坐骨神経痛を予防するには「姿勢・冷え・肥満」に注意して!

公開日:2019-01-17 | 更新日:2020-05-21
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坐骨神経痛を予防するには「姿勢・冷え・肥満」に注意して!

神経痛は、身体のさまざまな箇所で起こります。
その中で、腰から足にかけて発生する症状を、「坐骨(ざこつ)神経痛」と言います。
坐骨神経痛自体は病名ではなく、腹痛や頭痛などと同じで、症状名になります。
慢性的に痛みがあると、日々の生活に支障をきたすことも、多くなります。
では、どのようにして坐骨神経痛は、予防、改善できるのでしょうか。

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監修者

河合 隆志 先生

フェリシティークリニック名古屋
医学博士

河合 隆志先生

経歴

’97慶應義塾大学理工学部卒業
’99同大学院修士課程修了
’06東京医科大学医学部卒業
’06三楽病院臨床研修医
’08三楽病院整形外科他勤務
’12東京医科歯科大学大学院博士課程修了
’13愛知医科大学学際的痛みセンター勤務
’15米国ペインマネジメント&アンチエイジングセンター他研修
’16フェリシティークリニック名古屋 開設

主な初期症状は、痛み・しびれなど

坐骨神経痛を予防するには「姿勢・冷え・肥満」に注意して!

坐骨神経痛というのは、腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」が、圧迫・刺激を受けて起こる、“痛み・しびれ”などの症状を指します。
痛みはまず、腰痛の発症から始まり、その後、痛み・しびれは、次のような箇所に移っていきます。

  • お尻・太ももの後ろ
  • すね・ふくらはぎ
  • 足先

まひ・痛みで、歩行が困難になることもあります。
また、次のような症状が出て、日常生活に負担がかかることもあります。

  • 足が痛くて立っていられない
  • お尻が痛くて座れない
  • 足・腰のだるさ
  • チリチリと焼けるような灼熱(しゃくねつ)感があるなど

坐骨神経痛を起こす4つの原因

 

坐骨神経痛を予防するには「姿勢・冷え・肥満」に注意して!

腰部脊柱管狭窄(きょうさく)

腰にある脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されている状態です。
加齢が主な原因なので、中高年に多い疾患です。

梨状筋(りじょうきん)症候群

お尻にある梨状筋部の坐骨神経が、外傷・スポーツ活動などで圧迫されると、痛みやしびれを起こします。

椎間板ヘルニア

脊柱は、いわゆる背骨のことで、われわれの体を支える重要な骨です。
脊椎がつながり、1本の脊柱になります。
脊椎の間には、背中がスムーズに動くよう、“椎間板”がクッションの役割をしています。

椎間板ヘルニアは、椎間板の中にある、髄核(ずいかく)という部分が押し出され、脳と手足をつなぐ神経が通っている、脊柱管を圧迫します。

すると、脊柱管の中の神経も、圧迫されることになり、痛みやしびれが起こります。
坐骨神経痛は、腰ヘルニアの一般的な症状です。

その他

  • 脊椎や脊髄(せきずい)のがん
  • 骨盤にがんができる

がんになると、坐骨神経痛の症状が、現れる場合もあります。

治療は、痛みをやわらげることから…

 

坐骨神経痛を予防するには「姿勢・冷え・肥満」に注意して!

頭痛の治療に鎮痛剤を使用するように、坐骨神経痛の治療でも、原因・疾患にかかわらず、まずは「症状をやわらげる」ことを第一に考えます。

薬物療法

薬を使用して、痛みを取り除く治療が、多く行われます。

  • 神経障害性疼痛治療薬…灼熱感・しびれなど、神経の痛みを和らげる
  • 筋緊張弛緩(しかん)剤…筋肉の緊張を和らげる
  • 血管拡張薬…血流を改善し、症状を和らげる

神経ブロック療法

局所麻酔薬を注射し、神経に痛みが伝わるのをブロックする治療です。

リハビリテーション・理学療法

運動・マッサージなどを通して、身体機能の改善を目指します。

このように、まずは手術以外の治療を行いますが、次のような時は、手術を行うこともあります。

  • 痛みが軽減しない
  • ぼうこうや直腸に障害が現れたなど

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姿勢・冷え・肥満に気をつける

 

坐骨神経痛を予防するには「姿勢・冷え・肥満」に注意して!

坐骨神経痛は、生活習慣を見直すのが、予防や再発防止につながります。

  • 正しい姿勢…足を組まずに座り、均一にお尻に負荷がかかるようにしましょう
  • 冷えを防ぐ…腰・足の冷えは、坐骨神経痛の悪化要因にもなります
  • 肥満に注意…体重が増加すると、腰に負担がかかります。適度な運動を心がけましょう

まとめ

坐骨神経痛を予防するには「姿勢・冷え・肥満」に注意して!

坐骨神経痛があると、普段の生活が快適に送れなくなることが多いです。
「もしかして?」という気になる症状が現れた際には、坐骨神経痛の要因となるような病気がないか、一度整形外科での検査をおすすめします。
早期発見できれば、症状が悪化する前に改善できるでしょう。

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【参考文献】
日本整形外科学会HP
https://www.joa.or.jp/public/publication/pdf/joa_029.pdf

日本ペインクリニック学会HP
https://www.jspc.gr.jp/Contents/public/pdf/shi-guide01_17-j.pdf

ファイザー株式会社・エーザイ株式会社共同HP
https://toutsu.jp/cure/yakubutsu.html

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