なぜ?猫背と反り腰を併発してしまう原因。姿勢改善のためのストレッチとトレーニング

更新日:2022-06-30 | 公開日:2022-05-31
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なぜ?猫背と反り腰を併発してしまう原因。姿勢改善のためのストレッチとトレーニング

「猫背が原因で反り腰になることはある…?」
「肩こりや首の痛みも起きてきた…」

猫背により反り腰になることはあるのか、お医者さんに聞いてみました。
ストレッチ・筋トレ方法も詳しく解説しますので、猫背・反り腰を治したい人は必見です。

監修者
河合 隆志 先生

フェリシティークリニック名古屋
医学博士

河合 隆志先生

経歴

’97慶應義塾大学理工学部卒業
’99同大学院修士課程修了
’06東京医科大学医学部卒業
’06三楽病院臨床研修医
’08三楽病院整形外科他勤務
’12東京医科歯科大学大学院博士課程修了
’13愛知医科大学学際的痛みセンター勤務
’15米国ペインマネジメント&アンチエイジングセンター他研修
’16フェリシティークリニック名古屋 開設

なぜ?猫背で反り腰になる原因

医師男性

猫背の姿勢を正そうとして腰を前に出すことで、反り腰になります。

猫背の人は筋力が低下していることが多く、正しい姿勢を保ちにくい傾向があります。

猫背と反り腰は

  • 長時間のデスクワーク
  • 運動不足

などがきっかけとなって発症しやすいです。
特に「ヒールを履く人」は、自然に腰が前に出てしまうため、反り腰になりやすいといえます。

姿勢が悪いと…どうなる?

姿勢の悪さで起こる「体の不調」

  • 腰痛
  • 肩こり・首の痛み
  • 頭痛
  • お尻・足の歪み
  • ぽっこりとお腹が出る
  • 体のむくみ

猫背の人は、正常な位置で頭を支えることができないため、背中や肩に負担がかかります。
反り腰を併発すると、腰や骨盤の位置が正常な位置ではなくなり、腰や膝にも負担がかかりやすくなります。

放置すると、肩こり・腰痛といった体の痛みが慢性化するリスクもあります。
つらい症状を悪化させないためにも、姿勢の改善を心がけましょう。

猫背+反り腰の悪姿勢を解消するには?

医師男性

猫背・反り腰の改善には、

  • 正しい姿勢を意識して保つ
  • 背中をほぐす「ストレッチ」をする
  • おしりの筋肉の「筋トレ」をする

などの対策をおすすめします。

対策① 普段の姿勢に気をつけよう

正しい姿勢の保ち方

 

▼立っているとき

  • 耳・肩・太もも・くるぶし全てが一直線状になるように立つ

 

▼座っているとき

  • 足の裏をしっかり床につけ、骨盤が前に出ないようにする
  • 顎を引き、肩の力を抜く

 

※姿見で確認するとわかりやすいです。

医師男性
猫背や反り腰の改善には、姿勢を悪くしないことが大切です。
立つとき・座るときは、意識して正しい姿勢を保つようにしましょう。

対策② 「ストレッチ」で背中の筋肉をほぐそう

背中をほぐすストレッチ

  • バスタオルを用意して、筒状に丸める
  • 仰向けになり、丸めたバスタオルを肩甲骨の下に入れる
  • 両手を頭の後ろに持っていき、バンザイの姿勢になる
  • この状態で1〜2分キープ
医師男性
背中の筋肉をほぐすと猫背が治りやすくなり、反り腰の予防・解消にもつながります。

対策③ 「筋トレ」でおしりの筋肉を鍛えよう

筋トレ「ヒップリフト」

  • 仰向けに寝て、膝を立てる
  • 両手を床につける
  • ゆっくり息を吐きながら、肩から膝のラインが一直線になるようにお尻を浮かせる
  • そのまま10〜20秒キープ

※1日3〜5セット行うと良いでしょう。

医師男性
おしりの筋肉を鍛えることで、正しい姿勢を保ちやすくなります。

普段から軽めの運動をするのもおすすめ!

医師男性

猫背や反り腰は、筋力の低下が原因となっている場合が多いです。

背中・腰のストレッチや、軽めの運動(ウォーキング等)を習慣づけて、日頃から筋肉を使っていきましょう。

【まとめ】猫背・反り腰の治し方

  • 日頃から運動をして筋力低下を防ぐ
  • 腰を前に出し過ぎない
  • 立つときは「耳・肩・太もも・くるぶし」を一直線にする
  • 座るときは、床に足をぴったりとつける
  • ヒールの高い靴は避ける

不調の改善には筋トレがオススメ

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さやけん

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