更年期に生理が止まらない…主な7つの理由|大量出血は危険!病院受診の目安も

公開日:2020-06-12 | 更新日:2020-08-27
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更年期に生理が止まらない…主な7つの理由|大量出血は危険!病院受診の目安も

「生理が止まらないのは更年期のせい?」
「大量に出血していて心配…」

お医者さんに、更年期(閉経前後の5年)に生理が止まらなくなる原因を聞きました。
病院へ行った方がいい症状や受診のタイミングも解説します。
もしかして病気?どんな治療をするの?
止まらない出血にお困りの方は、参考にしてください。

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監修者

石野 博嗣 先生

石野医院

石野 博嗣先生

経歴

医療法人社団 石野医院
日本医科大学
日本医科大学付属病院
日本医科大付属第二病院
国立横須賀病院
東部地域病院
石野医院

なぜ?更年期に生理が止まらない原因

不正出血 止まらない

医師男性
更年期になるとホルモンバランスが乱れ、月経不順がおこり、生理が止まりにくいことがあります。

子宮内膜がはがれにくくなることから、少量の出血が長く続いたり、一度に大量に出血したりする場合もあります。

この対処はNG!

お医者さん

医師男性
ホルモンバランスの乱れによって生理が止まらないと思われる場合も、市販薬やサプリを使用して対処することは避けましょう。

病気により出血している可能性もあるので、8日以上生理が続くようであれば、一度医師に相談することをおすすめします。

病院を受診する目安

特に下記の状態のときには、早めに病院へ行きましょう。

  • 大量の出血がある
  • レバーのような血液の塊がたくさん排泄される
  • 耐え難い月経痛
  • 8日間以上月経が続く
  • 月経時以外にも出血がみられる
  • 排尿障害がでた
  • 腹部にしこりのようなものがある
医師男性
この他にも、気になる症状がある場合には、婦人科の受診をおすすめします。

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受診のタイミング

医師男性
できれば、出血している時に受診しましょう。
(生理の出血が止まったあとに受診しても構いません。)

基礎体温を記録している場合は、ぜひ持参してください。
また、受診する際には、以下の5ポイントを医師に伝えると良いでしょう。

  1. 出血の増加が始まった時期
  2. 出血量
  3. 月経の周期(月経期間)
  4. 出血の状態(例:レバーのような塊が出る等)
  5. 他の症状の有無

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生理が止まらないのを放置すると…

医師男性
「これくらいなら大丈夫」と自己判断して、病院に行かずそのままにしておくことは、避けましょう。

子宮や卵巣の疾患を見逃してしまい、症状が悪化したり、妊娠が困難になったりする可能性があります。ガン化する恐れもあります。
過多月経や過長月経の場合は、貧血を併発しやすく、日常生活に悪影響を及ぼす可能性があります。

注意!こんな病気の可能性も

大量出血激痛がある場合は病気の可能性もあります。

月経期間が8日以上続く状態を「過長月経」、出血量が増えたり、月経痛が酷いなどの症状が見られる状態を「過多月経」といいます。

医師男性

更年期の過長月経や過多月経の症状は、

  1. 機能性子宮出血
  2. 子宮筋腫
  3. 子宮腺筋症
  4. 子宮内膜ポリープ
  5. 子宮内膜増殖症
  6. 子宮頸がん

といった病気の可能性があります。

それぞれの症状を詳しく解説します。

原因1. 機能性子宮出血

医師男性
出血の要因(妊娠・腫瘍・外傷・炎症など)が見当たらない場合、機能性子宮出血と診断します。不正出血の約30%を占めるため、頻度の高い症状と言えます。

※様々な原因によって起こる子宮内膜からの不正出血の総称です。厳密には病気の名前ではありません。

<主な症状>
不規則に、頻繁に出血がみられます。

原因2. 子宮筋腫

医師男性
子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。

子宮筋腫ができると、経血を排出する際の子宮の収縮機能に異常が出たり、子宮内膜が厚く形成されて、月経時に剥がれ落ちる量が増えることが影響して、生理が止まらなくなると考えられます。

<主な症状>
経血量の増加が起こり、レバーのような血液の塊が出てきます。月経が7日以上ダラダラと出血が続きます。

また、月経痛、腰痛、貧血、排尿異常などが起こります。

原因3. 子宮腺筋症

医師男性
女性ホルモンの影響を受け、子宮の筋肉の層に子宮内膜と似た組織が増殖し、正常な子宮内膜と同様に出血をするため、生理が止まらなくなると考えられます。

また、子宮腺筋症により子宮内膜が変形したり、拡張したりすることで、経血を排出する際の子宮の収縮のバランスが崩れるため、出血しやすくなります。
症状が重い場合は、子宮全摘手術などを考慮することも必要な病気です。

<主な症状>
月経痛、過多月経や過多月経による貧血、骨盤痛などがみられます。痛みはかなり強く、月経が終了しても数日続く場合もあります。女性ホルモンの分泌が減少して閉経するころを境に、症状は治まります。

原因4. 子宮内膜ポリープ

医師男性
子宮内膜の細胞が何らかの原因で異常増殖し、ポリープができる病気です。突出したポリープで子宮内の表面積が大きくなるため、経血の量が増えて、生理が止まらなくなると考えられます。

子宮内膜ポリープができるのは、女性ホルモンであるエストロゲンも原因の一つとされていますが、明らかになっていません。

<主な症状>
経血量が多く、月経期間が長くなります。また、月経時以外の出血(閉経後にも性器出血)や貧血になることもあります。

原因5. 子宮内膜増殖症

医師男性
子宮内膜が異常に分厚く増殖し、月経時に剥離される子宮内膜の量が多いため、生理が止まらない症状が現れます。

<主な症状>
経血量が多い、月経期間が長い、月経時以外の出血がある、貧血などの症状が現れます。

原因6. 子宮頸がん

医師男性
性交渉などでヒトパピローマウイルス(HPV)が子宮頸部に感染することで起こる病気です。物理的刺激により、出血を起こすことがあります。

<主な症状>
子宮頸がんは、まだ細胞ががん化していない初期段階では、症状がありません。進行すると、生理以外での出血、特に性交時の出血がみられます。出血量は多く、繰り返すのが特徴です。おりものの色や状態に変化があらわれたりします。さらに悪化すると、下腹部や腰が痛くなることもあります。

初診ではどんな検査をするの?

病院

一般的に、初診は次のような流れで行われます。

  1. 問診
    月経周期、月経の日数、最終月経日、初潮の年齢、妊娠・出産歴、既往歴、アレルギーの有無等の確認が行われます。
  2. 内診
    子宮、卵巣の状態、圧迫による痛みの有無等を確認します。
  3. 超音波検査(必要な場合)
    経腟プローブ(棒状の器具)を膣内に挿入して、子宮や卵巣の状態を確認する検査を行います。
  4. 細胞診(必要な場合)
    子宮頸部細胞をヘラ、ブラシ、綿棒等で採取して、異常細胞の有無を確認する検査を行います。

監修者

石野 博嗣 先生

石野医院

石野 博嗣先生

経歴

医療法人社団 石野医院
日本医科大学
日本医科大学付属病院
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