いぼ痔の手術費用|保険は適用される?入院する場合の金額は?

更新日:2022-08-31 | 公開日:2021-04-01
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いぼ痔の手術費用|保険は適用される?入院する場合の金額は?

いぼ痔の平均的な手術費用はどれくらいかかるのでしょうか。

「健康保険は適用される?」
「入院した場合の手術費用はどれくらい?」
など気になる疑問をお医者さんにお聞きしました。

治療せずに放置すると、さまざまなリスクがあります。
気になるときは、治療が遅れないように病院を受診してください。

監修者
白畑 敦 先生

しらはた胃腸肛門クリニック横浜
院長

白畑 敦先生

経歴

平成14年5月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科臨床研修医
平成16年5月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科助教(院外)
平成18年6月  幕内会 山王台病院 外科
平成19年6月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科助教
平成20年6月  関東労災病院 外科
平成21年6月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科 助教
平成24年10月  横浜旭中央総合病院 外科、昭和大学藤が丘病院 兼任講師
平成29年11月 しらはた胃腸肛門クリニック横浜を開業、院長に就任

平均的な手術費用は?保険は適用される?

医師男性
基本的に、いぼ痔の手術は保険適用されます。
日帰りでの手術の場合、支払う費用は2~3万円前後(自己負担3割の場合)とお考えください。

手術前の検査についても、多くの場合は保険が適用されます。
だいたい5,000円前後であることが多いです。
※あくまでも目安です。個人の症状によって差があります。

手術で入院する場合の費用は?

医師男性
入院が必要な場合の手術も、健康保険が適用されます。
10日前後の入院の場合、手術費用は2~3万円前後+入院費用は10万円前後とお考えください。

こちらも医療機関によって治療費が異なる場合があります。事前に問い合わせておくと良いでしょう。

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「日帰り手術でOK」なのはどんなとき?

日帰り手術を希望するのですが…できますか?
女性
医師男性
日帰り手術になるかどうかは、医療機関の方針によって変わります。「日帰りを希望する」と伝えた上で、担当医師と相談しましょう。

「日帰りなのか、入院するかどうか」の判断は、医療施設の治療方針により大きく異なるので、一概に言えません。軽傷でも入院する医療機関もあれば、重症でも日帰り手術の医療機関もあります。

事前に医療機関のホームページや電話などで確認しておくとよいでしょう。

「入院が必要」なのはどんなとき?

いぼ痔がどういう状態だと、入院が必要になりますか?
女性
医師男性
いぼ痔は進行度でⅠ度~Ⅳ度にまで分類されます。
“重度”にあたるⅢ度やⅣ度は、入院をともなう手術を行うことが多いです。Ⅰ度やⅡ度でも、保存的な治療で良くならない場合や、出血が多い場合は手術をします。

いぼ痔の進行度

Ⅰ:排便の際にうっ血することはあるが、脱出することはない
Ⅱ:排便の際に肛門から脱出することはあるが、排便が終わると自然に元に戻る
Ⅲ:排便の際に肛門から脱出し、手で戻さないと元に戻らない
Ⅳ:常に肛門の外に脱出し、元に戻すのが不可能

「手術方法」と「費用目安」

医師男性
一言に「痔の手術」といっても、何種類かあります。
それぞれの費用目安とあわせてご紹介します。

基本的に、症状を放置して悪化するほど、手術も大がかりになっていきます。

① ジオン注射治療(日帰り手術)

硫酸アルミニウムカリウム・タンニンを成分とするジオン注射を患部4ヶ所に注射し、痔を小さくして固め、退縮させて、痛みや出血などの症状を良くする治療法です。

ALTA療法とも呼ばれます。
重度のいぼ痔や、肛門の外に痔が大きく脱出している場合(脱肛)には、適用できない場合もあります。

ジオン注射治療の費用

医師男性
保険が適用され、3割負担で1万5千円~2万円前後の費用がかかります。

② ゴム結紮(けっさつ)療法(日帰り手術)

器械を用いて、いぼ痔の根元にゴムをかけてしばり、痔を縮小・脱落させる治療法です。
麻酔も必要なく、5~10分ほどで行うことが可能です。

大きな痔の場合や、硬い痔にはゴムがかからないため、適用できないことがあります。

ゴム結紮療法の費用

医師男性
保険が適用され、3割負担で5千円~1万円前後の費用がかかります。

③ 結紮切除術(入院手術)

いぼ痔に流れている動脈をしばって、痔そのものを切除する方法です。
痔を切除するため、確実に治療することができます。

手術の時間は15~30分程ですが、1~2週間ほど、入院が必要です。
最近では日帰り手術で対応する施設も増えてきています。完全に良くなるまでに1~2ヶ月ほどかかります。

結紮切除術の費用

医師男性
保険が適用され、手術費用は3割負担で2~3万円かかります。
入院費は2泊3日で3~5万円前後、1週間で5~9万円前後かかるとお考えください。

入院する日数や、手術が単純なものか複雑なものかによっても、費用が異なります。

④ 直腸粘膜環状切除術(PPH)(入院手術)

肛門の奥にある直腸粘膜と、その下の血管を切除・縫合することで、いぼ痔を肛門の奥に引っ張り込み、血液がこないようにすることで、痔をしぼませる方法です。

1週間程度の入院で行うことができます。
直腸の粘膜は、痛みを感じる神経がないため、術後の痛みが少ないと言われています。

直腸粘膜環状切除術の費用

医師男性
基本は保険適用になりますが、直腸粘膜環状切除術だけの費用はあまり開示されていません。
入院は3~5日で総額5~8万円前後の費用がかかるとお考えください。(保険適用の3割負担)

入院する日数や入院する医療機関によっても費用がかなり異なります。
手術費用については予め医師と相談しておきましょう。

放置はNG!いぼ痔を手術するメリット

医師男性

いぼ痔を放置すると

  • 肛門の周りがかぶれる
  • 肛門の周りの痛みが強くなる
  • 痛みや出血があるため排便しづらくなる

など、日常生活の質を下げ、精神的にもつらくなることが多いです。

「恥ずかしい」と受診を躊躇う人も多いですが、お一人で悩まずに、まずは医療機関を受診して、手術について相談してください。
症状が悪化するほど、手術も大がかりになるため、なるべく早い段階で治療を受けることをおすすめします。

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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