乳歯の抜ける順番が違う!「奥歯から抜けた」大丈夫?|歯科医監修

乳歯の抜ける順番が違う!「奥歯から抜けた」大丈夫?|歯科医監修

公開日:2021-07-16 | 更新日:2022-11-16

本サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。コンテンツ内で紹介した商品が購入されると売上の一部が還元されることがありますが、コンテンツは自主的な意思で作成しています。

乳歯の抜ける順番が違う「奥歯から抜けた…!」

「乳歯の抜ける順番が違うのは大丈夫なのか」
「注意すべき抜け方」
など、歯医者さんが詳しく解説します。

歯の生え変わりの時期に気をつけるべきことなどもチェックしましょう。

監修者

むかい歯科

迎 和彦 先生

経歴

1990年 昭和大学歯学部卒
昭和大学第三歯科補綴学教室入局
1996年 昭和大学第三歯科補綴学教室退職 同上特別研究生
都内歯科医院管理者(院長)勤務
2004年 大田区大森にて「むかい歯科」開業

乳歯の抜ける順番が違う!

乳歯の抜ける順番が一般的な順番と違います。
大丈夫なのでしょうか…?
ママ(困り顔)
先生(男性)
はい、歯の成長・生え変わり時期には個人差があります
  • 乳歯が抜ける前にグラグラしていた(生え変わりの準備が正常に進んでいた)
  • 乳歯が抜けた場所に永久歯が下から見えている
  • 乳歯が抜けて3ヶ月程度で永久歯が下から生えてきた

というような場合は通常問題ありません。

一般的な乳歯の抜ける順番

 

  1. 1. 下の前歯
  2. 上の前歯
  3. 奥歯

といわれることが多いです。

この「下の前歯から抜ける~」という順番は、あくまでも“一般的な順番(※)”です。子どもによって、抜ける順番が違うことがあります。

一般的には、6歳前後から乳歯が抜け始め、10歳頃までかけて生え変わっていきます。女児の方が歯が抜けるのが早い傾向があります。

「奥歯の乳歯が先に抜けた」のですが…大丈夫?

奥歯の乳歯が先に抜けました。まだ前歯は抜けなさそうです。
大丈夫なのでしょうか…?
ママ
先生(男性)
歯の抜ける順番には個人差があるため、奥歯が先に抜けても大丈夫でしょう。

準備ができた歯から抜けていくので、抜ける順番が変わるのはよくあります。

「奥歯が先に抜けた」場合、“リスク”はある?

先生(男性)

奥歯が先に抜けること自体は問題ありません。
ただし、奥歯が抜けて長い間(3か月以上)永久歯が生えてこないと、

  • 噛み合わせに左右差が出る
  • 顎の発達に影響が出る歯並びがずれてしまう

などのリスクが考えられることもあります。

あまりに永久歯が生えるまでに時間がかかると、永久歯や顎に発達に影響する場合もあるので歯科に相談しましょう。

永久歯が生えるのに3ヶ月程度かかる場合や、1年以上生えてこないケースもあります。
ママ・パパは永久歯が順調に生えてきているかチェックしましょう。

こんな抜け方をしたら要注意!

先生(男性)

乳歯が、

  1. 生え変わり時期ではないのに抜けた(ケガ・事故などで)
  2. 抜けた後も永久歯が生えてこない

などの場合は要注意です。

注意すべき理由を解説していきます。

1.生え変わり時期ではないのに抜けた(ケガ・事故などで)

先生(男性)
ケガや事故で乳歯がいきなり抜けてしまった場合、顎の発達や食事、永久歯の歯並びに影響が出ることもあるので要注意です。歯医者で治療が必要になります。

どんな治療をするの?

根っこが残っている・抜け落ちた歯の状態良い場合は、歯をくっつける治療を行える場合もあります。
完全に抜け落ちて歯列に影響が出そうな場合は、器具を取り付けて歯列が歪まないように調整する治療を行います。

2.抜けた後も永久歯が生えてこない

先生(男性)
乳歯が抜けた後も永久歯が生えてこない場合、永久歯が、作られていない・埋伏歯(埋まったままの歯)・顎の大きさや遺伝が原因で生えてこないなどの可能性もあり、要注意です。

歯医者での確認と、埋伏歯であれば治療が必要になります。

どんな治療をするの?

埋伏歯の場合であれば、出してけん引してあげる治療を行います。

歯の生え変わり時期に気をつけること

先生(男性)
  1. 歯のチェックをする
  2. 食事のバランスを整える

ように気をつけましょう。

1.歯のチェックをしよう!

先生(男性)
  • グラつきがないのに永久歯が生えてきていないか
  • いつまでも抜けない乳歯は無いか
  • 虫歯ができていないか

など、お子さんの口の中はチェックが必須です。

歯の生え変わりは早いお子さんで5歳頃〜始まります。
乳歯がグラグラし始めると、「噛むのを嫌がる」「歯をいじってばかりいる」などの行動が見られます。歯が生え変わる段階にきていることを伝え、ママ・パパも意識して歯のチェックをしてあげるようにしましょう。

2.食事のバランスを整えよう!

先生(男性)
子どもの健康な歯を作るには、バランスの良い栄養が必要です。
またよく噛むという行為も、顎の発達や言葉の発達に重要なため、食事のバランスを整え健康な歯や発育のサポートをしましょう。

柔らかいものばかりでなく“固いもの”“顎を使って食べるもの”を年齢が上がるとともに増やして歯と顎を健やかに育てましょう。

乳歯の虫歯は「永久歯にも悪い影響」が…

 

乳歯の虫歯は歯の先を伝わり下で待機している永久歯にまで伝わります。永久歯は虫歯の影響を受けると「色が変わる、変形する」などダメージを与えます。

歯の定期検診のおすすめ

先生(男性)
虫歯の早期発見に繋がるのはもちろんですが、歯並びや生え変わりの異常も早く見つけることができるため、歯の定期健診をおすすめします。

乳歯の抜ける順番が違うのは、個人差もあるため問題ないケースが多いですが、少しでも心配な場合は、歯医者で相談してみるのがよいでしょう。

定期健診では、虫歯チェック・歯列の確認・噛み合わせの異常がないかの確認などが行われます。

合わせて読みたい
2021-06-03
子どもが歯磨きを嫌がってイライラする!子どもの歯磨きがストレス…。お悩みのママ・パパのために「子どもの歯磨きのコツ」を先輩ママ・パ...

頑張りすぎのママ・パパへ

300_250nosh

育児も家事も「やることが多すぎ!」
そんな頑張りすぎのあなたへ。お夕飯、少し楽しませんか?

\初回2000円割引実施中/

宅配冷凍お弁当「nosh」
詳しくはこちら

※記事の内容は公開日時点の情報です。公開後の状況により、内容に変更が生じる場合があります。
不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

修正箇所
メールアドレス
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
不正確な箇所についてのご指摘
※「上から2番目の画像が不鮮明」「最初の段落の◯◯という情報の追加を希望する」等、問題箇所についてご指摘いただけたら幸いです。

貴重なご意見をありがとうございます
kosodate LIFE(子育てライフ)はよりお役にたつ情報をお伝えできるよう、ご意見を参考にサイトの改善を行って参ります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
送信エラー
大変お手数ですが、ページを更新いただき、再度ご意見をご送信ください。
更新後も再び送信エラーが発生する場合は、 お問い合わせページ からご連絡いただけますと幸いです。

\「子どもの歯」カテゴリの特集記事/

突発性発疹から急性脳症になった話

\フォロワーになってください!/

 

ツイッター画像

 

 

kosodate LIFEで人気の記事や育児マンガを配信中!

私たちと一緒に、妊娠・子育てライフを楽しみましょう♪