監修者
歯科医
菊地 由利佳先生
歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。
「舌が痛い…これって何科で診てもらえるの?」
お医者さんに、病院の受診目安と治療法について聞きました。
病気の可能性をはじめ、治療せずに放置すると、どんなリスクがあるのかも解説します。
監修者
歯科医
菊地 由利佳先生
歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。
舌が痛いと感じたら、まずは歯科口腔外科を受診しましょう。
※その後症状を見たうえで、他の科を紹介される場合もあります。
反対に、放置することで症状が悪化したり、難病や深刻な病気を見落とすことに繋がります。
舌に痛みを感じる場合は、できる限り早く歯科口腔外科へ受診することをおすすめします。
カンジダ・アルビカンスという真菌(カビ)による感染症で、白い苔のようなものが舌の表面にあらわれます。ヒリヒリとした痛みや苦味を感じます。
抗真菌薬(塗り薬や内服薬)での治療を行います。
数ミリの大きさの白く丸いできものができます。できもののまわりは赤いのが特徴です。ヒリヒリとした痛みがあります。
鎮痛薬や洗口液、ステロイド軟膏を使用します。
舌の一部が白くなります。ただれることもあります。痛みはあまり感じませんが、がん化するリスクのある病気です。
ビタミンAを投与します。がん化する可能性の高い部分は、手術により取り除くこともあります。
原因不明の全身性の炎症疾患で、主に口腔粘膜のアフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状がある難病指定の病気です。関節炎や副睾丸炎、消化器病変などもあります。
病状によって、目の痛みや膝の痛み、口腔内の痛みなどがでます。
出ている症状に対して対症療法が主です。皮膚の病変にはステロイド薬を使用したり、炎症には免疫抑制薬を使用したりします。症状を軽減させるだけで、治癒はしません。
舌にいちごのような赤いブツブツができます。発熱やのどの痛み、頭痛、腹痛、リンパ節の腫れなどの風邪に似た症状もみられますが、咳や鼻水がでないのが特徴です。
抗菌薬や鎮痛薬での治療を行います。
起きている間に痛みを感じやすく、痛みの強さには波があります。舌の先から両サイドにかけてヒリヒリと焼けるような痛みや、チクチクと刺すような痛みを感じます。
歯茎や唇に痛みがでることもあります。口の乾燥や味覚障害が起こる人もいます。
原因がはっきりしておらず、根本的治療は難しいです。症状を緩和させる治療を行います。舌の粘膜に異常が見られず、ストレスなどの精神的な原因によるものだと考えられる場合、心療内科や精神科で治療を行う場合もあります。
舌にしこりやただれができます。舌に違和感やしびれがあり、舌の側面にできることが多く、粘膜に赤や白の斑点ができることもあります。重症化すると、舌の痛みや出血が続く、口臭が現れる場合もあります。
がんの進行度合いによって、治療の内容が異なりますが、基本的には手術でがん化した部分を切除します。抗がん剤や放射線治療も行うことがあります。
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
監修者
歯科医
菊地 由利佳先生
歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。