妊娠初期の頭痛の3つの原因。めまいや吐き気も。流産は?【医師監修】

妊娠初期の頭痛の3つの原因。めまいや吐き気も。流産は?【医師監修】

公開日:2020-01-07 | 更新日:2020-05-29

妊娠してから、頭痛がひどい。

これは妊娠初期症状?
それともキケンな病気の兆候?

お医者さんに、妊娠初期の頭痛の原因と、治すためにできることを聞きました。


石野博嗣 先生

監修医

石野医院

副院長
石野博嗣 先生

経歴

1999年 日本医科大学産婦人科教室入局 日本医科大学付属病院 産婦人科研修医
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
2003年 日本医科大学付属病院 女性診療科・産科 助手代理
2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長

妊娠初期の頭痛の原因と対処法

妊娠初期によくある頭痛の3つの原因と、その対処法を解説します。

原因1.片頭痛

先生(男性)
妊娠するとホルモンバランスが通常と変わるので、その影響が片頭痛を発症させる可能性があります。

妊娠初期から中期は、血管を拡張するプロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌されるため、生理痛のときのような頭痛が起こりやすくなります。

<頭痛の特徴>
・こめかみのあたりがズキンズキンと脈打つような頭痛
・片側の頭だけが痛い

対処法

先生(男性)
この頭痛は、血流が良くなるとさらに悪化するので、頭痛を感じたら動くのをやめ、安静にしてください。

痛む部分を冷却シートや冷タオルなどで冷やすと楽になります。光や音の刺激を受けやすいので注意しましょう。

妊娠中は、頭痛薬の服用は主治医に相談しましょう。

原因2.緊張型頭痛

先生(男性)
運動不足や、眼精疲労、同じ姿勢で首や肩など筋肉のコリが起こることが原因です。

緊張型頭痛は、誰にでも起こりやすい頭痛です。

<頭痛の特徴>
・頭全体が重くなるような感覚
・目の奥からズーンとした痛み
・首や背中からこわばりを感じる場合も多い
・頭を締め付けられるような感じる場合も多い

対処法

先生(男性)
このタイプの頭痛は、血流を良くするとおさまります。

片頭痛とは、対処が異なるので注意してください。
片周りや首、背中などを動かしてストレッチしたり、カイロで温めたり、入浴すると良いでしょう。

原因3.風邪・インフルエンザ

先生(男性)
妊娠とともに免疫力は低下します。
風邪やインフルエンザの感染に注意が必要です。

最初は、頭痛だと思っていても急激に寒気や倦怠感、発熱がある場合は、ウイルス感染が原因かもしれません。

<頭痛の特徴>
頭が重い、ズキズキするといった痛みに加え、体の調子も悪くなる。

対処法

先生(男性)
かかりつけの産科を受診して、対処しましょう。

急ぎの場合は、内科でも構いません。必ず、妊娠していることを伝えましょう。

流産の危険は?

妊娠初期の頭痛は、流産の危険があると聞きました。本当ですか?
ママ
先生(男性)
頭痛が直接、流産の原因につながるとは考えづらいです。

ただし、頭痛が起きると血圧が上がるので、高血圧症の人は、安静にしながら医師の指導のもと、妊娠の期間を乗り越える必要があります。

妊娠初期の頭痛対策

規則正しい生活

先生(男性)
規則正しい生活とたっぷりの睡眠、適度な運動で頭痛対策をしましょう。

片頭痛は、寝不足生活習慣の乱れでも発症しやすくなります。
また、そのような生活に伴って運動不足が続くと緊張型頭痛の原因にもなります。

頭痛薬は服用してもいい?

市販薬

妊娠初期でも使える頭痛薬はありますか?
ママ
先生(男性)
妊娠がわかっている場合は、自己判断で、薬を選ぶのはやめましょう。

体調やその時の妊娠週によっても判断が必要です。病院で医師の処方を受けるようにしてください。

ケース1.吐き気を伴う頭痛

先生(男性)
片頭痛の場合、ひどくなると吐いてしまうこともあります。

この頭痛が始まったら、すぐに動くのをやめ、安静にしてください。
楽な姿勢で、頭を冷やすようにしましょう。

ケース2.めまいを伴う頭痛

先生(男性)
貧血の症状である場合があります。

貧血の検査を受けて治療を進めましょう。

また、脳内で出血や脳梗塞の症状である場合もあります。感じたことのない違和感やめまい、強い痛みの頭痛があれば救急で病院を受診しましょう。

ケース3.寒気を伴う頭痛

先生(男性)
ウイルス感染による、風邪やインフルエンザなどが考えられます。

妊娠していると飲める薬にも限りがあるので、悪化させないために早めに病院を受診してください。

ケース4.肩こりを伴う頭痛

先生(男性)
肩こりによる頭痛は、緊張型頭痛の典型です。

肩のコリを取ると解消されます。肩こりには、腕を回すストレッチや入浴、カラダを温める軽い運動、カイロで肩を温める、肩を冷やさないように首回りの大きく開いた服は避けるなどして対策をしましょう。

※ただし、妊娠中は、無理して運動しないようにしてください。

病院の受診が必要な場合

先生(男性)
紹介した事例の他に、以下のような特徴がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。
  • 突然の激しい頭痛
  • 我慢できないくらい痛い
  • 38度以上の高熱
  • 意識がもうろうとする
  • 手足が動かしにくい、言葉が出ない
  • 痙攣を起こしこともある

石野博嗣 先生

監修医

石野医院

副院長
石野博嗣 先生

経歴

1999年 日本医科大学産婦人科教室入局 日本医科大学付属病院 産婦人科研修医
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
2003年 日本医科大学付属病院 女性診療科・産科 助手代理
2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長

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