血圧が低い・脈拍が早いのはなぜ?もしや病気?医師監修

更新日:2022-08-31 | 公開日:2021-05-13
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血圧が低い・脈拍が早いのはなぜ?もしや病気?医師監修

血圧が低くて、脈も早い…。これは大丈夫なの?

低血圧と頻脈が同時に起こる原因を、お医者さんが解説します。
急に症状が出た場合は、病気の可能性も考えられます。

監修者
荒牧 竜太郎 先生

荒牧内科
院長

荒牧 竜太郎先生

経歴

福岡大学病院
西田厚徳病院
平成10年 埼玉医科大学 卒業
平成10年 福岡大学病院 臨床研修
平成12年 福岡大学病院 呼吸器科入局
平成24年 荒牧内科開業

なぜ?血圧が低くて脈拍が早い…

医師男性
低血圧だと全身に血液が回りにくくなります。
そのため、血液を送り出す回数が増え、脈拍が早くなるのです。

これって大丈夫?病院に行くべき?

病気が原因ではなく、生まれつきの体質で血圧が低い「本能性低血圧」の場合もあります。自覚症状がなく、体調も悪くなければ、しばらく様子を見てもいいでしょう。

こんな症状は注意!

医師男性
低血圧だけでなく、めまい・立ちくらみ・ふらつきなどがある場合は注意が必要です。

なんらかの病気が隠れている可能性があります。

病院は何科?

低血圧と頻脈の症状があるときは、まず、循環器内科または内科を受診しましょう。

内科を探す

こんな“病気”のサインのケースも

医師男性

低血圧と頻脈には、

  • 糖尿病
  • 心臓の病気

が潜んでいるケースもあります。

病気① 糖尿病

医師男性
「糖尿病」は、血液中の糖をエネルギーとして利用できなくなり、血液中の糖の濃度(血糖値)が高いままになってしまう病気です。

「糖尿病」になって、血糖値が高いままの状態が続くと、次第に血管を傷つけたり、血管が詰まったりして、臓器に影響を及ぼし、さまざまな病気の引き金になります。

「糖尿病」を発症しやすいのはこんな人

  • よく暴飲暴食する
  • 太っている
  • 生活リズムが乱れている
  • 運動不足
  • 家族に糖尿病の方がいる

「糖尿病」の原因

糖尿病には2種類あり、Ⅰ型糖尿病とⅡ型糖尿病があります。

<Ⅰ型糖尿病>
血糖値はインスリンという、膵臓が分泌するホルモンによって下げることができます。Ⅰ型糖尿病は、膵臓に何らかの障害が起こり、インスリンの分泌ができなくなって発症します。

<Ⅱ型糖尿病>
Ⅱ型糖尿病は、乱れた生活習慣、食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足、ストレスなどの生活習慣で発症します。インスリンは分泌されていますが、血糖値を下げる効果が弱くなります。

「糖尿病」の主な症状

  • 低血圧
  • 頻脈
  • よく喉がかわく
  • 疲労感
  • 頻尿
  • 感染症にかかりやすい
  • 皮膚の乾燥

どう対処する?

Ⅱ型糖尿病は、規則正しい生活を心がけ、食生活を整え、適度な運動、体重の減量を心がけることで、症状の悪化を防ぐことができます。

ただし、まずは医師の診断を受けることが大切です。
心当たりがある場合は、必ず医療機関を受診して、検査を受けてください。

糖尿病は、何科で相談すればいい?

医師男性
糖尿病が疑われるときは、まず糖尿病内科・内科を受診しましょう。

内科を探す

病気② 心臓の病気

医師男性
心臓の病気(心臓弁膜症、心筋梗塞、不整脈など)を発症すると、心拍出量(心臓が1分間に送り出す血液量)が減るため、低血圧や頻脈の症状が出ます。

「心臓の病気」を発症しやすいのはこんな人

  • お酒をよく飲む
  • 血圧値や血糖値が高い
  • 65歳以上
  • 食生活が乱れている

「心臓の病気」の原因

高血圧や糖尿病、動脈硬化など、心臓に負担がかかる病気が原因で、心臓の病気を発症します。
その他、先天的要因によっても発症します。

高血圧や糖尿病、動脈硬化などの病気は、心臓の細い血管が詰まったり、血管が厚く硬くなったりするため、心臓の病気が発症しやすくなります。

「心臓の病気」の主な症状

  • 低血圧
  • 頻脈
  • 息苦しさ
  • めまい
  • 激しい胸の痛み、締め付け
  • 動悸
  • ふらつき
  • むくみ

どう対処する?

医師男性
低血圧と頻脈の症状がすでに出ている場合は、自分だけでは対処できません。
まずは医師の診断を受けることが大切です。

自身の判断で行い、かえって悪化してしまう場合もあるので、心当たりがある場合は、必ず医療機関を受診してください。
心臓の病気の場合、病気に合わせた薬物治療や運動療法、食事療法が行われます。

心臓の病気は、何科で相談すればいい?

医師男性
まずは心臓血管外科、循環器内科、内科を受診しましょう。

内科を探す

症状が続く場合は必ず病院へ

血圧低い 脈拍早い

低血圧と頻脈の症状がある場合は、さまざまな病気が潜んでいる恐れがあります。放置せずに、医療機関を受診しましょう。

日頃より自分の体調チェックを心がけて、少しの異変にも気付けるようにすることも大切です。

※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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