頻発月経は「病院に行くべき」?受診の目安。原因や治療法も解説。

更新日:2023-01-31 | 公開日:2023-01-30
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頻発月経は「病院に行くべき」?受診の目安。原因や治療法も解説。

最近、生理の周期が短い…
病院に行った方がいい?

頻発月経がある場合に病院に行くべきか、お医者さんに聞きました。

生理不順が起こる原因や病院での治療内容、初診の流れについても解説します。

頻発月経は「病院に行くべき」?

  • 2ヶ月以上、頻発月経が続いている(※)
  • 1ヶ月間に月経が2~3回起こる
  • 倦怠感がある・疲れやすい
  • 不正出血(生理以外の出血)が2~3日以上続いている
医師男性

上記のケースに当てはまる場合は、病院を受診しましょう。
これらの状態を放置していると、「不妊・流産」「貧血」「他の病気を見逃す」等のリスクが高まると考えられています。

※頻発月経とは、月経周期が通常の25~38日より短い24日以内で、月経頻度が多い(月2~3回月経がある)状態です。

思春期・閉経前の場合は心配いらないケースが多い

医師男性

「思春期」や「閉経前」は頻発月経が起こりやすくなります。
これらの場合は、心配いらないケースが多いです。

「思春期(初潮を迎えた時期)」は月経の周期が安定しないことが多く、頻発月経が起こりやすいです。
また「閉経前」は、卵巣機能の低下により、頻発月経が起こることもあります。

他の症状がない場合、これらのケースでは過剰に心配する必要はないと考えられています。

ただし、「頻発月経の他に気になる症状がある」「念のため診てもらいたい」といった場合は、一度「婦人科」を受診して相談することをおすすめします。
受診のタイミングとしては、生理が終わった後がおすすめです。

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頻発月経の原因

医師男性
頻発月経は、ホルモンバランスの乱れによって起こることが多いです。

ホルモンバランスの乱れにより、排卵から次の月経までの期間(黄体期)が短くなったり、排卵が起こる期間(排卵期)が短くなったりすることで、通常よりも生理の周期が短くなります。

ホルモンバランスの乱れを引き起こす主な要因

  • ストレスの蓄積
  • 不規則な生活
  • 過度のダイエット
  • 栄養不足

など

この他、閉経が近づいたことによる「卵巣機能の低下」や「子宮体ガン」等の悪性疾患が原因の可能性もあります。

婦人科での初診の流れ

  1. 問診・カウンセリング
  2. 医師の診察
  3. 各種検査(血液検査・尿検査・触診・内診・超音波検査・必要に応じてガン検診等)
  4. 検査結果の説明
  5. 薬剤処方・会計
医師男性
「婦人科」での初診は、上記のような流れで行われるケースが多いです。

検査等で不安なことがある場合は、事前に受診する病院に連絡して確認する方法もあります。

頻発月経の治療法は?

医師男性

頻発月経の治療内容・治療の方針は、

  • 妊娠を希望しているか
  • 貧血の有無
  • 年齢

等によって変わってきます。

妊娠を希望する場合は、「排卵誘発剤(卵胞期短縮症の場合)」や「黄体ホルモン製剤(無排卵性の場合)」「低用量ピル」「漢方薬」などが処方されます。

妊娠を希望していなくても、生理の回数が増えることにより出血量が増えて貧血を起こしている場合は、「鉄剤」が投与されることがあります。

治療の必要がないケースも

医師男性
  • 初経(初潮)を迎えたばかり
  • 更年期である
  • 妊娠を希望しておらず、「他の症状」や「検査での異常」がない

上記に当てはまる場合は、治療が必要ないことが多いです。

「初経(初潮)を迎えたばかり」の場合、頻繁に生理が起こることは珍しくないため、治療が必要ないケースが多いです。

閉経を迎える「更年期」の場合も、卵巣機能の低下により頻発月経を起こしやすく、その他の症状がなければ経過観察のみで、治療が必要ないことが多いです。

また、妊娠を希望しておらず、「頻発月経以外の症状がない」「検査で異常がなかった」場合は、経過観察で基本的に治療の必要はありません。

治療にかかる費用

医師男性
保険適用の場合、1万円程度必要になるケースが多いです。

しかし、検査内容や薬剤処方等により費用は異なります。

また、保険適用になる場合と自由診療になる場合があるため、事前に受診する病院に確認することをおすすめします。

医師にはどんなことを伝えればいい?

  • 月経周期・日数
  • 最終月経日
  • 出現している症状(月経に関するトラブル等)
  • 妊娠・出産経験の有無
  • 既往歴
  • 服用中の薬の有無
  • アレルギーの有無
  • 親族の病歴
医師男性
上記のことをまとめておき、医師に伝えることで、診察がスムーズに進むと考えられます。

また、「基礎体温」を測定している場合は、ぜひ持参してください。

医師が診察する際にとても役立ちます。

服装は「スカート」がおすすめ

医師男性

婦人科では、内診を行うことがあります。

スカートだと、そのまま検査できるため診察がスムーズです。

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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