胃の調子が悪い、背中が痛い!「胃潰瘍」や「逆流性食道炎」かも!何科?

公開日:2020-07-28 | 更新日:2021-05-25
131
胃の調子が悪い、背中が痛い!「胃潰瘍」や「逆流性食道炎」かも!何科?

なんだか胃の調子が悪い…
背中も痛いけど、これって関係あるの?

どんな病気の可能性があるのか、お医者さんに聞きました。
病院に行くべき?受診するのは何科?
胃と背中の症状でお困りの方は、参考にしてください。


監修者

岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

胃の不調&背中が痛い原因は?

医師男性

原因として、

  1. 胃潰瘍
  2. 逆流性食道炎
  3. 機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)

などが考えられます。

原因1.「胃潰瘍」の特徴

医師男性
胃潰瘍とは、胃の粘膜に炎症が起こる病気です。胃の背中側の方まで潰瘍が深く広がると、背中にまで痛みが及ぶこともあります。

なってしまう原因

  • ストレス、疲労過多等による自律神経の乱れ
  • ピロリ菌の感染
  • 暴飲暴食や早食い
  • 解熱消炎鎮痛薬(痛み止め)、抗凝固薬等の薬剤の長期間使用
  • 熱過ぎる飲食物、冷た過ぎる飲食物、刺激が強い食品(香辛料、辛いもの等)の過剰摂取
  • 喫煙
  • アルコール、カフェインの過剰摂取
  • 脳疾患、肺疾患、腎臓疾患 等

なりやすい人

  • 40~50歳代の男性
  • 更年期(50歳代)の女性
  • 神経質な方やストレスを感じやすい方

症状の特徴

医師男性
胃の鈍痛が、主に食事中や食後に生じることが多いです。

その他には、

  • 背中の痛み
  • 貧血
  • 胸焼け
  • 酸っぱい感じがするゲップが出る
  • 吐き気
  • 吐血
  • 黒色便

といった症状があります。

どう対処すればいい?

医師男性
まずは病院で検査を受けましょう。

その上で、胃への負担が少ない食事を摂るように心がけてください。脂肪分が多い料理、肉中心の食事、アルコールやカフェイン、香辛料等は避けましょう。
喫煙も控えましょう。

病院に行く目安

医師男性
胃潰瘍が疑われる症状がある場合は、病院に行きましょう。

特に、体重減少、吐血や下血(黒っぽい色)、貧血があらわれている場合、早急に受診してください。

胃酸を抑制する薬を用いた治療や食事療法が行われます。胃に穴があいてしまった場合(穿孔性潰瘍)は、手術が必要になるケースもあります。

内科・消化器内科・胃腸内科を探す

原因2.「逆流性食道炎」の特徴

医師男性
胃酸や胃の中の食べ物が食道に逆流することで、食道で炎症が起こる病気です。

食道は背中に近い部位のため、炎症が起こると、背中痛を感じやすくなります。

なってしまう原因

  • 胃酸の過剰分泌
  • 胃から食道までの逆流を阻止するシステムの異常
  • 脂肪分が多い食品の過剰摂取

なりやすい人

  • 肥満傾向の方
  • 早食いしてしまう方
  • 食べ過ぎてしまう方

症状の特徴

医師男性
胃の痛みが、空腹時や夜間にあらわれることが多いです。

その他には、

  • 背中の痛み
  • 胸焼け
  • 酸っぱい感じの液体が口に戻ってくる感覚
  • 胸の痛み(締め付けられる痛み、つかえ感)
  • 咳が出る
  • ゲップが多くなる

といった症状があります。

どう対処すればいい?

医師男性
まずは病院で検査を受けましょう。

その上で、肥満の場合は、食生活を改善して、減量に取り組んでください。アルコール、コーヒー等の刺激物の摂取や喫煙を控えましょう。

枕を少し高いものを利用し、少し頭を高くしたり、寝る際に左側を下にして睡眠をとると、胃の症状が緩和される傾向があります。

病院に行く目安

医師男性
逆流性食道炎は疑われる症状がある場合は、病院に行きましょう。

胸焼け過度のゲップといった症状がある場合は、特に注意しましょう。

胃酸の分泌を抑える薬剤を用いた治療と、生活習慣の改善指導が行われます。
薬物による治療で改善が見られないと、手術が行われるケースもあります。

内科・消化器内科・胃腸内科を探す

原因3.「機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)」の特徴

医師男性
原因が見当たらないのに、胃に不調を感じる病気です。

なってしまう原因

  • 強い緊張、ストレス
  • 脳細胞の過労
  • 胃の機能の低下
  • 胃酸過多
  • ピロリ菌の感染
  • アルコールの過剰摂取

なりやすい人

  • ストレスを感じやすい方
  • 喫煙者
  • 睡眠不足の方

症状の特徴

医師男性
胃の痛みや胃もたれを感じることが多いです。

その他にも、

  • 背中の痛み
  • 食後膨満感
  • 排便異常(下痢、便秘)
  • 食欲不振
  • 吐き気

といった症状があります。

どう対処すればいい?

医師男性
暴飲暴食、アルコールの過剰摂取は避けて、辛いものや甘いもの、香辛料、脂肪分を多く含む飲食物を控えましょう。

1日3食バランスのいい食事を摂り、ゆっくりよく噛んで食べるようにしてください。
睡眠時間を十分確保すること、ストレスを溜め込まないようにすることも大切です。
喫煙者の方は禁煙しましょう。

病院に行く目安

医師男性
症状が週に1~2回以上起こる場合は、病院に行きましょう。

特に、吐き気が続いたり、黒っぽい便がみられる場合は注意しましょう。

胃酸分泌を抑制する薬や、胃腸の働きを活性化する薬で治療します。
その他、漢方薬、抗不安薬、抗うつ薬の処方や、生活習慣の見直しを指導されるケースが多いです。

内科・消化器内科・胃腸内科を探す

胃の不調かと思っていたら「膵炎」のケースも

医師男性
膵炎は、膵臓が分泌している消化酵素が、何らかの原因によって膵臓自体と膵臓周辺の組織を消化してしまう病気です。

なってしまう原因

  • アルコールの過剰摂取
  • 胆石症を患っている

※原因不明の突発性の場合もあります。

なりやすい人

50歳代の男性や70歳代の女性に多いです。お酒をたくさん飲む方や、胆石症を患っている方は、発症のリスクが高くなります。

症状の特徴

みぞおちの辺りに激痛が生じます。

その他には、

  • 背中の痛み
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 発熱
  • 食欲不振
  • 膨満感

といった症状があります。

どう対処すればいい?

医師男性
膵炎は、早急に病院で治療を受ける必要があります。

膵炎が疑われる場合は、すみやかに病院へ行きましょう。
特に、上腹部の激痛、吐き気・嘔吐が続く場合は、危険な状態です。

入院して、絶飲・絶食をしながら、点滴(輸液)による治療が行われるケースが多いです。

内科・消化器内科を探す

病院は何科に行けばいい?

胃の調子が悪い 背中が痛い
医師男性
内科、消化器内科の受診をおすすめします。

お医者さんに伝える5ポイント

  1.  痛みが始まった時期
  2.  どこが痛いか
  3.  どんな痛みか
  4.  便の形状や色
  5.  胃痛以外の症状の有無

内科・消化器内科を探す

早期受診をすすめる理由

胃の調子が悪い 背中が痛い

早期に病院を受診することで、重症化する前に治療を開始できるため、短期間での改善が期待できます。入院や手術をしなくても改善できるケースが多いです。

放置すると…

医師男性
悪化して手術や長期の入院等 難しい治療が必要になったり、心不全やがんなど、重い病気に繋がる可能性があります。

発見が遅れると命に関わる恐れもあるので、不安な症状がある方は、病院に行くようにしましょう。


監修者

岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

本気なら…ライザップ!
DHC

「ダイエットが続かない!」
「今年こそ、理想のカラダになりたい!」

そんなあなたには…
今こそライザップ!

\この記事は役に立ちましたか?/
役に立った! 131
不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

修正箇所
メールアドレス
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
不正確な箇所についてのご指摘
※「上から2番目の画像が不鮮明」「最初の段落の◯◯という情報の追加を希望する」等、問題箇所についてご指摘いただけたら幸いです。

貴重なご意見をありがとうございます
Medicalookはよりお役にたつ情報をお伝えできるよう、ご意見を参考にサイトの改善を行って参ります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
送信エラー
大変お手数ですが、ページを更新いただき、再度ご意見をご送信ください。
更新後も再び送信エラーが発生する場合は、 お問い合わせページ からご連絡いただけますと幸いです。

関連キーワード

キーワード