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「陰茎に赤い発疹ができた…これはなぜ？」
亀頭包皮炎やいんきんたむしなど、考えられる原因を解説します。
どう対処すればいいのか何科で受診すべきかも併せて聞きました。
悪化するだけではなく、他人にうつす可能性もあるので放置は危険です。
長谷川 佳子先生
北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任
陰茎に赤い発疹が出る場合、
といった原因が考えられます。
亀頭先端や、周囲など様々な箇所に赤い発疹があらわれます。
幅広い年代の男性に発症します。
洗い方が雑など、不潔にしていると感染しやすくなります。
尿検査や血液検査を行い、症状にあった薬を選びます。
個人差はありますが、抗菌剤の飲み薬や塗り薬を１週間ほど使用すれば、症状は落ち着いてくるでしょう。
陰茎の全体にかけて、赤い発疹があらわれます。
白癬菌を持っている人からの感染や、足や手が水虫になっている人が陰茎を触ることで感染します。
手足に水虫を発症している・家族に白癬菌感染をしている人がいる・銭湯やサウナ、スポーツジムなどのベンチに座る人は、発症リスクが上がります。
汗っかきで下着が蒸れやすい・肥満傾向で皮膚が衣類でこすれやすい人も発症しやすいです。
いんきんたむしはしぶとい病気です。
医療機関での治療とセルフケアをあわせて行います。どちらも行うことで、より早い快方が見込めます。
まずは医療機関を受診して、「白癬菌が原因である」という診断を受けましょう。
間違ったケアで悪化することがあります。
セルフケアでは、陰茎の通気性を良くし、汗をかいたら下着を変えましょう。入浴時は、陰茎を丁寧に洗浄してください。
医療機関で診断を受けた後であれば、いんきんたむし（白癬菌）用の市販薬を使ってもかまいません。
陰茎の赤い発疹が病気だった場合、放置すると痛みやかゆみが悪化します。
症状が進行すると皮膚が裂けて出血したり、かさつきを起こしたりします。
いんきんたむしは他人にうつす可能性もあるので、早めに治療することが大切です。
異常に気がついた際に早期診察を受ければ、症状が軽いうちに快方に向かう可能性が上がります。
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
不安な症状がある場合は、早めに検査を受けることが大切です。郵送の検査キット「STDチェッカー」なら、自宅で検査。検査結果はインターネットで確認できます。
