更年期の悩み「乳腺症がひどい」乳首が痛い・しこりができる・乳頭から分泌物など

更新日:2022-04-26 | 公開日:2019-01-30
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更年期の悩み「乳腺症がひどい」乳首が痛い・しこりができる・乳頭から分泌物など

「乳房が痛い…」
「乳房にしこりができた…」

更年期の悩みの一つである「乳腺症」について、お医者さんに詳しく聞きました。
乳がんとの見分け方、セルフケア方法なども併せて解説します。


監修者

石野 博嗣 先生

石野医院

石野 博嗣先生

経歴

医療法人社団 石野医院
日本医科大学
日本医科大学付属病院
日本医科大付属第二病院
国立横須賀病院
東部地域病院
石野医院

更年期に起こる「乳腺症」って?

医師男性

乳腺症は、乳腺に起こる生理的な症状を指します。
乳腺に正常とは違った変化が見られるだけで、病気ではありません。

主な原因はホルモンバランスの変化で、生理が関係して発症するケースが多いです。
特に治療を必要とするケースは、ほぼないと考えていいでしょう。

乳腺症の主な症状は「胸の痛み・しこり・分泌物」

医師男性
  • 乳房の痛み(疼痛)
  • 乳房の硬結(しこり)(※)
  • 乳頭から分泌物が出る

などは乳腺症の主な症状です。

※硬結(こうけつ):柔らかい組織が、炎症・うっ血・充血などで硬くなること

乳腺症は多くの場合、乳がんとは関係がありません。
ここでご説明したような症状は、ほとんどのケースで自然に軽快していくため、過度な心配は必要ないでしょう。

ただし、しこりがある場合は、乳がんが含まれる可能性を考える必要があるため、詳しく検査を行うのが、望ましいです。

チクチクとした痛みを感じる…

乳腺症でチクチクとした痛みを感じることがありますが、これは胸の中に水がたまる「乳腺のう胞」が大きくなると感じます。

母乳みたいなものが出た…

乳腺症になると、乳頭から分泌物(水っぽい、母乳のようなもの)が出ることもあります。
これはホルモンバランスの影響で生じます。

「乳腺症のしこり」と「乳がんのしこり」の見分け方は?

▼乳腺症のしこりの特徴

  • 両方か片方にできる
  • 大きさはバラバラで揃っていない
  • 生理が終わる頃にしこりも小さくなる
  • しこりが痛む
  • しこりを押すと痛い

上記に当てはまる場合は、乳腺症の可能性が高いです。
ただし、念のため医療機関で検査を受けたほうが良いでしょう。

要注意!こんな症状は乳がんかも

▼乳がんのしこりの特徴

  • 硬い
  • 境目がわかりにくい、凸凹感じる
  • しこりが動かない

 

乳がんの症状の特徴

  • 乳房に凹みができる
  • 乳房にただれができる
  • 乳頭からの出血や血の混じった分泌物
  • わきの下が腫れる

など

乳腺外科を探す

35~50歳の発症が多い

医師男性
乳腺症は、ホルモン分泌が盛んな35~50歳台の女性に多くみられます。
閉経後に乳腺症が発生するのはまれです。
痛みや硬結などの症状は、月経前に強くなり、月経とともに軽減、終わる頃には緩和されることが多いです。

乳腺症を起こしやすい人

  • 出産後の授乳期に、「乳腺炎」を発症した人
  • 授乳していない人・授乳期間が短かった人
  • ストレスが多い人

乳腺症のセルフケア

乳房が痛いときのセルフケア

市販の鎮痛剤を使用できます。
生理が終わる頃には、痛みも取れることが多いのでマッサージなどは必要ありません。

長引く場合は、自己判断せずに医療機関で相談してください。
医療機関では痛み止めの処方も可能です。

胸のしこりのセルフケア

乳腺症と診断されている場合は、しこりのケアは必要ありません。

痛みがある時にマッサージを行うと悪化することもあるので、安静にしましょう。
ただし、乳腺症のしこりと似たような症状で乳がんを発症することがあるので、1年に1~2度は検診を受けましょう。

乳頭の分泌物のセルフケア

外に出るときはパッドをつけ対応しましょう。
入浴時には、清潔にしてください。

乳腺外科を探す

病院では、どんな対処をするの?

医師男性
乳腺症は、基本的には積極的な治療を必要としません。
半年に一度のペースで、経過を観察するケースが多いです。
乳房の痛み・ハリ感が強い場合には、対症療法(でている症状を和らげる治療)が行われます。

治療例

  • 漢方薬の処方
  • ホルモンバランスを調節できる低用量ピルの処方
  • しこりから水を抜く処置 など

何科に相談に行けばいい?

乳腺外科で受診しましょう。

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乳がんの発症は非常にまれだが…

乳腺症は、

  • 細胞が増殖しない(非増殖性病変)
  • 細胞が増殖する(増殖性病変)

次の2つに区別されます。

乳がんになる可能性があるのは、「増殖性病変」の方ですが、乳腺症のほとんどが「非増殖性病変」であり、多くは乳がんとは関係がない“しこり”です。

しかし、100%心配ないとは言い切れないため、しこりなどの自覚症状がある場合には、念のため医療機関を受診してください。

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日本医科大学
日本医科大学付属病院
日本医科大付属第二病院
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東部地域病院
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