影響・負担を掛ける場合があり避けたほうが良いでしょう。
もしも誤って飲んでしまったら、すぐにかかりつけの産婦人科医に相談しましょう。

妊娠中期以降

妊娠16週(妊娠中期)になっていれば、風邪に対応した薬の影響は少ないとされています。

市販薬の服用

市販薬を飲んでも大丈夫でしょうか?
ママ(困り顔)
先生(男性)
配合されている成分によっては、胎児の育成や体に負担がかかるものもあります。

推奨されていない成分も多くありますので、病院で処方を受けるのが良いでしょう。市販薬を使用しなければいけないときには、薬剤師・医師に確認をしてから服用しましょう。

 漢方薬の服用

葛根湯などの漢方なら、服用してもいいですか?
ママ
先生(男性)
漢方だからOK、というわけではありません。

漢方薬の中にも妊娠中には避けたほうがいい成分も多くあります。大量に摂れば胎児に影響が出る可能性もあります。漢方薬が安全というわけではないので、こちらも他の市販薬同様に使用したい場合は、薬剤師や医師に相談してください。

熱があるときの対処法

頭痛

赤ちゃんへの影響

先生(男性)
妊娠初期は、胎児の器官が作られているので、この時期の高熱には注意が必要です。

妊娠初期に母体に高熱が続くと胎児の奇形や神経管欠損といったリスクが高まるとされています。
また、胎児は胎盤を通じて、母体や羊水などに自身の熱を出し、体温を調節しています。しかし、母体が発熱すると羊水の温度もあがり、胎児は熱を外に出せなくなり、体内に熱が蓄積します。何日も母体に熱が続くと胎児にも影響が出る可能性があるとされています。

38度以上の熱が出た場合には、解熱のためにも早めに受診しましょう。

基本の対処法

先生(男性)
37度台であれば、数日様子を見て快方に向かえば問題ないですが、38度以上の発熱となった場合は、一度、病院を受診しましょう。

なるべく早く受診をして、妊娠していることを必ず伝え、解熱剤や咳止めといった症状に合った薬を処方してもらい悪化を避けましょう。

咳が止まらないときの対処法

赤ちゃんへの影響

先生(男性)
咳だけが原因で赤ちゃんに悪影響があることはありませんが・・・注意が必要な場合もあります。

激しい咳が続く場合は、母体の体力が消耗して、子宮を縮小させ、お腹に張りや痛みが出る場合がありますが、咳だけが原因で流産や早産を招くことはないといわれています。しかし、肺炎を併発していると妊婦の場合、重篤化しやすいので入院が必要になる場合があります。

基本の対処法

病院では、沈咳薬(咳止め)を処方してもらえます。必ず妊娠していることを伝え、妊娠中でも使用できる薬をもらいましょう。

お家での対処法

先生(男性)
自宅では湿度を上げると咳を緩和させられます。
  1. 加湿器をつける
  2. 濡れたタオル・衣類などを干しておく
  3. 湯を沸かす
  4. マスクの着用
  5. こまめに水分を口に含む
  6. のど飴を舐める  など

風邪が長引くときの対処法

風邪が長引いてしまうと、1か月以上も治らないなんてことも…。長引く風邪を早く治すにはどうすればいいのか聞いてみました。

風邪が治らない原因

先生(男性)
妊娠中は、ホルモンバランスの影響で、いつもと違う体調になりやすいという点もあります。風邪のような症状が長期間続く場合は、風邪以外の病気が隠れている可能性があります。

鼻水・鼻づまりが良くならない・鼻が詰まって頭がぼーっとするといった場合には、アレルギー性鼻炎や急性副鼻腔炎を発症しているかもしれません。耳鼻咽喉科を受診しましょう。

また、咳が続いている場合は「咳ぜんそく・肺炎・結核・肺癌」の可能性があります。2週間以上経っても咳が続いている場合は、内科・呼吸器科などの病院を受診してください。

先生(男性)
いずれの場合も、かかりつけの産婦人科以外を受診する場合は、必ず妊婦である旨を伝えましょう。

病院の受診が必要な場合

横になる妊婦

妊娠中に気を付けるべき症状

先生(男性)
以下のような症状は、妊娠中は特に注意です。
  1. 嘔吐を繰り返す
  2. 下痢

といった症状がは、細菌やウイルス感染による胃腸炎食中毒といった病気も考えられますので、病院を受診し検査、治療を受けましょう。

  1. 強い腹痛
  2. 下腹部の痛み
  3. 膣からの出血

といった症状が現れた場合も病院を受診してください。切迫流産、切迫早産、常位胎盤早期剥離などが考えられます。

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病院は何科

妊娠中に風邪は、何科を受診すればいいでしょうか?
ママ(困り顔)
先生(男性)
先ずはかかりつけの産科診療所へ電話で連絡し、指示に従って下さい。

最近は、院内感染防止の観点から、かかりつけの産科でなく内科で診てもらうことも増えてきています。

参考
基礎からわかる 妊婦・授乳婦のくすりと服薬指導 山中 美智子(ナツメ社)


石野博嗣 先生

監修医

石野医院

副院長
石野博嗣 先生

経歴

1999年 日本医科大学産婦人科教室入局 日本医科大学付属病院 産婦人科研修医
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
2003年 日本医科大学付属病院 女性診療科・産科 助手代理
2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長

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