つわりってどんな症状があるの？
どんな対策をとればいいんだろう…。
先輩ママ50人の「つわり体験」を紹介します。
つわりをやわらげるために準備するべきことも必読です。
つわりってどんなふうに始まる？
先輩ママたちに、つわりが始まった時期を聞いてみると…。
つわりが始まった時期
（アンケート：「つわりが始まった時期はいつ？」先輩ママ50人に聞きました）
8割以上の方が妊娠初期（妊娠3ヶ月頃）までにはつわりを経験しています。
初めてのつわり「急にきた！」
急に買い物の帰りに玄関で気持ち悪くなり、堪え切れず嘔吐しました。
止めたいとか止めようとかそんな時間もなく吐いてしまいました。
（高校2年生の女の子のママ）
それまで特に何のつわりの症状もなかったのに、突然つわりが始まることもあるようです。
初めてのつわり「なんとなく気持ち悪い…」
最初は、
“なんとなく気持ち悪い”
“胃がムカムカする”
という違和感から始まったというママが多いです。
初めて出たのはお昼に家でのんびりしている最中でした。
やけに胃がムカムカするというか、普段の吐き気とは違う鈍い吐き気みたいなものがずっと喉の奥にあって吐きたいわけじゃないけどなんだか気持ち悪い、という感じでした。
（1歳の男の子のママ）
妊婦さんの約3割は「つわりがない！」
厚生労働省の統計によると、つわりを経験した方は66.8%という調査結果があります。（平成29年度）
この結果から、妊婦さんの約3割の方は、つわりを経験していないことがわかります。
※ただし中には、症状が軽く、つわりに気づいていないというケースもあります。
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つわりってどんな感じ？
つわりには主に「においづわり」「吐きづわり」「食べづわり」「よだれづわり」「眠りづわり」の5種類が挙げられます。
先輩ママが体験したそれぞれのつわりの症状を聞いてみました。
1.においづわり
今まで気にならなかった”におい”に敏感になるにおいづわり。
先輩ママの多くが「においづわり」による吐き気を体験していました。
冷蔵庫の匂い、ご飯の炊ける匂い、料理中の匂いが全てダメでした。
最初は頑張ろうと思えましたが、いつまで続くのか分からないつわりに気が滅入り毎日吐き続けて泣きながら耐える日々でした。
（0歳の男の子と2歳の女の子のママ）
匂いに敏感になり、電車通勤していた時に、香水などのきつい匂いが無理で、途中下車してゆっくり休んでからまた電車に乗るなどしていた。
（0歳の男の子と1歳の女の子のママ）
食べ物のにおいが溢れるスーパーや、他人のにおいが気になる電車に乗るだけでも、すぐに気持ち悪くなってしまうこともあります。
2.吐きづわり
食欲はあるのに食べたら吐くの繰り返し…。
段々と吐き気は強くなり食べても食べなくても吐いていました。ずっとムカムカ気持ち悪くて、食べれないし、思うように行動も出来ず、ただただ辛かったです。こんなに吐き続け、食べれず死ぬのではないかと思うほどでした。吐いた瞬間と寝ているときが1番ましという感覚でした。
（0歳の男の子のママ）
吐きづわりは普段何もしていなくても気持ち悪くて、水も飲めないほど気持ち悪かったです。心の中ではご飯を食べたいのに全部トイレに吸い込まれていくあの時のなんとも言えない感覚は今でも忘れられないほど胸に残っています。
（0歳の男の子のママ）
いつ吐き気に襲われるかわからないので外出が怖かったというママもいました。
3.食べづわり
「常に食べていないと気持ち悪い」という状態になるのが食べづわりです。
症状としては、直ぐに空腹になると気持ちが悪くなってしまって、なので何かを食べていないとダメでした。特に朝と昼の間に空腹になって気持ち悪くなる事が多かったです。
この気持ち悪さは、どうすれば良くなるのかと思っていました。
（2歳の男の子と小学6年生の女の子のママ）
お腹が空くと気持ち悪くなり何かを食べると嘘のようにスッキリ気持ち悪くなくなる症状。毎朝会社に出勤して一仕事を終えたお昼前にじわじわと気持ち悪くなる。毎日毎日お腹が空くと気持ち悪くなるのできっとこの子は食べる事が大好きで、食意地の悪い子だろうと想像しました（笑）
（中学2年生と19歳の女の子のママ）
常になにかしら食べているため、体重増加に悩まされることもあります。
4.よだれづわり
よだれの量が増えて、気持ち悪くなることもあります。
食べたら吐く、空腹でも気持ちが悪い、よだれが多く出てそれも気持ちが悪い。
今まで好きだった物が食べられずイライラしひたすら眠かった。
（4歳男の子の妊娠中のママ）
5.眠りづわり
前日どんなにしっかり睡眠を取っても、仕事中に眠くなってしまいました。眠ってはいけないと思い、できるだけ座らずに常に歩いて眠らないようにしていました。
（2歳の男の子と小学1年生の女の子のママ）
風邪のような症状とともに睡眠をたくさんとっても1日中眠くて仕方がない日が数日続きました。
（0歳の女の子のママ）
寝ても寝ても眠気があったり、体のだるさを感じたというママもいました。
「食の好みが変わった！」というケースも
それまで全く好きではなかった豆腐が、ある日ものすごく美味しく思えて、毎日毎日ひたすら豆腐を食べていました。自分の新しい一面を見たように思っていましたが、出産後は元の通りそんなに好きではなくなりました。
（2歳の男の子と小学1年生の女の子のママ）
甘いものが好きだったのに、興味がなくなった。特にチョコレートは魅力を感じなくなった。まさか自分が甘いものを食べなくなるとは思わなかったので少しショックだった。
（0歳の女の子のママ）
「イライラすることが増えた」というケースも
つわりで思うように動けず、心に余裕がなくなりイライラしやすくなることもあります。
些細なことにイライラ
普段はイライラしない些細な事で気が立ったり、夫の行動がいつも通り、もしくは優しくしてくれても、目障りになることがありました
（小学1年生の女の子のママ）
情緒不安定になる
家事など手につかず、急に泣き出して旦那に当たるくらい情緒不安定になった。
（4歳の男の子のママ）
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つわりのときの「過ごし方」
つわりがつらいとき、例えばこんな症状が出た場合は、基本的に仕事はお休みしましょう。
- 嘔吐を繰り返す場合
- 脱水状態になり、めまいや頭痛を起こしている場合
- 水も食事も摂ることができない場合
- 体力が低下してフラフラ状態の場合
- 極度の倦怠感がある場合
- 体重が5kg以上減ってしまった場合
- 乏尿、皮膚の乾燥、動悸等の症状が現れた場合
- 冷や汗が止まらない場合
など…。
つわり中のママが無理して仕事をすると、発育不全による早産や、最悪の場合は流産のリスクもあります。
子供どちらの時も妊娠初期からつわりがひどかったので、第一子の時は仕事を休ませてもらいました。
一番酷かったつわりの2週間はほぼベッドで寝て、トイレとお風呂の時のみ起きるというような状況でした。
（4歳の女の子と小学5年生の男の子のママ）
つわりがひどかった妊娠3か月目までは、仕事を休職して自宅でゆっくりと過ごしていました。
つわりが起こりそうになると、氷を口に入れて口の中をさっぱりとさせていました。
（2歳の女の子と7歳の男の子のママ）
まわりに理解が得られないときは？
旦那や会社の人に、「うちの母親は妊娠中でも動いてた」「休んでばっかり」などと言われたら、どう乗り切ればいいかアドバイスをもらいました！
幸い私は、周りの理解があり助かりましたが、理解を得られない事が多々あると思います。
その場合、嫌な顔をされても自分の体調の中でできる事、できない事をしっかり相手に伝えておくべきだと思います。
お腹の中の赤ちゃんを守れるのはお母さんだけです。
（0歳の男の子のママ）
旦那にもわかってもらいたかったので、妊娠の体験談等の雑誌などを見てもらったりしていました。
（0歳と小学2年生と4年生と5年生の女の子と、5歳の男の子のママ）
自分の母親など、分かってもらえる人に相談することで、少し気持ちが楽になりました。
（小学2年生と小学5年生の女の子のママ）
旦那さんや身内だったら、人それぞれです。と言って無視して休んでて良いと思いますが、会社の人となると難しいですよね。
気にしないのが1番だとは思いますが、そういう訳にもいかないし…。病院で診断書をもらってくるのも1つの手かもしれないですね。
（3歳の女の子と小学1年生の男の子のママ）
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先輩ママに聞く「つわり対策」
先輩ママは、つわりをどのように和らげていたか症状別に教えてもらいました。
1.においづわり対策
においづわりの時はマスクをして、妊娠中でも使えるアロマオイルをマスクに染み込ませて耐えました。
（2歳の女の子のママ）
つわりの症状を和らげるために、空気をよく入れ替えていました。
（0歳と小学2年生と4年生と5年生の女の子と、5歳の男の子のママ）
においづわりに関しては、シャンプーやボディークリームなどの香りの強いものは控えて、なるべく無香料のものを使うようにしていました。
（1歳の男の子のママ）
2.吐きづわり対策
吐きづわりはピーク時は水でも吐いてしまったほど酷かったのですが、吐いて辛い時はゼリー飲料で乗り切ると少しは楽で栄養も取れて良かったです！
（4歳の女の子と小学5年生の男の子のママ）
さっぱりとした食べ物（トマトやスイカ）、その時食べたいと思うものを食べて（私はケチャップ系を欲しました）、体を休めていました。
（0歳の女の子のママ）
しいて言うなら、吐きやすいものを口に入れるなどです。
自分の場合は、林檎ジュースが吐きやすかったです。
（現在妊娠中のプレママ）
吐きづわりの時はずっと寝てる！これにつきました。
（3歳の女の子と小学1年生の男の子のママ）
3.食べづわり対策
その時に食べたいものを、1日3食にせず、5、6食など分けて食べるのがよかったです。
（0歳の女の子のママ）
食べづわりだったので、出来るだけ低カロリーの物を食べていました。
例えば、小魚とナッツが入ったおやつや、チョコレートが食べたい時は砂糖不使用で天然甘味料を使っているチョコレートなどを食べていました。
（3歳と小学3年生の女の子のママ）
食べづわりはこまめに蒟蒻ゼリーなどを口にする。胃を空っぽにしないこと。
（現在妊娠中のプレママ）
夜中、目が覚めてお腹が空くと気持ち悪かったので、枕元にゼリーやみかんを置いておいて食べてました。
（2歳の男の子のママ）
4.よだれづわり対策
よだれづわりは、気持ち悪くなったらティッシュやトイレなどで唾を吐き出してうがいをするなどして、なるべく気持ち悪い状態を無くしました。
（1歳の女の子のママ）
よだれづわりのときは、レモン味の飲み物を飲んでいました。
（3歳と5歳の男の子のママ）
つわり時に役立った！おすすめグッズ
つわりに向けて、「事前に準備しておくといいもの」を先輩ママに聞きました。
つわり用リストバンド
つわりの吐き気をおさえるツボを刺激してくれるリストバンドを付けるのも少しは効果があると思います。
（小学1年生の女の子と小学5年生の男の子のママ）
マスク
マスクを用意しておくと良いです。
匂いづわりの場合は一枚でも妨げるものがあると多少は変わってきます。
（1歳の男の子のママ）
いろいろな匂いがする外ではマスクが必須アイテムです。
栄養補助食品のゼリー
日持ちするゼリーは、色々な味を買っておいて、そのとき食べられる気分のものを食べるのがおすすめです。
（0歳の女の子のママ）
柑橘系のアロマ
唯一効いたのが、柑橘系のアロマでした。
妊娠初期には使えないアロマもあるので注意が必要ですが、レモンやライムの香りは、なぜか嗅ぐと落ち着き、嗅いでいる時は吐き気が和らいでいました。
（1歳の女の子のママ）
つわり中は「旦那さんのサポート」も大事！
つわりを一人で乗り切るのはつらいものです。
家事や出産の準備など、旦那さんのサポート体制をしっかり整えましょう。
自分は何も出来なくなるため、家のことを旦那さんや家族に手伝ってもらえるように対処しておくと負担は少なくて良いと思います。
（1歳の女の子のママ）
少しでもつわりの負担を軽減するためにしっかり準備をして、つわりに備えましょう。
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