【ウソ・ホント?】虫歯菌は、親から子供へのキスでうつる!

公開日:2018-12-14 | 更新日:2020-02-12
2
【ウソ・ホント?】虫歯菌は、親から子供へのキスでうつる!

歯に穴が空いたり、痛みによって口がズキズキしたりする虫歯は、できればかかりたくない口腔(こうくう)内の病気です。
今回は、「なぜ虫歯ができるのか?」「虫歯にならないためには?」など虫歯の基礎知識をご紹介します。

あなたのスマホが、お薬手帳に!


監修者

菊地 由利佳 先生


歯科医

菊地 由利佳先生

経歴

歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。

歯が溶けると、虫歯になるの?

口の中では、食べカスや糖分を養分にする、虫歯菌(ミュータンス菌)と言われる虫歯の原因菌が、歯垢(しこう/プラーク)に住み着きます。
歯垢は、虫歯菌にとって、絶好の餌場だからです。

そこで繁殖をして、口腔内で、糖(特に砂糖)を分解して、歯を溶かす酸を作ります。
この酸が、歯を作っているリンや、歯の表面を覆っているカルシウムを溶かします。
そして、歯をもろくし、虫歯を進行させていくのです。

虫歯はキスでもうつる

虫歯菌は、産まれたての赤ちゃんの口内には、存在していません。
そこからわかるように、虫歯菌は、唾液を介して感染する、感染菌なのです。

虫歯菌を口内にもっている大人の唾液が、赤ちゃんの口に入ると、虫歯菌に感染します。
例えば、次のような行動は、親から子へと虫歯菌を感染させているのです。

  • 赤ちゃんがかわいいのでキスをする
  • 飲み物や食事の温度を確かめるのに、大人が口に入れたスプーンを一緒に使っていた
  • ペットボトルやストローの使い回しなど

特に、歯が生え始めた頃から、まだ歯が弱い2歳頃までは、感染の注意が必要です。
口腔環境が整っていない、小さなお子さんや赤ちゃんは、簡単に虫歯菌に感染します。

子供の時に感染した虫歯菌は、乳歯の神経部分にまで、浸食します。
すると、歯茎の中で作られていて、これから生えてくる永久歯にも、虫歯菌は引き継がれます。

虫歯菌を引き継いだ永久歯は、やはり虫歯になりやすい特徴を持ってしまいます。
大人になると口内の環境が整い、外部からの侵入してきた菌は、繁殖しづらくなります。
恋人同士のキスよりも危険なのは、親から子へのキスです。

間食が多いと、虫歯になりやすい

「糖」を摂取すると、虫歯菌が糖を酸に変え、歯を溶かします。
食事や間食、あめ、砂糖の入った飲み物の全てが、「虫歯の原因」となります。

しかし、歯には再石灰化という働きがあり、歯の自己強化を行い、虫歯が進行しないようにすることができます。
この再石灰化は、食事と食事の間の時間で行われるため、次のような食生活だと再石灰化を行うことができなく、虫歯が進行しやすくなります。

  • 間食が多い
  • 甘い物を絶えず口に入れているなど

食事や間食は、時間を決めて取り、食事ごとに歯磨きをして、虫歯を予防しましょう。

効率的な虫歯予防に、フロス・洗浄液

歯みがきは、歯の表面から歯垢(プラーク)を除去する予防法です。

  • セルフケア(毎日の歯みがき)
  • プロフェッショナルケア(歯科で受けられる歯石とり、歯垢取りなど)
  • セルフケアの歯ブラシでは、毎日たまる歯垢をすべて除去するのは、不可能と考えられています。

むし歯予防や虫歯を進行させないためには、セルフでの歯みがきに、次のような歯垢除去を取り入れましょう。

  • フロス
  • 洗浄液
  • プロ(※)の手でのブラッシング・歯垢除去

日本歯周病学会認定の専門医資格を持つ歯周病治療のプロ

また、歯みがきは、ただ歯に当てていればいいものではありません。
歯と歯茎の間や、歯と歯の隙間など、歯垢がたまりやすい部分を丁寧にブラッシングする必要があります。
歯科で、正しいブラッシング方法を教えてもらうことも、歯磨きが上手になるキーポイントです。

虫歯に強い歯にするために

虫歯に強い歯にするには、キシリトールを含むガムや、ハイドロキシアパタイト(※)配合歯みがき粉を使うといいでしょう。
ハイドロキシアパタイト:エナメル質・象牙質など、歯の主成分

キシリトール配合のガムは、砂糖とほとんど変わらない甘みで、味覚を刺激し、かむことで唾液量を増やすので、虫歯予防になります。
キシリトールには、再石灰化を助ける多くの働きがあります。

  • 歯に歯垢を付きにくくする
  • 虫歯菌から酸を排出しないようにするなど

ハイドロキシアパタイト配合の歯磨き粉では、歯を強化することができます。

まとめ

虫歯のケアは神経質にならず、できることを毎日続けましょう。
深刻に考えすぎてストレスがたまると、免疫力が下がり、口腔環境を悪化させる原因になります。
大切なのは、次の四つです。

  • 正しい歯みがき
  • 正しい歯みがき粉
  • 歯科でのケア
  • 定期的な歯科検診

こういったことを大事にしましょう。

あなたのスマホが、お薬手帳に!


監修者

菊地 由利佳 先生


歯科医

菊地 由利佳先生

経歴

歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。

どこ?近くの歯医者さんを探す
歯医者さんの口コミ・空き状況・写真が見られる「EPARK歯科」。

駅名や路線名から、お近くの歯医者さんをラクラク検索!
ネット予約が出来る、土日診療可…など、あなたが探している歯医者さんが見つかります。
\この記事は役に立ちましたか?/
役に立った! 2
不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

修正箇所
メールアドレス
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
コメント(オプション)

貴重なご意見をありがとうございます
Medicalookはよりお役にたつ情報をお伝えできるよう、ご意見を参考にサイトの改善を行って参ります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
送信エラー
大変お手数ですが、ページを更新いただき、再度ご意見をご送信ください。
更新後も再び送信エラーが発生する場合は、 お問い合わせページ からご連絡いただけますと幸いです。

関連キーワード

キーワード