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「左肋骨の下が痛い…これは婦人科の病気?」
“痛みの原因”をお医者さんが解説します。
生理周期に伴う症状は、子宮内膜症や子宮筋腫を疑う必要があります。
また、尿路感染症や大腸がんといった病気にも注意しましょう。
もくじ
婦人科以外の「左肋骨の下が痛い」原因として多いのは、肋間神経痛、骨折、気胸などです。
卵巣や子宮に腫れ・炎症がある場合、じんじん、ズキズキとした痛みを感じます。
「子宮内膜症」の場合は、生理のたびに痛みが増し、徐々に我慢できないほどの痛みになっていくこともあります。
特に妊娠を望んでいる場合は、早めの治療をおすすめします。
治療を早い段階で済ませることで、不妊を防ぎやすくなります。
また、医療機関に行かずに放置すると、手術や入院が必要になるリスクが高くなります。
左肋骨の下に痛みが生じる婦人科の病気には、
などの可能性が考えられます。
※婦人科の病気で左肋骨の下の痛みが起こるケースは稀です。
この場合、異常発生した“子宮内膜組織”の剥離や増殖によって、痛みが起こっています。
左肋骨の下の痛みは、生理のたびに症状が増す傾向があります。
生理前から生理期間中に重い痛みのようなものを感じやすくなります。
また、生理の回数を重ねるごとに症状、痛みが強くなるのが特徴です。
どんな人に多い?
20代~30代の女性に多く発症します。
セルフケアで快方に向かわせるのは困難です。
といった場合は、早めに婦人科で相談しましょう。
悪化すると手術が必要になるケースもあります。
根治は閉経または手術のみですが、症状が軽いうちに早期治療できれば、お薬の治療だけで済む可能性があがります。
子宮内膜症は、再発や“がん化”のリスクもあるので、長期的な経過観察が必要です。
子宮筋腫が大きくなると、お腹がポッコリと出る人もいます。
頻尿の症状は、腫瘍が膀胱を圧迫することで起こります。
閉経を迎えて女性ホルモンが排出されなくなると、筋腫が自然と小さくなることもあります。
どんな人に多い?
30代ごろの女性に多いです。
症状が重い場合は婦人科での治療が必要ですが、軽い場合には経過観察となります。
なお、
など日常に影響がある場合は、婦人科で相談してください。
左肋骨の下に痛みを引き起こすのは、
といった病気の可能性もあるので、注意が必要です。
ご自身の症状に当てはまる病気はないか、チェックしていきましょう。
排尿痛とは、尿を出すときに感じるズキズキとした痛みです。
また、背部痛や高熱、血尿がある場合、症状が進行して“腎盂腎炎”を発症している疑いがあります。
そのため、
など、免疫が低下しているときに多く発症します。
尿路感染症の場合、抗菌薬の処方が行われます。
ただし、腎盂腎炎まで進行すると入院治療が必要となるケースもあります。
大腸がんの場合、大腸ポリープが“がん化”する、もしくは直接粘膜から発生するといったケースがあります。
初期は無症状の場合が多いです。
症状を自覚するときには、病気が進行している可能性があります。
などが発症リスクを上昇させると考えられています。
大腸がんの場合、薬や放射線による治療、手術が必要です。
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
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