片方の乳頭から分泌液…大丈夫?透明・白・茶色の液体。病院行くべき?

公開日:2020-10-06 | 更新日:2021-05-25
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片方の乳頭から分泌液…大丈夫?透明・白・茶色の液体。病院行くべき?

片方の乳頭から分泌液が出た!
これって大丈夫?もしかして…病気?

乳首から液体が出る理由を、お医者さんに聞きました。
考えられる病気の可能性も解説します。


監修者

松本 華英 先生

いとう新検見川クリニック

松本 華英先生

経歴

日本外科学会 専門医
いとう新検見川クリニック

なぜ?片方の乳頭から分泌液が出る原因

通常は、出産により分泌物が出るようになります。母乳が分泌され始めるのは、妊娠後期の出産間近の数週間〜出産後です。この時期に乳頭から分泌物のは生理的なことです。

医師女性
出産以外でも分泌物が出ることも場合によってはあるのですが、

・片側の乳頭のみから分泌物がでる
・分泌物に赤や茶色など血液が混じる

という場合には、そちら側の乳房に腫瘍ができている、異常があるなどの原因があると考えられます。

これ、大丈夫なの?

片方だけの場合は「要注意」です。
他に判断するポイントとして、分泌液の色に注目してください。

あまり心配のいらないケース

医師女性
透明または白っぽいサラっとした液体が両方の乳頭から少量出ている場合は、あまり心配の要らないケースが多いです。

白いカスのようなものが下着についたり、うっすら湿っていたりする場合です。

この場合は、乳頭への刺激や、ホルモンバランスの変動によって分泌液が出たと考えられます。

病院に行くべきケース

医師女性
赤、茶色いなど血が混ざっているような色であったり、明らかに血の混ざったものが出ている場合は、注意が必要です。

また、色や質感だけでなく、片方だけにその分泌物が出ている乳房にしこりが確認できる、刺激を与えていないのに分泌物が出てくるといった場合も注意が必要となります。

このような症状がある場合、

  • 乳がん
  • 乳管内乳頭腫
  • 乳腺症

といった病気が原因の可能性があります。

次から、それぞれの症状について解説します。

病気①乳がん

医師女性
乳腺組織にがんが発生した状態です。

乳管からの発症が多いとされています。転移しやすい場所は、乳房に近いリンパ節・骨・肺などです。

<分泌液の特徴>

  • 赤色〜茶色っぽい(血が混じっているような色)
  • 片方の乳頭から出てくる


<その他の症状>

  • しこり(痛みを感じないことが多い)
  • 乳房の皮膚が一部引きつっている
  • 乳首の形や向きが左右で変わってくる
  • 陥没乳頭でなかったのに、陥没してくる

乳がんの発症リスクが高い人

女性ホルモンである、エストロゲンが関わっていると考えられています。体にエストロゲンがある状態が長くあることが、乳がん発症の引き金の一因となります。そのため、若年層よりも40〜50代で発症率は上がります。

「エストロゲンを含む避妊薬を使用している」「閉経後にホルモン補充療法を受けている」などが発生のリスクをあげます。

また、「初潮が早かった、閉経まで長い人、出産経験がない、授乳していない」などのエストロゲンを長期間、体内に発生させている状態も発症リスクが上がるとされています。

遺伝的要因の場合もあります。親族のなかに癌の人がいないか、いる場合には何の癌であったかは確認しておきましょう。

他にも、飲酒、運動不足、閉経後の肥満といった生活習慣も発症率を上げます。

※乳がんは女性特有のものではなく、男性にも発生します。

病気②乳管内乳頭腫

医師女性
母乳を乳頭まで運ぶ乳管という組織の中に腫瘍ができている状態です。

腫瘍は通常良性です。乳頭に近い、太めの乳管に発生することが多い腫瘍です。

<分泌液の特徴>

  • 透明
  • 黄色
  • 赤や茶色など(血が混じっている)


<その他の症状>

  • 乳頭周辺の乳管に腫瘍、しこり

乳管内乳頭腫の発症リスクが高い人

はっきりした原因は、未だ不明です。
女性ホルモンが一因となっていると考えられています。

病気③乳腺症

医師女性
女性ホルモンのバランスの乱れが影響し、乳腺に様々な症状が現れます。

女性は、生理や妊娠などに伴い、女性ホルモンが大量に分泌されますが、その分泌に伴い乳腺が反応する状態が乳腺症です。
しこりができることもあります。しこりは通常良性です。

<分泌液の特徴>

  • 透明
  • 乳白色
  • 両側性のことが多い


<その他の症状>

  • 乳房の表面に触れると分かる状態の凸凹を感じる
  • 乳房の痛み
  • 乳房の腫れ
  • 乳房のしこり
  • しこりが痛む

乳腺症の発症リスクが高い人

30〜50代の女性に多いとされています。
生活習慣や年齢に関係なく多くの女性に現れる乳腺の症状です。

不安な症状は早く病院へ

乳頭 分泌液 片方

乳がんなど重い病気が原因であった場合、早期に発見することで完治の可能性が高くなります。

受診するのは何科?

医師女性
乳腺外科を受診しましょう。
※病院によっては外科での診療となります。

乳腺外科を探す


監修者

松本 華英 先生

いとう新検見川クリニック

松本 華英先生

経歴

日本外科学会 専門医
いとう新検見川クリニック

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