もくじ
どうしよう…!子どもの耳から血が!
それぞれの対処法をお医者さんが解説します。
病院に行くべきケースも多いので、しっかり読んでくださいね。
公益社団法人 日本小児科学会 小児科専門医
2002年 慶應義塾大学医学部を卒業
2002年 慶應義塾大学病院 にて小児科研修
2004年 立川共済病院勤務
2005年 平塚共済病院小児科医長として勤務
2010年 北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室勤務
2012年 横浜市内のクリニックの副院長として勤務
2017年 「なごみクリニック」の院長として勤務
2020年 「高座渋谷つばさクリニック」院長就任
耳かきや綿棒で過剰に耳掃除を行うと、耳の粘膜や鼓膜を傷つけて出血することがあります。
粘膜を傷つけると多少の痛みがあるでしょう。また、鼓膜を傷つけてしまうと、猛烈な痛みを生じますが、出血はそれほど起こりません。
放置すると、難聴や中耳炎など細菌感染の原因となることもあります。
中耳炎になると鼓膜が破れて、血と耳垂れが耳から出てくることがあります。鼓膜が破れる前には、発熱・耳の閉塞感・強い痛みを感じます。
滲出性中耳炎は、難聴の原因となります。
ボールが当たったり、耳を打ち付けたりすると、打撲することがあります。鮮血の出血がでます。怪我や傷の度合いにより出血量は異なります。耳を強く打ち付けると、頭痛やめまいを感じることがあります。
耳を打ち付けた際は、頭も強く打っていますので、耳鼻いんこう科の救急が対応できる医療機関を受診して、頭部の画像検査などを受けましょう。
側頭部に強い衝撃を受けると頭部骨折を起こし、耳から出血することがあります。
頭部の痛みを感じ、通常、動くことは困難です。
まれな症状ですが、ガン化している皮膚があると耳から少量出血を繰り返すことがあります。
ガン化している部分に痛みが出ることがあります。
すぐに病院での治療が必要です。
すぐに病院を受診しましょう。
また、触っていないのに何度も出血を繰り返している場合、内部に異常があると考えられます。鼓膜の損傷や耳の皮膚がんなど、重い病の可能性もあります。
これらは早い治療によって、予後が異なります。
耳の異常は早期診察・治療を受けましょう。
耳から出血している場合は、どこの器官からの出血なのかを、すぐに調べます。検査は、スコープを使った検査や診察や、状態によってはレントゲン検査やCT検査なども必要です。
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