小学生の夜尿症「急におねしょが…」「原因はストレス?」病院は何科で治療?

更新日:2023-01-30 | 公開日:2021-01-20
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小学生の夜尿症「急におねしょが…」「原因はストレス?」病院は何科で治療?

「小学生なのに、毎日のようにおねしょする。」
「突然おねしょするようになった…。」

もしかしたらそれは、おねしょではなく“夜尿症”かもしれません。
お医者さんに、夜尿症の原因と対策を聞きました。

監修者
武井 智昭 先生

高座渋谷つばさクリニック
院長

武井 智昭先生

経歴

公益社団法人 日本小児科学会 小児科専門医

2002年 慶應義塾大学医学部を卒業
2002年 慶應義塾大学病院 にて小児科研修
2004年 立川共済病院勤務
2005年 平塚共済病院小児科医長として勤務
2010年 北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室勤務
2012年 横浜市内のクリニックの副院長として勤務
2017年 「なごみクリニック」の院長として勤務
2020年 「高座渋谷つばさクリニック」院長就任

小学生の夜尿症の原因

原因は、「小さい頃からのおねしょが続いている」場合と、「急におねしょするようになった」場合でそれぞれ異なります。

ケース1.毎日のようにおねしょする…

小学生なのですが、毎日のようにおねしょします。
女性
医師男性
  • 夜眠る前に水分を摂りすぎている
  • 日中におしっこをしていない(我慢している)

といった原因が考えられます。

小さな頃から、頻繁に夜のお漏らしが続いている場合は、ストレスなどではなく、子どもの体質やクセが原因だと考えられます。

ケース2.急におねしょするようになった…

いままではそんなことなかったのに、急におねしょするようになりました。
女性
医師男性

急なおねしょが続く場合、

  • 体調が悪い
  • 疲れが溜まっている
  • ストレスが溜まっている

という可能性が考えられます。

親はどう接するべき?

医師男性
小学生ともなると、おねしょをしたくてしている子どもはいません。おねしょをした後に本人が一番落ち込んでいるはずです。保護者の方は、怒らない、責めないでください。

ストレスが増えると、しっかり眠れなくなり、深い眠りについたときに尿意に気がつかず、またおねしょする…という繰り返しに陥る可能性があります。

また、おねしょするからといって保護者の方が焦るのもよくありません。親の焦りや心配に子どもは敏感です。緊張して、ストレスや疲労が溜まる原因となります。

夜尿症の対策

医師男性
ママ・パパは、日中から「子どもがちゃんとトイレにいっておしっこを出しているか」を見ておきましょう。

また、基本的に夕方以降は、200ml以上は飲み物をとらせないようにしてください。眠る前は、トイレに行っておしっこを出す習慣をつけましょう。

それでもおねしょが続く場合は、布団は防水シートを引き保護します。着替えのパジャマや布団などは多めに用意して、「おねしょしても大丈夫」と子どもに伝え、緊張させないようにしましょう。

夜尿症対策の“ツボ”ってある?

  • 丹田・・・おへその下に握りこぶしを置いた腹部の真ん中です。
  • 曲骨・・・丹田の下(女子の場合、恥骨の上あたり)にあります。
  • 横骨・・・曲骨の両隣に2点存在します。

全て頻尿や夜尿症のツボとされています。

しかし、ツボ押しを子どもが嫌がるようなら無理強いしないでください。ストレスがかかります。

夜尿症を治すには…?

親は、「子供を責めない、叱らない」ようにしてください。日々をリラックスして楽しく過ごせるように、親がストレスをかけないようにしましょう。

子ども自身は、「おねしょしてしまうことをあまり気にしない」ようにします。気にするあまり、水分を取らないクセがつくと便秘や膀胱炎などになる方もいます。

病院で治療したほうがいい?

医師男性
子どもがおねしょを気にしているにも関わらず、週に3回以上のおねしょしてしまい、一向に良くなる気配がない場合は、医師に相談しましょう。

病院は何科?

小学生の夜尿症は、何科を受診すればいいでしょうか?
女性
医師男性
小児科を受診しましょう。

病院では、お医者さんと

  • 便秘や排尿に問題がないか(便秘、排尿時に痛む、勢いがあるかなど)
  • カフェインを多く取る習慣があるか
  • 日中にもお漏らしをしていることがあるか
  • 日中にトイレで排尿しているか(何回程度か)
  • 夕方から寝るまでに飲ませているもの
  • 便失禁があるかどうか

をお話することが多いです。

小児科を探す

病院ではどのような治療をするの?

医師男性
基本的に問診にて診断します。
病気の可能性がある場合は、尿検査・血液検査・超音波診断を行います。

主な治療法として、①生活指導、②薬物療法、③アラーム療法があります。

①生活指導では、夜間に飲料を取りすぎない、日中のトイレ習慣などを行います。

②薬物療法では、抗利尿ホルモンの補充(寝ているときに尿量を減らすホルモン)、抗コリン薬(尿を膀胱で溜めておく働きをよくする)などがあります。

③アラーム療法は、夜中におねしょが始まるとアラームや振動で子供を起こすアラームを医師の指導のもとで使います。

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