角栓 自然に取れるまで

皮膚科医に聞く「角栓が自然に取れるまで」間違いネット常識についても解説!

「角栓が自然に取れるまでどのくらいかかるの…?」
「なかなか取れないときはどうしたらいい…?」

角栓は肌のターンオーバーとともに自然に取れていきます。しかし、なかなか自然に取れない角栓のケア方法やネット上で話題の角栓培養について、皮膚科医が徹底解説!
毛穴や角栓でお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。

監修者

長谷川佳子先生

LECINQ clinic

院長

長谷川 佳子 先生

経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
平成26年よりKO CLINICに勤務
平成29年2月より小田原銀座クリニックに勤務
令和3年1月よりLECINQ clinic 院長に就任

角栓が自然に取れるまでの流れ

医師(女性)

毛穴の角栓は、皮脂と角質が混じり合うことで生成され、通常は古い部分から自然に排出されていきます。
肌のターンオーバーが正常であれば、1〜2ヶ月程度で角栓が排出されます

ただし、角栓は毛穴にこびりついているケースも多く、半年以上かかって排出されていくことも多いです。

「角栓がなくならない」のはなぜ?

医師(女性)

半年以上かかって角栓が排出される場合、すでに下から次の角栓が積み上げられているため、見た目は変わらないことが多いです

加齢や紫外線の影響を受けたり、洗顔やメイクの方法が適切ではなかったりすると、角栓が排出されにくくなり、毛穴の中に 溜まっていきます

ネット上で盛り上がっている「角質培養」がいいってホント?

医師(女性)

角質培養とは、皮膚を自然に近い状態にしておくことで、皮膚が本来持っている健やかさを取り戻すというスキンケアの方法です。

角質を無理に取り除かないように、

  • 洗顔はこすらず、泡で押し洗いする
  • 顔を拭くときは、タオルを擦り付けない
  • 保湿はたっぷりと行う

といったスキンケアを実践します。

このように、元々の角質培養は、角質を削り取ったり、こすったりすることを避けるケアなので、肌にいいスキンケアであると言えます。

しかし、ネットで拡散されていく中で、なぜか角栓を培養するという誤った認識になってしまい、角栓を放置して大きくする行為を行なっている人がいるようです。
これは、無理に角栓を取り除いていないという点では正しいのですが、ケアが十分でないせいで余計に毛穴が開き、角栓ができやすい肌になってしまうリスクが高いです。
大きくなった角栓が長期的に毛穴に残ることで毛穴自体が開き、角栓が取れたとしても開きっぱなしの毛穴になってしまうリスクがあります。

他の人の肌に合うスキンケアが、必ずしも自分の肌に合っているとは限りません。ネットで見かけたことを、安易にご自身のスキンケアに取り入れるのは、あまりオススメとは言えません。

飛び出た角栓「取れるのを待つ」「お手入れする」どっちがいい?

角栓が自然に取れるのを待っていて、角栓が目立って恥ずかしい状態に…。これってそのまま待つ方がいいのでしょうか?それとも、ある程度は何らかのケアをしていた方がよかったのでしょうか?

女性(困り顔)
医師(女性)

角栓が飛び出ている場合は、丁寧に洗顔して、早めに除去した方がいいでしょう。
たっぷりの泡で優しく洗顔して、角栓を取り除くようにしてください。

適切なケアを行っていれば、そこまで大きくなる前に角栓が排出されます。角栓が大きくなって目立つということは、今行っているスキンケアが肌に合っていない可能性が高いです。

まずは、酵素洗顔を使用してみましょう。酵素は洗浄能力が高く、角栓の排出をサポートしてくれます。
角栓が気になる部分にオリーブオイルやベビーオイルを馴染ませて、ゆっくりとマッサージする方法もおすすめです。

これだけは覚えておこう!角栓ケアの「4つのNG」

1. “洗わなすぎる”のもよくないですが、“こすりすぎる”のもNGです。
2. 剥がすタイプの角栓除去パックは、余計に角栓ができやすくなります。
3. 肌の乾燥もNG。油分を補おうして、皮脂分泌が過剰になります。
4. 脂っこいものは食べ過ぎないようにしましょう。

「洗っても取れない!」角栓ケアには根気も必要

一生懸命洗顔しても、角栓の数が減りません…。なぜなかなか取れないのでしょうか?

女性(焦り顔)
医師(女性)

角栓は、皮脂や老廃物など様々な物質が混ざってできています。それぞれの物質にアプローチする成分は異なるため、1回の洗顔だけで角栓を取るのは難しいです。

肌の刺激にならないように、丁寧な洗顔を続けましょう。毎日ケアをしていると、皮膚が柔らかくなって、角栓が排出されやすくなります。

先生教えて!「正しい角栓ケア」

クレンジングと洗顔で汚れを落とす

STEP1 クレンジングでメイクを落とす

クレンジングは、帰宅したらすぐに行いましょう

十分な量のクレンジング剤を手に摂って、顔全体にやさしく広げていきます。
クレンジング剤とメイクをなじませたら、30~32度のぬるま湯で洗い流しましょう。髪の生え際にメイクやクレンジング剤が残らないように、しっかりとすすいでください。

角栓にお悩みの場合は、皮脂に馴染みやすいオイルタイプやミルクタイプのクレンジングがオススメですよ。

STEP2 洗顔料で肌の汚れを落とす

洗顔は、朝晩1回ずつがベストです。朝のメイク前と、帰宅後や入浴中に行なってください。

洗顔料はしっかり泡立ててから顔にのせましょう。泡立てネットを使用するのもいいですね。たっぷりの泡を顔にのせたら、円を描くようにやさしく丁寧に洗ってください。

角栓ケアには、酵素やピーリング成分が配合された洗顔料を使うのもオススメです。
ただし、これらの洗顔料は肌の刺激になる可能性があるので、週2~3回のスペシャルケアとして取り入れるといいでしょう。

STEP3 化粧水・乳液で保湿する

保湿ケアは、洗顔後に時間を空けずにすぐ行ってください。時間が空くと肌が乾燥しやすくなります。

化粧水は、肌全体になじませた後、指の腹を使って優しく“押し込む”ようにします。肌の奥まで水分を届かせるイメージで、しっかりと保湿をしましょう。
化粧水が肌に浸透した後は、乳液を塗って肌にフタをして、水分の蒸発を防ぎます。

角栓ケアには、収れん作用※のあるパウダーを配合した化粧水を使うといいですよ。特に角栓が気になる部分には、化粧水はたっぷりとつけて乳液は少なめにしましょう。

※収れん作用…肌を引き締める働きがある。

週に数回の「スペシャルケア」を取り入れよう

シートマスク パック

スペシャルケア① シートマスク・パック

医師(女性)

シートマスクやパックは、肌を柔らかくして乾燥を防ぎ、角栓を出しやすい肌に導いてくれます。乾燥肌の人や毛穴が開いてたるんでいる人におすすめです。
週1~2回程度行うといいでしょう。

ただし、保湿力が高いシートマスクやパックを頻繁に使用していると、角栓部分が油っぽくなることがあるので、注意しましょう。

スペシャルケア② 酵素洗顔

医師(女性)

酵素洗顔は、老化した角質や角栓を、擦らず取り除いてくれる洗顔料です。続けて使用すれば、角栓ができにくくなります。肌の黒ずみやごわつきが気になる人におすすめです。肌質にもよりますが、週2~3回程度からスタートするといいでしょう。

頻度が多いと肌が乾燥してしまうことがあるので、洗顔後のツッパリ感が気になる場合は、回数を減らしましょう。

スペシャルケア③ スクラブ洗浄

医師(女性)

細かな粒子の入った洗顔料です。洗顔フォームでは落とせない古い角質や皮脂汚れを落としてくれます。肌に黒ずみやざらつきがある人におすすめです。週1〜2回ほど行うようにしましょう。

やりすぎると、肌荒れや乾燥肌、ニキビ、色素沈着などのトラブルを引き起こすので、気を付けましょう。

スキンケア以外の「生活習慣の見直し」も成功へのカギ

毎日の生活を見直すことで、角栓のできにくい健康な毛穴を目指せます。
取り入れやすい方法から挑戦してみてくださいね。

アドバイス① 栄養バランスのいい食事

医師(女性)

ビタミン不足で油っぽい食事が多いと、角栓や毛穴が目立つようになります。
バランスのよい食事は、肌の乾燥を防いでターンオーバーのサイクルが整えてくれるので、角栓ができにくくなります

ビタミンの多い緑黄色野菜や果物を積極的に摂りましょう。また、肉や魚からタンパク質を摂取しましょう。ビタミンやたんぱく質は肌を構成している成分なので、しっかり食事から摂ることで、より健康的な肌に導いてくれます。

反対に、揚げ物やファストフード、スナック菓子、甘いものは、皮脂な過剰分泌につながるので、控えるようにしましょう。

アドバイス② 質のいい睡眠

医師(女性)

質のいい睡眠は、ターンオーバーを整えて細胞の生まれ変わりを促進し、角栓の除去に役立ちます

睡眠の質を上げるためには、眠る2〜3時間前には食事を終わらせて、入浴を済ませておきましょう。スマートフォンやパソコンは、眠る直前まで見ていると脳が休まりにくくなります。ベッドに入ってからスマートフォンを触るのはやめましょう

アドバイス③ 適度な運動

医師(女性)

適度な運動を行うと、血行がよくなり、ターンオーバーの促進につながります
散歩やウォーキング、ジョギングなどの軽めの運動を、20〜30分程度行うといいでしょう。

激しい運動を行うよりも、無理のない運動を長期的に続けるようにするのがベストです。

頑固な角栓は「美容皮膚科」という選択肢も

医師(女性)

・加齢によるターンオーバーの停滞で生じた角栓
・長期的に角質が蓄積することで生じた角栓
このようなケースは、セルフケアで取り除くのは難しく、改善するまでに時間がかかります。

美容皮膚科の治療では、医療機器や薬を使用することで、速やかにターンオーバーを正常化し、頑固な角栓の解消をサポートするものがあります。

美容皮膚科で受けられる治療

医師(女性)

美容皮膚科で受ける角栓の治療には
①ケミカルピーリング
②ハイドラフェイシャル
などがあります。

① ケミカルピーリング

医師(女性)

薬剤を使用して皮膚を柔らかくし、古い角質を浮き上がらせる治療です。
頑固な黒ずみ毛穴、開き毛穴、たるみ毛穴が気になる方などにおすすめです。

効果 角質除去、黒ずみ除去、毛穴トラブルの対策
副作用 赤みが出ることがありますが2~3日で引きます。
費用目安 1回5,000〜10,000円程度

② ハイドラフェイシャル

医師(女性)

ピーリング・吸引・美容液導入の機能がある美容トリートメントを使い、美容成分を肌へ浸透させながら、毛穴汚れを落としていく治療です。角栓や毛穴の他、肌の乾燥やごわつき、くすみ、ニキビなどが出ている方におすすめです。

効果 角質除去、くすみ除去、ニキビ予防
副作用 施術後にヒリヒリ・ピリピリした感じが出る場合がありますが、比較的早く治ります。
費用目安 10,000〜20,000円ほど
 
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