【赤ちゃんの湿疹4タイプ】治し方と受診目安。小児科と皮膚科どっち?|医師監修

【赤ちゃんの湿疹4タイプ】治し方と受診目安。小児科と皮膚科どっち?|医師監修

公開日:2020-05-01 | 更新日:2022-09-16
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「突然、赤ちゃんの顔に湿疹が!」
「小児科と皮膚科、どっちに行けばいい?」

基本のスキンケアと湿疹のタイプ別の治し方をお医者さんが解説します。
市販薬の使用について、なかなか治らない原因についても聞きました。


経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任

形成外科、美容皮膚科、皮膚科、外科など様々な分野を担当。
学会、大学病院、研究施設などへのアプローチ発表など、常に手を尽くして研究を行っている。
女性目線で、きめ細やかなケアと笑顔で診療することを心がける。
執筆を通し、様々な経験に基づいた根拠ある情報の提供を行う。

「病院を受診したほうがよい」赤ちゃんの湿疹

病院

先生(女性)
  • 湿疹をかいてしまう
  • 湿疹が膿んでいる(ジュクジュクしている)
  • 湿疹がなかなか治らない(広がっている)
  • 発熱している

場合は受診しましょう。

特に、生後3カ月未満の赤ちゃんに38度以上の発熱がある場合はすぐに受診をしましょう。

症状が皮膚だけの場合は「皮膚科」へ。
発熱などを伴うときは「小児科」に行くのがよいでしょう。

赤ちゃんの湿疹の4タイプ

先生(女性)

赤ちゃんの湿疹の主な原因として

  1. 乳児湿疹(一番多い)
  2. アトピー性皮膚炎
  3. 突発性発疹
  4. あせも

が考えられます。

※定義によっては、乳児湿疹にあせもも含まれることがあります。

「乳児湿疹」と「アトピー」の違いって?

先生(女性)
乳児湿疹とアトピー性皮膚炎は、症状がよく似ています。
乳児湿疹が長引いている場合は、アトピー性皮膚炎皮膚炎の可能性があります。

アトピー性皮膚炎とはまだ診断できない状態は、「乳児湿疹」になります。

乳児湿疹であればかゆみはあまりありませんが、アトピー性皮膚炎になるとかゆみがでて、かいてしまう赤ちゃんがいます。

どちらの場合でも、ママ・パパが行う基本的な対処は同じです。

①皮膚の清潔さをキープすること・②しっかり保湿すること・③必要に応じて医療機関で治療することをおすすめします。

1.乳児湿疹(乳児脂漏性湿疹)

先生(女性)
「乳児湿疹」は、生後数ヶ月の赤ちゃんに現れやすい湿疹です。
ホルモンのバランスによって、皮脂が過剰に分泌されるのが原因とされています。

数ヶ月で徐々に治まっていき、1歳ごろまでには湿疹がでなくなる赤ちゃんが多いです。
ただし、自然に治るからといって放置するのはやめましょう。湿疹が全身に広がったり、かいてしまって跡が残ることもあります。乳児湿疹を繰り返して肌のバリア機能が落ちていると、アトピー性皮膚炎になってしまうリスクになることも考えられます。

乳児湿疹の特徴

乳児湿疹のあらわれ方は、赤ちゃんによって個人差があります。

  • 皮脂が酸化して赤いプツプツになっているタイプ
  • 細菌が繁殖し、ジュクジュクに化膿しているタイプ
  • 皮脂が黄色っぽい塊になって、肌に張り付くタイプ

乳児湿疹は、かゆみはあまりありません。

乳児湿疹が出やすい場所

頭や顔周り、背中、お腹などの広範囲

乳児湿疹の「ケア方法」

先生(女性)
入浴後に保湿をすることで過剰な皮脂分泌がおさえられます。

お風呂では、泡立てた石鹸で丁寧に皮脂が過剰に出ている部分を洗いましょう。
お風呂上りには、保湿剤(乳液やクリーム)によるスキンケア
をしましょう。

固まっている皮脂は、やさしく取り除いてください。
赤みや皮脂は、急には無くなりませんが、根気よく保湿ケアを続けていくと快方に向かいます。

乳児湿疹の「病院に行くタイミング」

先生(女性)
乳児湿疹の範囲が広がっている・皮膚をかいてしまって治らない場合は、小児科か皮膚科に行きましょう。

乳児湿疹がなかなか治らない場合や、重症化して広がる・かいてしまう・出血する場合は、早め早めに診察を受け、赤ちゃん皮膚にダメージを残さないのが賢明です。

ケアしないまま放置すると、湿疹の痕が残ったり、アトピー性皮膚炎につながってしまうことも考えられます。

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2.アトピー性皮膚炎

先生(女性)
アトピーが生後2~3ヶ月ごろから、アトピー性皮膚炎を発症する赤ちゃんもいます。

ただし赤ちゃんの場合、すぐに診断できる疾病ではありません。湿疹をケアしてもあまり変化がなく、湿疹が2ヶ月以上続く場合、肌の状態を医師が診察して、アトピー性皮膚炎と判断されます。

アトピー性皮膚炎の特徴

  • スキンケアをしても改善しない
  • かゆみが出ることもあり
  • かゆみが強く、患部をかいてしまったり、ゴシゴシこすりつけたりする
  • かゆみが強く、機嫌が悪くなったり、眠れずに泣いたりする

アトピー性皮膚炎の初期症状として、皮膚がカサカサしてきたり、鳥肌のようなポツポツ(ドライスキン)がでてくることもあります。

アトピー性皮膚炎の湿疹が出やすい場所

肌の柔らかい部分(顔・顔周り・背中・お腹・手足など)

アトピー性皮膚炎のケア方

先生(女性)
根気よく、丁寧なスキンケアを続けることが必要です。

お風呂では古い角質をしっかり洗い流すように、たっぷりの泡で肌を洗ってください。入浴後は、保湿剤(乳液やクリームなど)をたっぷりつけます。

アトピーの疑いがある場合は、小児科か皮膚科に行きましょう。

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3.突発性発疹

先生(女性)
発熱後に発疹がでたら、「突発性発疹」を疑います。
「突発性発疹」になると、38度程度の高熱がでた後、赤い発疹がでます。

生後6ヶ月~2歳ごろまでの乳児が多くかかる感染症です。
「突発性発疹」による高熱が、初めての赤ちゃんの熱という保護者の方も多くいます。
通常、発疹にかゆみはなく、数日で跡にも残らずに消えていきます。

突発性発疹の特徴

  • 初期症状として38度以上の発熱
  • 解熱していく前後で小さな赤い発疹が現れる
  • 発疹は凸凹が少ない
  • 発疹にはかゆみがない

湿疹が出やすい場所

お腹に出ることが多い。
その他にも、体全体や顔や背中に出ることもある。

突発性発疹のケア方法

先生(女性)
突発性発疹の発疹自体は、ケアが必要ありません。
発疹は自然に数日で無くなることがほとんどです。

ただし、突発性発疹は、高熱が出るのが特徴です。高熱が出ると熱性痙攣を起こす赤ちゃんがいます。痙攣は5分以内でおさまります。初めての熱性痙攣がでた場合は、痙攣がおさまったら小児科を受診して様子を見てもらいましょう。

4.あせも

先生(女性)
大量の汗によるムレが原因であせもができます。
汗をかきやすい夏に多く発症します。(厚着をさせていると冬場に出るケースも稀にあります)

あせもの特徴

あせもには主に2タイプあります

  • 透明でプツプツ(水晶様汗疹)※清潔をキープできれば自然治癒することが多い
  • 赤いブツブツ(紅色汗疹)※かゆみがあるため、かきむしってしまい治るまでに耳管がかかることが多い

湿疹が出やすい場所

首の周りや脇の下、太もも、お腹、背中など

あせものケア方法

先生(女性)
汗をこまめに拭きとり、清潔をキープするのが第一です。
汗を大量にかくような時期は、通気性の良い服装を心がけましょう。

汗をよく吸ってくれる木綿などの衣類を身につけると良いでしょう。

かゆみが強いときは、入浴を1日2回にして汗をこまめに流します。かき傷があるところから細菌に感染する場合があるので、皮膚科でかゆみ止めをもらいましょう。

市販の薬を使ってもいい?

先生(女性)
赤ちゃんの月齢に合わせて使用できるものであれば問題ありません。
ただし、発疹の原因に合う薬を選びましょう。

使用後に異常が現れた場合は、すぐに使用を中断しましょう。

また、湿疹の原因がはっきりしない場合は、自己判断で市販薬を使うのは避けて、まずは医療機関(皮膚科・小児科)で診察してもらうことが大切です。

症状に合っていない薬を使用すると、かえって症状が悪化することもあります。例えば「ウイルス性の湿疹なのかそうでないのか」はママ・パパが見た目で判断するのは難しいですが、治療薬は異なります。

湿疹がでたときの「スキンケア方法」

先生(女性)

赤ちゃんに湿疹ができたら、

  1. 泡立てたソープで、皮脂や雑菌を洗い流す
  2. お風呂上りに、丁寧に保湿ケアをする
  3. 汗をかいたら、早めに洗い流す

の3つのケアを行いましょう。

①体の洗い方

石鹸の泡

先生(女性)
赤ちゃんの体を洗うときは、よく泡立てた石鹸を使って、素手で洗いましょう。

タオルやスポンジでは赤ちゃんの肌に負担がかかることがあります。
また、お湯だけで洗うのもNGです。お湯だけでは雑菌や皮脂をしっかり落とすことができないため、湿疹を悪化させてしまう原因になります。

\ワンポイントアドバイス/
皮脂が黄色く固まっている場合は、お風呂に入る前にワセリンやベビーオイルを塗って、皮膚を柔らかくしてあげましょう。入浴時に取れやすくなります。

②保湿のしかた

赤ちゃんの保湿ケア

先生(女性)
お風呂から上がってすぐ(5分以内が理想的)に、保湿ケアをしてあげましょう。
保湿剤は、ワセリンなどの添加物が少ない乳液・クリームがおすすめです。

保湿剤はたっぷりとつけましょう。
量を少なくすると、肌が乾燥します。また手の滑りが悪くなり、肌に負担をかけることがあります。保湿剤をつけすぎて余ってしまった時は、テイッシュを軽く当てて、オフしてください。

マッサージするように、優しく塗りこみましょう。
力の入りにくい薬指で塗るのがおすすめです。日中でもカサつきが気になる時は、重ねて保湿します。

赤ちゃんの保湿剤の選び方

赤ちゃん向けの低刺激の保湿剤(ベビーワセリン・ベビークリーム・ベビーオイルなど)を使いましょう。

医師から処方された塗り薬がある場合は、「一緒に使ってもいいか」を医師に確認してください。

③汗の流し方

赤ちゃんのお風呂タイム

先生(女性)
汗は皮膚への刺激となり、湿疹を悪化させてしまう要因になります。
汗をかいた後は、早めに入浴して汗を流してあげましょう。

すぐに入浴できない場合は、濡れたタオルで優しく汗を拭き取りましょう。
また、エアコンで室温を調整して、汗の過剰分泌を予防してあげましょう。

赤ちゃんの湿疹が治らない原因

赤ちゃんの湿疹がなかなか治りません…。
なぜでしょうか?
ママ(困り顔)
先生(女性)
湿疹がでているということは、肌のバリア機能が落ちている状態だと考えられます。そのためほんの少しの刺激でも湿疹が出ることが多くあります。

赤ちゃんの肌は、とてもデリケートです。肌のバリア機能を回復させるために、肌を清潔に保ち、根気よくスキンケアを続けましょう。

また、赤ちゃんの発疹には、多くの種類があります。今やっているスキンケアが、赤ちゃんの湿疹の原因とあっていない可能性もあります。
自己判断でケアを続けるよりも、一度病院で診断を受けるのをおすすめします。

小児科と皮膚科どっちに行く?

先生(女性)
肌症状のみの場合は、皮膚科を受診しましょう。
発疹以外にも、発熱や下痢、機嫌が悪いなどの諸症状があれば、小児科を受診しましょう。

もし迷った場合は、まずは小児科を受診しましょう。

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