2歳児の朝ごはんお手本メニュー！簡単レシピ・注意【管理栄養士監修】

２歳の子どもの朝ごはんは何がいい？
おすすめ簡単レシピと“理想的な献立”をご紹介します。2歳児の朝ごはん作りでママ・パパが気をつけるポイントも解説します。

監修者

望月 理恵子

経歴

管理栄養士

1999年　東京家政学院短期大学　生活科学科　食物栄養学科　卒業　準学士
1999年　調剤薬局にて栄養カウンセリング
2001年　管理栄養士　取得
2005年　健康食品・化粧品の会社にて学術担当
2012年　株式会社 Luce 代表取締役

簡単&時短レシピ4選

２歳児の朝ごはんにおすすめしたい「とっておきレシピ」を4つ紹介します！

しめじの混ぜご飯

※写真はイメージです。

＜材料＞
米45g
しめじ10g
にんじん5g
油揚げ5g
醤油小さじ1/2
みりん小さじ1/6

▼作り方
① しめじを小房に分ける。
② にんじんを千切りにする。
③ 油揚げは湯抜きしてから千切りにする。
④ といだ米、①、②、調味料を入れて、120mlほどの水を入れて炊く。

鶏そぼろ丼

※写真はイメージです。

＜材料＞
鶏ひき肉200g
醤油大さじ2
砂糖大さじ2
酒大さじ1
海苔適量

▼作り方
① フライパンか小鍋に鶏ひき肉、醤油、砂糖、酒を入れて中火にかける。
② 鶏ひき肉にしっかり火が通り、ポロポロ状になるまで炒める。
③ ごはんにのせて、海苔をかける。
＊作って残った鶏ひき肉は、保存容器に入れて冷蔵庫で5日間程度保存可能。

かぼちゃチーズ焼き

＜材料＞
かぼちゃ20g程度
溶けるチーズ5g
青のり適量

▼作り方
① かぼちゃの種とワタを取り除き、一口大に切る。
② ①を電子レンジか蒸し器でやわらかくする。
③ ②に溶けるチーズをのせて、チーズに少し焼き色がつくまでトースターで焼く。
④ 青のりをかける。

ほうれん草とコーンの和え物

＜材料＞
ほうれん草15g程度
コーン(缶詰)5g程度
かつおだし小さじ1
醤油1ml

▼作り方
① ほうれん草を1cmくらい幅に切って、やわらかくなるまで湯がく。
② かつおだしと醤油を混ぜ合わせる。
③ ほうれん草とコーンを混ぜてから②で和える。

お手本メニュー（和食）

２歳時の朝ごはんにおすすめの「和食の献立」を紹介します。

わかめのおにぎりプレート

【主食】わかめのおにぎり
【おかず】鮭のチーズ焼き、小松菜とおかかのお浸し
【その他】卵のすまし汁、牛乳

海苔巻きプレート

【主食】主菜:海苔巻き(ツナマヨネーズ、肉のそぼろ煮、鮭フレーク等を入れて巻く。)
【おかず】いろいろ野菜の味噌汁
【その他】牛乳、りんご

お手本メニュー（洋食）

２歳時の朝ごはんにおすすめの「洋食の献立」を紹介します。

ツナトーストプレート

【主食】ツナトースト
【おかず】鶏の照り焼き、野菜と豆乳のコンソメスープ
【その他】バナナヨーグルト

ソーセージのカレー風味パスタプレート

【主食】ソーセージのカレー風味パスタ
【おかず】ほうれん草とチーズの卵焼き、コーンスープ
【その他】牛乳、オレンジ

2歳の朝ごはんで気をつけること

3つのポイントを心がけましょう。

① 薄味にする
2歳児の食事は、調味料の使い過ぎに注意して薄味を心掛けましょう。

② 味付け・調理法・食材にバリエーションを
2歳児は味覚が発達する時期なので、甘味、酸味、塩味、旨味、辛味等多くの味を体験できるように、様々な味付け、調理法、食材を活用しましょう。

③ 栄養バランスを意識
・主食（身体、脳のエネルギー源になる）
・主菜（体温上昇、脳機能の活性化）
・副菜･汁物（身体の調子を調節する）
・乳製品(カルシウム源)
をバランス良く摂れる食事内容にしましょう。

2歳児の朝ごはんの量

朝ごはんの摂取目安量は、260kcal程度と考えられます。

※2歳児の1日の摂取目安熱量は、900～950kcalとし、1日3食とおやつ分を考慮した場合。

主食（炭水化物）

【白米の場合】子ども用茶碗に1杯分程度
【食パンの場合】8枚入り食パンのうちの1枚程度

主菜（タンパク質）

【肉の場合】薄切り肉1枚（30g）程度
【魚の場合】厚めの切り身1/3分（30g）程度
【卵の場合】1個分程度

副菜（ビタミン、ミネラル等）

【野菜】緑黄色野菜、淡色野菜合わせて80g分程度　※手の平くらい皿に山盛り程度

･牛乳や乳製品（カルシウム）

コップ1杯分程度

油脂分

1食に小さじ1杯程度

子どもの偏食･･･大丈夫？

パンだけだったり、おにぎりだけだったり･･･食べる量が少なくて心配です。

体重、身長増加が母子手帳等に記されている成長曲線から大きく外れていないかを確認しましょう。

食べる量が少ないと心配になりますが、2歳頃は自己主張が現れ、自分の意思で動きたくなる時期なので、あまり無理強いせず、様子を見るようにしてください。
食事中、ついママ・パパが手を貸して食べさせてしまうケースもあると思いますが、子どもの食べたいように食べたいものをあげるようにしてみましょう。

しっかり朝ごはんを食べてもらうコツ

① 思いっきり褒める！

最初は少なめに盛り付けて、全部食べ切ったらおかわりをすすめたり、大げさなくらいに褒めたりしてあげましょう。

② ママ・パパがおいしそうにご飯を食べる

ママやパパ、ご家族と一緒に食卓を囲み、楽しい雰囲気で食事を摂るようにしてください。
ママやパパがおいしそうにご飯を食べていると、子どももおいしそうだと思って食べてくれる場合があるようです。

食べる量が少ない場合でも、バランスよく栄養を摂れていれば、さほど心配する必要はないと考えられています。判断に迷う場合は医療機関での相談をおすすめします。

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