神経抜いた歯は20年もつ?「長持ちさせる方法」を歯医者さんが解説

更新日:2023-08-24 | 公開日:2021-11-11
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神経抜いた歯は20年もつ?「長持ちさせる方法」を歯医者さんが解説


「神経を抜いた歯は、20年もつの?」
「神経を抜いた歯を長持ちさせる方法は?」

神経を抜いた歯の寿命について、歯医者さんに聞いてみました。
歯の寿命が短くなってしまう原因、長持ちさせる方法も併せて解説します。

監修者
菊地 由利佳 先生


歯科医

菊地 由利佳先生

経歴

歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。

神経を抜いた歯は、20年もつの?

医師女性
神経を抜いた歯の寿命は、5年~30年程度と個人差があります。
ケア次第では、20年、30年と長持ちする場合があります。

神経を抜いた歯の寿命は、一般的な歯と比較して半分程度になります。
また、神経を抜いたときの“元の歯の残し具合”でも歯の寿命が変わってきます。

元の歯を“ほぼ残して”神経を抜いた場合

医師女性
元の歯をほぼ残した状態で神経を抜いた場合、歯の寿命は20年~30年程度と長持ちすることが多いです。

ただし、20年~30年と長持ちするのは、

  • 適切な治療を受けた人
  • その後のケアをしっかりと行っている人

に限ります。
治療を中断したりケアを怠ったりした場合、寿命は短くなります。

元の歯を“ほとんど残さず”神経を抜いた場合

医師女性
元の歯をほとんど残さない状態で神経を抜き、かぶせ物などをした場合、歯の寿命は5年程度になってしまうことがあります。

元の歯がほぼない状態だと問題が起きやすいので、寿命が短くなりやすい傾向があります。

特に、

  • 治療を中断した
  • 治療後のケアを怠った

といった場合は、寿命が短くなってしまうことが多いです。

神経を抜くと、なぜ歯の寿命が短くなるの?

医師女性
  1. 虫歯を自覚しにくい
  2. 神経を抜いた歯に栄養が届かない
  3. 自分の歯と人工物の境目に虫歯リスクが高まる

などが、寿命を短くする原因としてあげられます。

それぞれ詳しく解説します。

原因① 虫歯を自覚しにくい

医師女性
神経を抜くと痛みを感じにくくなります。
虫歯を自覚しにくくなるため、虫歯の発覚が遅れ、歯の寿命が短くなってしまう原因になります。

神経を抜いた時点で、既に歯を多量に削っています。
そのため、虫歯の発見が遅れると、抜歯が必要になってしまうケースが多いです。

原因② 神経を抜いた歯に栄養が届かない

医師女性
歯の神経を抜くのと同時に、歯に栄養を運ぶ働きがある「周囲の血管」も取り除くため、神経を抜いた歯には栄養が届かなくなります。

栄養が届かない歯は“枯れ木”のように脆い歯となってしまうため、一般的な歯と比べて寿命が短くなってしまいます。

原因③ 自分の歯と人工物の境目に虫歯リスクが高まる

医師女性
神経を抜いた歯には、詰めもの・被せものをしますが、接着部分の境目に歯垢が溜まりやすいです。
そのため、虫歯によって歯の寿命が短くなってしまうことがあります。

神経を抜いてもろくなっている歯が再度虫歯になってしまうと、歯の寿命はさらに短くなってしまいます。

長持ちさせるために心がけること

医師

医師女性

神経を抜いた歯を長持ちさせるために、

  1. 丁寧なオーラルケアを行う
  2. 定期的なメンテナンスを欠かさない

といった点を心がけましょう。

その① 丁寧なオーラルケアを行う

医師女性
神経を抜いた歯は、とにかく毎日の歯磨きが大切です。
丁寧にオーラルケアをすると、虫歯のリスクが軽減するため、神経を抜いた歯の長持ちにつながります。

デンタルフロス・歯間ブラシを使用しましょう

普段の歯ブラシでの歯磨きに加えて、デンタルフロス・歯間ブラシを使用したケアが、虫歯のリスクを軽減させるうえで大切です。
歯と歯の間に潜む「歯垢」をしっかりと取り除き、虫歯を防ぎましょう。

歯ブラシ選びの「2つのポイント」

  1. 大きさは「小さめのヘッド」を選ぶ
  2. 毛の硬さは「ふつう・やわらかめ」を選ぶ

小さめヘッドで、歯と歯の間まで丁寧に磨いてください。
かための歯ブラシは、歯や歯茎がすり減ってしまう可能性があるので避けましょう。

特に高齢者の方は歯茎が弱くなっている場合が多いので、やわらかめの歯ブラシをおすすめします。

その② 定期的なメンテナンスを欠かさない

医師女性
定期的に歯医者でメンテナンスしてもらうことで、虫歯の再発防止ができ、歯の長持ちにつながります。

歯医者では、クリーニングやカウンセリングを受けることができます。
歯の寿命を短くする原因がないか、チェックしてもらいましょう。

神経治療後の“理想の通院の頻度”3ヶ月に1度です。
忙しく都合がつきづらい場合は、少なくとも1年に1度は定期健診を受けるようにしましょう。

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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