顔にニキビじゃないブツブツ|かゆい・白いのは?病院できれいに治る?

更新日:2023-01-17 | 公開日:2020-06-05
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顔にニキビじゃないブツブツ|かゆい・白いのは?病院できれいに治る?

「顔にブツブツができた」
「ニキビじゃないみたいだけど…」

医師女性

ニキビじゃない顔のブツブツの原因として、

  1. コメド
  2. 毛嚢炎・毛包炎
  3. 稗粒腫(はいりゅうしゅ)
  4. 単純ヘルペス
  5. 蕁麻疹

が考えられます。

それぞれの治し方や、やってはいけないNG対処を解説します。
病院で治療した方がいいケースもあるので、受診目安も紹介します。

監修者
経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任

1.「コメド」のブツブツ

医師女性
毛穴にケラチンというたんぱく質や皮脂の塊が詰まることで生じます。

ホルモンバランスの乱れによって男性ホルモンが増えると、皮脂分泌のコントロールが乱れ、皮脂が過剰に分泌されます。肌のターンオーバーが崩れる30代以降にできやすい傾向があります。

<ブツブツの特徴>

  • 白いポツポツ
  • 炎症を起こすと、赤くなってニキビ化する

こんな人は要注意!

  • 生理周期が乱れがち
  • ストレスを感じている
  • 食生活が乱れている

コメドの対処法

医師女性
コメドは、生活リズムを整えることでできにくくなります。
また、脂っこいものや甘いものを摂りすぎるとできやすくなります。

食事のバランスも見直し、ビタミンAやビタミンB₁、ビタミンCなどの栄養素は積極的に摂りましょう。揚げ物やお菓子などは控えましょう。

2.「毛嚢炎・毛包炎」のブツブツ

医師女性
皮膚の毛根を包んでいるところに生じます。
黄色ブドウ球菌などによる感染症です。

カミソリを使用する人は傷口から菌が入りやすいので要注意です。また、風邪やストレスなどで免疫力が低下している人も、「普段はなんともない菌」にも体が抵抗できずに、炎症を起こしてしまうことがあります。

<ブツブツの特徴>

  • 赤や白のブツブツ
  • かゆみや痛みがでることもある

こんな人は要注意!

  • カミソリを使っている
  • 免疫力が低下している
  • 肥満、糖尿病
  • 高齢者

毛嚢炎・毛包炎の対処法

医師女性
ブツブツの数が少なく、症状が軽い場合は自然に治ることがほとんどです。
痛みやかゆみが強い場合は皮膚科の受診が必要です。

ニキビと症状が似ているため、間違えやすいですが、ニキビの治療薬は効果がありません。
使用しても治らなければ皮膚科を受診しましょう。

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3.「稗粒腫(はいりゅうしゅ)」のブツブツ

医師女性
毛穴の奥に老廃物が溜まったり、やけどや深い擦り傷の治癒過程でできたりします。

目の周りや鼻先、顎などにできることが多いです。

<ブツブツの特徴>

  • 1~2㎜の白くてかたいブツブツ
  • かゆみや痛みはなし

こんな人は要注意!

  • 子ども
  • 若い女性

稗粒腫の対処法

医師女性
炎症が起きているわけではないので健康被害はなく、放置していても問題ありません。
子どもの場合は、自然に取れることが多いです。

大人も数週間で取れることがありますが、見た目が気になる場合は皮膚科で取ることができます。皮膚科では、注射器の針で取り除いたり、レーザーによる治療を行います。

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4.「単純ヘルペス」のブツブツ

医師女性
ヘルペスウイルスによる感染が原因です。

年齢が高い人ほど、ヘルペスウイルスが潜伏している可能性が高いです。
ヘルペスウイルスに感染していても症状が出ないこともありますが、疲れているときやストレスが過剰になると免疫力が落ちるため発症します。

<ブツブツの特徴>

  • 小さい水疱
  • ムズムズとしたかゆみ
  • 次第に痛みも生じる

こんな人は要注意!

  • 免疫力が低い人
  • 疲労が蓄積されている人
  • ストレスを過剰に感じている人

単純ヘルペスの対処法

医師女性
水疱が小さい場合は、しっかりと休息を取ることで自然と治ることがあります。

水疱が大きい場合や、かゆみ・痛みが強い場合は皮膚科への受診が必要です。

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5.「蕁麻疹」のブツブツ

医師女性
蕁麻疹の場合、その原因は様々です。

例えば、食物アレルギー、薬剤、皮膚のこすれ、寒冷、日光、圧力、運動、入浴、感染症、疲労、ストレスなどが原因となります。

15~20%の人が「人生に一度はできる」とされています。

<ブツブツの特徴>

  • 1~2㎜に盛り上がった赤いブツブツ
  • 強いかゆみ
  • 数時間~半日程度でなくなることが多い

こんな人は要注意!

  • アレルギー体質の方

蕁麻疹の対処法

医師女性
数時間で消えることが多いので、放置していても問題ありません。

ただし、半日以上経っても消えない場合や広範囲にブツブツがある場合、かゆみが強い場合は皮膚科を受診する必要があります。

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やってはいけない4つのNG

お医者さん

  1. 不潔な手でブツブツを触る
  2. かきむしる
  3. 無理やり潰す
  4. 洗顔フォームをつけての過剰な洗顔
医師女性
細菌が入りやすくなり、悪化につながる可能性があります。

皮膚科で治療するメリット

医師女性

病院で治療することで、

  • 治りが早い
  • 跡が残りにくい

などのメリットがあります。

セルフケアでは、治療薬が間違っていることもあります。病院で適切な治療を受けることで、無駄が少なくスムーズに治療を行えます。

早く病院を受診した方がいい症状

  • ブツブツがしこりのように大きくなる
  • かゆみが強い
  • 掻いてしまう
  • 症状が治まらない
  • 顔以外にもブツブツができる

何科を受診すればいい?

医師女性
皮膚科を受診しましょう。

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参考
公益社団法人日本皮膚科学会 
https://www.dermatol.or.jp/qa/index.html

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