左肋骨の下が痛いのは婦人科の病気サイン?病院は何科?ズキズキ・生理のたびに痛むのは要注意

更新日:2022-04-22 | 公開日:2021-07-12
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左肋骨の下が痛いのは婦人科の病気サイン?病院は何科?ズキズキ・生理のたびに痛むのは要注意

「左肋骨の下が痛い…これは婦人科の病気?」

“痛みの原因”をお医者さんが解説します。
生理周期に伴う症状は、子宮内膜症子宮筋腫を疑う必要があります。

また、尿路感染症大腸がんといった病気にも注意しましょう。


監修者

岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

左肋骨の下が痛い…婦人科の病気サインって本当?

医師男性
卵巣・子宮の病気によって左肋骨の下が痛むことも、稀にあります。
ただし、通常は婦人科の病気以外で起きているケースが多いです。

婦人科以外の「左肋骨の下が痛い」原因として多いのは、肋間神経痛、骨折、気胸などです。

ズキズキ痛むのは「婦人科の病気の可能性あり」

卵巣や子宮に腫れ・炎症がある場合、じんじん、ズキズキとした痛みを感じます。
「子宮内膜症」の場合は、生理のたびに痛みが増し、徐々に我慢できないほどの痛みになっていくこともあります。

こんな症状があったら婦人科へ!

  • 生理の出血量が多い
  • 貧血
  • 不妊
  • 不正出血
医師男性
上記の症状があらわれている場合、すぐに婦人科で相談するようにしましょう。

特に妊娠を望んでいる場合は、早めの治療をおすすめします。
治療を早い段階で済ませることで、不妊を防ぎやすくなります。

また、医療機関に行かずに放置すると、手術や入院が必要になるリスクが高くなります。

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どんな病気の可能性があるの?

医師男性

左肋骨の下に痛みが生じる婦人科の病気には、

  1. 子宮内膜症
  2. 子宮筋腫

などの可能性が考えられます。

※婦人科の病気で左肋骨の下の痛みが起こるケースは稀です。

病気① 子宮内膜症(生理のたびに痛みが増す)

医師男性
子宮内にあるべき“子宮内膜組織”が子宮とは違う場所に発生する病気です。
子宮内膜症が左卵巣やその周辺の左側の臓器に起こると、左助骨の下が痛む場合があります。

この場合、異常発生した“子宮内膜組織”の剥離や増殖によって、痛みが起こっています。
左肋骨の下の痛みは、生理のたびに症状が増す傾向があります。

子宮内膜症の「主な症状」

  • 重い生理痛
  • 腰痛
  • 下腹痛
  • 排便痛
  • 性交痛

生理前から生理期間中に重い痛みのようなものを感じやすくなります。
また、生理の回数を重ねるごとに症状、痛みが強くなるのが特徴です。

子宮内膜症の「原因」

医師男性
はっきりとした原因はわかっていません。
現段階では、遺伝が関係しているとも言われています。

どんな人に多い?

20代~30代の女性に多く発症します。

自分でできる対処法は?

セルフケアで快方に向かわせるのは困難です。

  • 生理のたびに生理痛が重くなる
  • 腹部痛などが激しい
  • 日常生活に支障が出るほどの痛みがある

といった場合は、早めに婦人科で相談しましょう。
悪化すると手術が必要になるケースもあります。

婦人科で受ける治療法は?

医師男性
での治療と手術での治療があります。

根治は閉経または手術のみですが、症状が軽いうちに早期治療できれば、お薬の治療だけで済む可能性があがります。
子宮内膜症は、再発や“がん化”のリスクもあるので、長期的な経過観察が必要です。

病気② 子宮筋腫(生理の出血が増える)

医師男性
子宮の壁にできる良性の腫瘍です。
この腫瘍が左側にできると、左助骨の下に痛み・違和感が生じる場合があります。

子宮筋腫が大きくなると、お腹がポッコリと出る人もいます。

主な症状

  • 生理の出血量が増える
  • 不正出血
  • 貧血
  • 腰痛
  • 頻尿

頻尿の症状は、腫瘍が膀胱を圧迫することで起こります。

この病気の原因

医師男性
女性ホルモンが影響して発症するとされています。

閉経を迎えて女性ホルモンが排出されなくなると、筋腫が自然と小さくなることもあります。

どんな人に多い?

30代ごろの女性に多いです。

自分でできる対処法は?

医師男性
子宮筋腫は自身では対処できない病気です。

症状が重い場合は婦人科での治療が必要ですが、軽い場合には経過観察となります。

なお、

  • 痛みがつらい
  • 生理の量が増えて困っている

など日常に影響がある場合は、婦人科で相談してください。

婦人科で受ける治療法は?

医師男性
飲み薬で腫瘍を小さくする治療、手術で腫瘍を取り除く治療などが主流です。

婦人科を探す

婦人科以外の病気のケースも

左肋骨の下が痛い 婦人科

医師男性

左肋骨の下に痛みを引き起こすのは、

  1. 尿路感染症
  2. 大腸がん

といった病気の可能性もあるので、注意が必要です。

ご自身の症状に当てはまる病気はないか、チェックしていきましょう。

婦人科以外の病気① 尿路感染症

医師男性
尿路の左側に結石・感染症が起こると、左助骨の下が痛みます。

こんな症状はありませんか?

  • 排尿痛
  • 頻尿、残尿感
  • 尿混濁
  • 下腹部痛、背部痛
  • 高熱
  • 血尿

排尿痛とは、尿を出すときに感じるズキズキとした痛みです。
また、背部痛や高熱、血尿がある場合、症状が進行して“腎盂腎炎”を発症している疑いがあります。

尿路感染症の原因

医師男性
細菌感染(大腸菌など)が原因です。

そのため、

  • 疲労をためている
  • 睡眠不足

など、免疫が低下しているときに多く発症します。

自分でできる対処法は?

医師男性
水分を多くとりましょう。
尿から菌を排出させることで、症状が快方に向かいやすくなります。

病院は何科?

医師男性
尿路感染症は、泌尿器科で専門的な治療を受けられます。
また、女性は婦人科でも相談できます。

尿路感染症の場合、抗菌薬の処方が行われます。
ただし、腎盂腎炎まで進行すると入院治療が必要となるケースもあります。

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婦人科以外の病気② 大腸がん

医師男性
大腸の一部にがん細胞が増殖することで、左助骨の下に痛みを感じる場合もあります。

大腸がんの場合、大腸ポリープが“がん化”する、もしくは直接粘膜から発生するといったケースがあります。

こんな症状はありませんか?

  • 血便
  • 便秘
  • 下痢
  • 腹痛
  • 倦怠感

初期は無症状の場合が多いです。
症状を自覚するときには、病気が進行している可能性があります。

大腸がんの原因

医師男性
  • 便秘
  • 肥満
  • 過度の飲酒
  • 喫煙習慣
  • 赤肉の過剰摂取

などが発症リスクを上昇させると考えられています。

自分でできる対処法は?

医師男性
大腸がんは、セルフケアで治せません。
心当たりがある方は、医療機関で検査を受けましょう。

病院は何科?

医師男性
大腸がんを疑うときは、胃腸内科・内科を受診しましょう。

大腸がんの場合、放射線による治療、手術が必要です。

胃腸内科を探す

※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。


監修者

岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

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