不安…妊娠6週目につわりなし。大丈夫？流産の可能性は？注意すべき症状も

妊娠妊娠初期

公開日:2022-12-02 | 更新日:2024-01-18

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妊娠6週目なのにつわりがなくて不安…。
つわりがない人の共通点はある？

「妊娠6週目でつわりがない理由」を、お医者さんに聞きました。
流産の可能性や、つわりがなかった先輩ママの体験談もご紹介しています。

経歴

【資格】
公益社団法人　日本産科婦人科学会　認定専門医

【所属学会】
日本産婦人科学会
日本美容外科学会
日本女性心身医学会
日本生殖医学会

2006.4　兵庫医科大学卒業　初期研修
2008.4　兵庫医科大学病院　産婦人科勤務
2010.11　聖霊病院　産婦人科勤務
2013.7　あいこ女性クリニック　勤務
2018.4　藤田病院　産婦人科勤務
2021.3　名古屋バースクリニック　産婦人科勤務
2021.10　東京美容外科　勤務
2022.4　Pillクリニック新宿　開業

妊娠6週目につわりがないのは大丈夫？
妊娠6週目につわりがない人もいる！
つわりがないと流産しているの？
こんな症状には注意が必要
症状が出ないことが多い「稽留（けいりゅう）流産」

妊娠6週目につわりがないのは大丈夫？

妊娠6週目に入ってもつわりが始まりません…。大丈夫なのでしょうか？

つわりがないからといって、妊娠自体に問題があるわけではありません。
つわりは誰もが発症するものではないからです。

つわりのない妊婦さんは、全体で20～50％ほどいます。

多くの方は妊娠6週目からつわりが始まりますが、体調や湿度、環境や日によってつわりの開始日が変わることも多いです。

心拍確認後にもつわりがないことはあるの？

心拍が確認できる妊娠2ヶ月以降でも、つわりの症状がないことがあります。

先述のとおり、つわりは個人差が大きいです。妊娠中つわりというものが全くなく、何も影響が出なかったという方もいます。

また、つわりの症状は「吐き気、気持ちが悪くなる」の他に、「眠気が続く、よだれが増える、食欲が増す、胃痛がする」という症状もあります。後者の症状しか出ない方は、つわりだと気がつかない場合があります。

心拍確認後につわりがなくてもこんな様子なら「心配いらない」

腹痛や出血が確認されず、健診などで妊娠が順調であれば、問題ありません。

こんな様子があったら「注意が必要」

出血や下腹部痛がある場合は、流産のリスクが考えられます。
放置せずかかりつけ医に相談し、検査を受けましょう。

妊娠6週目につわりがない人もいる！

妊娠6週目でつわりがない方もいます。
妊娠しても、すべての方につわりが起きるわけではありません。
全くなかった、軽かったという方もいます。

つわりがないと感じる人には、どんな特徴がある？

つわりの感じ方には個人差があるため、これといった特徴はありません。

日常的に動きを制限されておらず、ストレスも少なく過ごしていると、つわりだと気付かない方もいます。

一方で、仕事をしていると気が張っていて、つわりの症状があまり気にならないけれど、休日は気が緩み、つわりの症状が気になるという方もいらっしゃいます。

ただ、仕事も家事も手につかない程つらいつわりの方もいるので、「仕事をしている＝つわりがない」、「家で休んでいる＝つわりがある」というわけではありません。

【体験談】私も6週につわりがなかったです！

妊娠6週目の頃は全くつわりがなく、体調の変化といえば少し食欲があるなぁくらいのものでした。
ただ、あまりに変化がなかったので、本当にお腹に赤ちゃんはいるのか、順調に育っているのかという不安は少しありました。
健診時に赤ちゃんの成長を確認して不安を取り除いていました。
（小学3年生の男の子と小学6年生の女の子のママ）

第二子の時妊娠6週目につわりがありませんでした。上の子を面倒見ながらの妊娠だったので、気にしなかったというのが正解かもしれません。
特に不安はなく、つわりがなくてラッキーくらいに思っていました。
（0歳と1歳の女の子のママ）

つわりがないと流産しているの？

つわりがないだけでは、流産しているとはわかりません。

出血や下腹部痛などの症状がなければ、そこまで心配しなくても大丈夫です。心配な場合は受診しましょう。

こんな症状には注意が必要

つわりが始まらない以外に、

下腹部からの出血
下腹部痛が続いている

などの症状がある場合は、妊娠に異常が起きている可能性があります。

注意が必要な症状があったら、どう対処すればいい？

すぐにかかりつけ医に連絡をして、受診してください。
妊娠が続いているか確認したい旨を伝えましょう。

出血や下腹部痛がある場合は、

症状がいつ頃から始まったか
出血量
腹痛はどんな痛みか

を伝えましょう。

症状が出ないことが多い「稽留（けいりゅう）流産」

赤ちゃんとして育つことなく流産となっても、自然に子宮外に出てこない症状です。
出血や腹痛などの流産の徴候がないため、気付きにくいです。

もともと卵子や精子、受精卵に遺伝子異常があると胎児として育つことができず、初期の段階で流れてしまいます。
受精はしても、赤ちゃんとなることなく妊娠が終了してしまっていて、自然に子宮外に出てこない状態です。
稀に、つわりを感じていた方は、つわりがなくなることで気がつくこともあります。
ただし、基本的には妊婦本人が気付ける症状がないので、受診をして確認をした際に医師が気付いて発覚します。