生後2ヶ月の赤ちゃんの過ごし方|生活リズムや睡眠時間も【保育士監修】

生後2ヶ月の赤ちゃんの過ごし方|生活リズムや睡眠時間も【保育士監修】

公開日:2020-03-04 | 更新日:2022-09-02

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生後2ヶ月の赤ちゃん、どうやって過ごすのがいいの?
起きている間は何をすればいい?

「初めてのことで何もわからない!」
そんなママ・パパのために、おすすめの過ごし方を解説します。

また、「生活リズムがバラバラ」「昼夜逆転しそう」といったよくある悩みにも保育士が答えます。

生後2ヶ月の「過ごし方」

赤ちゃんとのスキンシップ

女性
生後2ヶ月では、まだ朝夜の区別もあまりありません。
これからだんだんと朝、夜のリズムをつけるためにも1日のリズムのメリハリをつけていくようにします。

生後2ヶ月の「生活リズムの整え方」

朝は、授乳の際にカーテンを開けて明るくし、着替えをします。

日中は、抱っこやベビーカーでお散歩する時間を30分ほど作るのもおすすめです。

夜は、お風呂に入った後、寝巻きに着替え、部屋を暗くします。

生後2ヶ月の「睡眠時間」

女性
まだ1日の半分以上は寝ている状態です。

授乳の際に起きる程度で、ほとんど寝ています。お昼寝の回数は2、3回です。
日によってはもっと増える場合もあります。

1日のスケジュール例

女性
生後2ヶ月ごろは、日中はねんね・授乳の繰り返しになります。
まだ生活リズムが出来上がっていない段階なので、朝の起床の時間、お散歩の時間、お風呂の時間など、少しずつルーティーンをきめていくと良いですね。

授乳時間がわからなくならないよう、メモやタイマーを使うのがお勧めです。

赤ちゃんが起きている時は、スキンシップをとったり、音の鳴るおもちゃをゆっくり動かして遊んだり、絵本の読み聞かせや歌を歌ってコミュニケーションをしましょう。
赤ちゃんが寝ている時は、ママ・パパ自身の“自分の時間”として上手に活用しましょう。

完全母乳の場合

女性
完全母乳の場合は、1時間半から2時間が妥当ですが、ミルクに比べ消化吸収が良いので、欲しがる時にあげても大丈夫です。
時刻 やること
6時 起床・洗濯・朝食
8時 授乳・掃除
10時 授乳・お散歩
12時 お昼
13時 授乳・昼寝
15時 授乳・赤ちゃんと遊ぶ
17時 授乳・夕食準備・赤ちゃんとお風呂
19時 授乳・絵本・夕食
21時 授乳・就寝
23時 授乳
1時 授乳
3時 授乳

完全ミルクの場合

女性
完全ミルクの場合は、昼間は3時間程度、夜間は4、5時間程度です。
6時 起床・洗濯・朝食
8時 ミルク・掃除
11時 ミルク・お散歩
12時 お昼
14時 ミルク・赤ちゃんと遊ぶ
17時 ミルク・夕食・赤ちゃんとお風呂
20時 ミルク・絵本
23時 ミルク・就寝

おしっこ・うんちの回数

女性
おしっこは、1日数十回が基本です。
うんちの回数は1日1回程度でしょう。

おしっこが少ないと、体調が悪い・脱水を起こしているといった可能性があります。病院に相談しましょう。

生後2ヶ月の「特徴」

ミルクを飲む赤ちゃん

日々どんどん成長する赤ちゃん。新生児のころとは異なる特徴もでてきます。
生後2ヶ月ごろの赤ちゃんには、どんな特徴がみられるのか解説します。

体内リズムがついてくる

女性
生後2ヶ月ごろになると、徐々にですが、体内リズムをつけていくことが可能になっていきます。

それにあわせて、睡眠時間が長くなる、ミルクを飲む量が増える、授乳間隔が伸びるなどの変化が見られます。

クーイングが始まる

女性
「あー、うー」など、クーイングといわれる泣き声とは違う発声をするようになる赤ちゃんがいます。

積極的に話しかけてみましょう。
生まれて間もない赤ちゃんならではの声を楽しんでくださいね。

目で動くものを追うようになる

女性
徐々に目が発達してきて、目で人や動くものを追うようになったり、音のする方をじっと見るようになります。

絵本の読み聞かせなどをするとじっと見ます。
まだ細かい色の区別はつかないので、はっきりとした色の物、繰り返しの言葉がでてくる絵本がおすすめです。

手・足・指が動かせるようになる

女性
ずっと握っていた拳を無意識に開くこともできるようになります。

気づいたら近くの物を掴んでいることもあるでしょう。

夜泣きがひどくなる

女性
いろいろな機能が発達してくると泣き声も大きくなります。そのため、「夜泣きがひどくなった」と感じるママ・パパもいます。

眠る前にたっぷりとミルクや母乳をあげておくと、多少は長く眠る期待が持てます。母乳よりもミルクの方が腹持ちがよいので、母乳育児の場合は、夜だけミルクを足すなども一つの手段です。

生後2ヶ月に「起きている間は何をする?」

女性
生後2ヶ月ごろの赤ちゃんにやっておきたいことは次の4つです。
  1. カラフルなおもちゃ・絵本を見せて楽しむ
  2. 音の鳴るおもちゃを目の前で鳴らす、握らせる
  3. 家族と触れ合い、たくさん笑いかけてあげる
  4. クーイングに対して応えてあげる

他にも、歌を歌って聞かせたり、スキンシップをとったり、「あー、うー」など、赤ちゃんと同じ言葉を繰り返してみるのもおすすめです。

赤ちゃんは視野が狭いので、ママ・パパが視野の中に入ってあげるようにしましょう。
抱っこ以外にも、足を動かしてみたり、手を繋いだりと、いろいろな遊び方ができます。

予防接種も忘れずに!

生後2ヶ月になると、

  • ヒブワクチン
  • 小児用肺炎球菌
  • B型肝炎
  • ロタウイルス

の予防接種が可能になります。
スマホアプリなどで、赤ちゃんの予防接種の管理を始めましょう。

「生活リズムがバラバラ!」どうすれば…?

生活リズムが整いません…。
生活リズムの作り方を教えてください。
ママ(困り顔)
女性
ママ・パパ自身が毎日のルーティーンを決めて、赤ちゃんにとってわかりやすいように行動してあげましょう。

例えば、

  • 朝は7時までにカーテンを開けて起こす
  • 起きたら顔をガーゼで拭いてあげる
  • お散歩などの外出時間を決める
  • お風呂の時間を決める
  • 寝る前は絵本を1冊読む
  • 夜眠るときには、部屋を暗くする

といったことを気長に続けましょう。

赤ちゃんのリズムは、数日ではなかなか整いません。うまくいった日の次の日には、もうずれてしまうということが多くあります。

決まったルーティーンを根気よく続けることで、数ヶ月後には、ある程度生活リズムが決まってくるでしょう。

よくあるお悩み「赤ちゃんが寝すぎて心配!」

赤ちゃんが寝ている時間が長いです。
起こすべきでしょうか?
ママ
女性
無理に起こさなくても大丈夫です。

よく眠る赤ちゃんは、“神様の贈り物”とも言われます。赤ちゃんが眠っている間に、ママ・パパも疲れを癒しましょう。

生活リズムをつけたい場合は、夜眠る時間を早めて、朝は決まった時間に起こしましょう。

授乳の時間になっても寝ている場合は、少し授乳間隔を開けてもいい時期かもしれません。
赤ちゃんは、寝ていたとしても、お腹が空いたら泣いて起きます。

よくあるお悩み「なかなか寝なくて大変!」

なかなか寝ずに困っています。
このままだと昼夜逆転になってしまいます…。
ママ
女性
眠る前にミルク・母乳を与え、赤ちゃんにとって落ち着く環境を作ってあげましょう。

夜は部屋を暗くして、聞き心地の良いオルゴールなどの子守唄を流してあげましょう。また、換気扇・掃除機・ドライヤーなど、胎内音と近いと言われている音を流すことで落ち着いて眠れるという効果がみられる場合もあります。

また、夜に眠る時間が遅い場合は、朝を早めてみましょう。
午前中のお散歩もおすすめです。太陽の光を浴びるとセロトニンという脳内物質が分泌されます。これは15時間ほどで睡眠を促すメラトニンという物質に変化していきます。

※ただし、お散歩の頻度が多いと、興奮してしまい、夜なかなか寝付かなくなってしまうこともあるので注意が必要です。

お出かけは、どれくらいならOK?

赤ちゃんとおでかけ

女性
30分から1時間程度、近くのお散歩からスタートしましょう。
1日1回程度が良いでしょう。

1日おうちの中にいては退屈してしまい、夕方のぐずりや黄昏泣き等にも繋がってしまいます。
外出して、家の中にはない物に触れることは大切です。

さらに、外出すれば、赤ちゃんにたくさん話しかけることができます。「電車だよー!」「お家帰るね!」など話しかけてあげられると思います。発語を促しますので、外出時、いっぱい話しかけましょう。

夏・冬のお出かけは短めに!

女性
生後2か月の赤ちゃんは、まだ体温調節がうまくできません。少しの時間外にでるだけでも熱中症になったり、体が冷えてしまうことがあります。

暑い時期、寒い時期のお出かけは短めに済ませたほうがいいでしょう。

また、暑い時期は水分補給が必要になります。夏の前に生まれた赤ちゃんは、お白湯を飲む練習を始めると良いでしょう。

生後2ヶ月の「育児の注意点」

女性

生後2ヶ月頃ごろは

  • 向き癖
  •  窒息

に気をつけましょう。

「向き癖」に気をつけよう!

女性
毎日同じ向きで寝かせたり、抱っこしたりすると、向き癖がついてしまうことがあります。

寝るときの頭の位置を毎日変える、抱きやすい方ばかりではなく、反対側で抱っこをするなどして、防ぎましょう。

「窒息」に気をつけよう!

女性
成長して動けるようになる分、睡眠時の窒息に注意する必要がでてきます。

手足を動かせるようになるため、タオルや布団など、窒息の原因になるものを置くのはやめましょう。

「他の子と違う」と慌てなくて大丈夫

女性
赤ちゃんは、生まれた時から個性の違い、性別の違い、環境の違いなどで、眠る時間や授乳回数の個人差はかなりあります。

今までご紹介したのは、だいたいの平均的な場合です。
あまり眠らない赤ちゃんでも大丈夫。起きている間のお世話は大変だと思いますが、「ママの顔をよくみていたいのかな、外の世界が楽しいのかな」と考えて、楽しく育児ができると良いですね。

「育児がつらい…」どうすれば?

育児するのがつらいです…。
赤ちゃんがかわいくない」と思うことも。母性が足りないのでしょうか…?いつかは可愛いと思えるのでしょうか…?
ママ(困り顔)
女性
まずは肩の力を抜きましょう。
自分がつらいときに、無理に「赤ちゃんをかわいい」と思おうとしなくても大丈夫です。

赤ちゃんが可愛いと感じる瞬間は、親ひとりひとりに個人差があります。
初めてコミュニケーションが取れた時、言葉をしゃべった時、ママと言った時など、これから“かわいい”と感じられる瞬間はたくさんやってきます。

つらいときは、近くのお友達・兄弟・親・同年代のママ・パパと話すことで、育児のつらさが解消されることもあります。

また、各自治体の子育て相談窓口を利用するのもよいでしょう。児童相談所全国共通ダイヤル「189」に電話をすると、近くの児童相談所につながります。

赤ちゃんがいると、家事がぜんぜん進みません。
こんな状態がいつまで続くのか不安です。
ママ
女性
赤ちゃんは、生後3ヶ月くらいからだんだんライフサイクルができ始めていきます。そのあたりから、徐々に家事をこなすリズムを作っていきましょう。

朝起きる時間と夜寝る時間を決め、お昼寝をしている時間を家事に活用しましょう。
あまり家事が進まないときは、毎日家事をこなそうとせず、2日に1回まとめて行うのも良いですね。
どうしても進まないときは、家事代行サービスを使うのも方法です。自治体によっては、産後の子育て支援サービスがあるので、活用するのも良いでしょう。

赤ちゃんが「ママがいないと泣く」のはなぜでしょうか?
また、どう対処してあげたらよいでしょうか?
ママ
女性
赤ちゃんは“不安”を感じると泣くことがあります。
「ママがいないと泣く」のは、「ママがいると安心」と赤ちゃんが感じている証拠ともいえるでしょう。

赤ちゃんは、「眠くて泣く」「抱き癖がついて泣く(生後2か月ごろ)」など、おむつ交換・授乳が十分でも泣くことがよくあります。

そんなときは、ゆりかごに乗せたり、ママが声をかけたり、ゆったりする音楽をかけることもよいでしょう。眠くて泣いているときは、お部屋を少し暗くしてあげると安心することもあります。

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