もくじ
子どもの血液型検査って必要?
保険適用外って聞いたけど…なぜ?
お医者さんに「子どもの血液型検査」とその費用について聞きました。
公益社団法人 日本小児科学会 小児科専門医
2002年 慶應義塾大学医学部を卒業
2002年 慶應義塾大学病院 にて小児科研修
2004年 立川共済病院勤務
2005年 平塚共済病院小児科医長として勤務
2010年 北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室勤務
2012年 横浜市内のクリニックの副院長として勤務
2017年 「なごみクリニック」の院長として勤務
2020年 「高座渋谷つばさクリニック」院長就任
血液型検査は、基本的に保険適用外のため実費になります。
新生児の血液型は調べにくく血液型が必要になることも少ないので、基本的には必要のない検査と考えられており、任意での検査になることがほとんどです。
何らかの事故や怪我、病気が発見されて手術などで輸血が必要だという場合は、その場で血液型が調べられて輸血を行います。
※事前に血液型を調べていたとしても、輸血が必要な時は再度検査を受けて、その時点での血液型で輸血が行われます。そのため、事前に調べておく必要はありません。
ただし、治療に必要なければ実施していない医療機関もあります。
事前に電話やHPで確認をしましょう。
検査が保険適用になるのは、“病気を判断するために必要な検査・治療のみ”です。
子どもの血液型を知りたいだけでは保険適用になりません。
そのため、手術や悪性腫瘍などで輸血を要する場合は、血液型が必要になるため保険適用となります。
治療に必要なければ、個人的に知りたいということが無い限り必要にならないため、子どもが採血の痛みや意味をわかってからでもよいでしょう。
万が一、ケガをしたり事故にあった際にも、口頭で血液型を確認して輸血が行われることはありません。必ず病院で輸血前に再度血液型検査が実施されるため心配はいりません。
血液型は、抗原と抗体、両方から判断するのが正確ですが、赤ちゃんの血液には、通常ある抗原と抗体のうち、抗原しか存在していません。
抗原から判断しても、のちに違っていたということが起こり得るため、必要なければ血液型検査は赤ちゃんの頃に行わない場合が多いのです。
普段の生活では通常必要になることのない血液型ですが、子どもが興味を持ち始めたころに検査してみるのもいいかもしれませんね。
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いざというときのためのお守りにしてくださいね。