【妊婦が膀胱炎になったら】頻尿・下腹部痛も。自然治癒する?病院は何科?

【妊婦が膀胱炎になったら】頻尿・下腹部痛も。自然治癒する?病院は何科?

公開日:2020-06-25 | 更新日:2021-11-04

もしかして…私、膀胱炎?
妊娠中は、気づかないうちに膀胱炎になってしまうことも。妊娠中に「膀胱炎かも」と思ったら、できるだけ早く病院を受診する必要があります。

「お腹の赤ちゃんは大丈夫?」
「早く治す方法は?」
お医者さんに、正しい対処法を聞きました。


石野博嗣 先生

監修者

石野医院

副院長
石野博嗣 先生

経歴

1999年 日本医科大学産婦人科教室入局 日本医科大学付属病院 産婦人科研修医
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
2003年 日本医科大学付属病院 女性診療科・産科 助手代理
2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長

こんな症状がでていたら…膀胱炎の疑いアリ!

  • 排尿痛(しみるような痛み)
  • 残尿感(スッキリしない感じ)
  • おしっこの色が濁る(白っぽい)
  • おしっこに血が混じっている
  • 尿回数が多くなる
  • 尿から普段とは違う匂いがする

妊娠中は、膀胱炎になりやすい

妊娠中は膀胱炎になりやすいって本当?
ママ
先生(男性)
本当です。
妊娠すると免疫力が下がり、様々な雑菌に抵抗する力が弱まります。そのため、膀胱炎にもなりやすくなります。

また、妊娠すると、尿が長時間体内に貯留しやすくなります 。大きくなった子宮に膀胱がひっぱられて、膀胱容量が大きくなるためです。

さらに、妊娠中に増加するホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)によって膀胱を収縮させる平滑筋の働きが弱くなり、細菌の膀胱内への侵入を助長させてしまいます。

また、お腹が大きくなることで子宮が、尿が通る尿管や腎臓を圧迫します。この圧迫により、尿管や腎臓が腫れたり、尿の逆流を引き起こしたりします。

知らず知らずのうちに膀胱炎になることも

妊娠中は、子宮に尿管が圧迫され頻尿となることが多くあります。そのため「妊娠による頻尿なのか、膀胱炎による頻尿なのか」わからず、症状が知らないうちに進み、多くの症状が出ないと気がつかないケースもあります。

妊婦さんが膀胱炎に注意すべき理由

先生(男性)
膀胱炎を放置して悪化させると、母体の命の危険や、早産・流産につながることがあります。

自覚症状がある方、無い方を合わせると、妊婦さんの10~50人に1人が罹患しているといわれています。

妊婦さんは知っておこう「急性腎盂炎」とは

先生(男性)
膀胱炎を放置して、症状が進行してしまうと「急性腎盂炎」を発症する場合もあります。

「急性腎盂炎」とは、38度以上の高熱・背中痛などが現れ、悪化すれば腎機能低下や敗血症に発展し、生命が脅かされることもあります。また、胎児への影響としては、炎症が影響して子宮が収縮してしまい、早産や流産につながる場合があります。

自然治癒する?

先生(男性)
軽症であれば、2日で治ることもあります。

ただし、自然治癒を待つのはおすすめできません。

妊娠中は、膀胱炎の症状がない場合でも、放置すると「急性腎盂腎炎」になる可能性が非妊娠時よりも2〜3割高くなります。自然に治すことはおすすめできません。
病院を受診して抗菌薬を用いて治療しましょう。

先生(男性)
※注意
妊娠中は、自己流のセルフメディケーションはおすすめできません。
ささいな症状でもかかりつけの先生に相談し指示に従いましょう。

なかなか治らない…なぜ?

先生(男性)
(妊娠週数にもよりますが)身体の変化(尿路の変化)が原因です。

まずは

  1. 水分をしっかりとる(細菌を排出する)
  2. トイレを我慢しない
  3. 排便時は、前から後ろに拭き取る(大腸菌を尿道付近に近づけない)
  4. 入浴を毎日行い、下着を清潔に保つ
  5. 免疫力を高めるため、休養をとり、栄養のあるもの食べる

の5つを心がけましょう。

しかし、これらの点を省みずに悪化してしまった場合は、すでに急性腎盂炎の手前というようなこともあり、治療なしでは快方に向かうのは難しい場合もあります。

お腹の赤ちゃんが心配

妊婦さん

妊娠中の膀胱炎は、胎児への悪い影響があることはありますか?
ママ
先生(男性)
軽い膀胱炎が、胎児へ影響を与えることはありません。

ただし症状が進むと炎症が影響して、子宮収縮による早産流産につながります。

膀胱炎は、症状を進行させないことが重要です。
「膀胱炎かも」と思ったら、すぐに病院で診察を受けましょう。

仕事は続けてもいい?安静にすべき?

先生(男性)
早く治すには、トイレを我慢しない・尿をたくさん出す必要があります。

これらが難しい職場の場合は、症状が落ち着くまでお休みをとりましょう。

「膀胱炎かも」と思ったら早く病院へ

病院

先生(男性)

尿を出すときに「ツーン」と痛い

  • 尿を出すときに腹痛がある
  • 残尿感がある

といった場合、膀胱炎の可能性があります。必ず受診しましょう。

妊娠中は、膀胱炎が進行すると妊娠継続に影響が出る場合があるので、できるだけ早く、病院を受診しましょう。妊娠していても使用可能薬で治療を受けましょう。通常は内服での治療となります。
※処方された薬は必ず飲みきりましょう。

早期受診のメリット

先生(男性)
早期治癒すれば、胎児や妊娠継続にはほとんど影響がありません。

ただ、症状が悪化した場合は、炎症によって子宮収縮や陣痛が起こり、流産や早産になるリスクがあります。
早期受診で、膀胱炎の進行を止めることができます。進行・放置すれば、膀胱炎の悪化により急性腎盂腎炎を発症します。
また、症状がおさまっても、再発するおそれがあるので、早期発見、早期治療、そして定期的な検査で再発がないか確認するのが大切です。

どんな治療をするか心配…

先生(男性)
通常、お薬の内服治療が行われ、日常生活での注意点が指導されます。

ただし、重度の場合は、入院により点滴治療を受ける場合があります。

何科に行くべき?

先生(男性)
まずは、かかりつけの産婦人科に相談しましょう。

他には、泌尿器科、症状が軽い場合は内科でも治療が受けられます。
※かかりつけの産婦人科以外に行くときは、妊娠中であることを必ず伝えるようにしましょう。

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監修者

石野医院

副院長
石野博嗣 先生

経歴

1999年 日本医科大学産婦人科教室入局 日本医科大学付属病院 産婦人科研修医
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
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2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長

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