生後10ヶ月の「理想の睡眠時間」は?夜長く寝かすには?睡眠リズムを整えるポイントも

生後10ヶ月の「理想の睡眠時間」は?夜長く寝かすには?睡眠リズムを整えるポイントも

公開日:2022-07-22 | 更新日:2022-09-28

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10ヶ月の赤ちゃんってどれくらい寝るの?
睡眠リズムを整える方法は?

「生後10ヶ月の睡眠時間の目安」を保育士さんに聞きました。
睡眠リズムを整えるポイントや睡眠時間が長い・短いときの対処法も解説します。

監修者

保育士
八田 奈緒美

経歴

2012年 聖徳大学児童学科 卒業
幼稚園免許・保育士免許を取得後、幼稚園を経験し、現在保育園にて勤務
幼稚園にて、3.4.5歳児担任。保育園にて、0.1歳児担任を務める。

生後10ヶ月の睡眠時間は11〜13時間

ママ
生後10ヶ月の赤ちゃんは、1日2回のお昼寝を合わせて、11〜13時間ほど眠ります。

1歳に向けて、午前のお昼寝がなくなり、お昼寝が1日1回になる子どもも増えてきます。
また、夜にまとまって6〜7時間連続して眠れるようになる子どももいます。
ただし、睡眠時間には個人差がありますので一概にどれくらい眠れたからよいと判断できるものでもありません。

目安は「子どもが元気かどうか」

ママ
この時期は、平均的な睡眠時間にこだわり過ぎる必要はありません。
子どもが元気に機嫌よく過ごしているかどうかを目安にしましょう。

生後10ヶ月頃の睡眠時間・睡眠リズムが整うスピードは、個人差が大きいです。
睡眠時間が短い、睡眠リズムがなかなか整わない場合でも、子どもが元気に機嫌よく過ごしているのであれば、様子をみましょう。

【月齢別】必要な睡眠時間の目安

月齢が上がるにつれて、1日の睡眠時間は短くなっていきます。
以下は、月齢ごとの睡眠時間の目安です。

※赤ちゃんが元気で機嫌よく過ごしているのであれば、目安の時間通りでなくても問題はありません。

月齢 1日の睡眠時間の目安
0ヶ月 15〜20時間
1〜3ヶ月 15〜17時間
3〜6ヶ月 13〜14時間
6〜9ヶ月 11〜13時間
10ヶ月 11〜13時間
11ヶ月〜1歳 11〜13時間

赤ちゃんの「睡眠リズムを整える」方法は?

赤ちゃんの睡眠リズムを整えるためには、起きている時間の過ごし方が重要です。
生後10ヶ月頃の赤ちゃんのおすすめの過ごし方を「日中」と「入眠前」にわけて解説していきます。

「日中の過ごし方」2つのポイント

ママ

スムーズに寝入るためには、赤ちゃんが一日の終わりに適度な疲労を感じている必要があります。

そのため、

  1. 午前中は活動的に過ごす
  2. お昼寝をさせすぎない

を意識して日中を過ごしましょう。

ポイント① 午前中は活動的に過ごす

ママ

朝は6〜7時には起床し、午前中のうちから活動的に過ごしましょう。
外へのお出かけは刺激になるので、天気がよい日は、公園などへお散歩に出かけましょう。

日中の活動量が十分でないと、疲労が足りず、睡眠時間が短くなることが考えられます。
刺激を受けると、赤ちゃんが程よい疲労を感じます。
疲労を感じて入眠がスムーズになると、睡眠リズムが整いやすくなります。

お外で五感を刺激しよう

10ヶ月頃になると、運動機能がさらに発達し、つかまり立ちや伝い歩き、数秒なら手を離して立っていられる赤ちゃんも出てきます。

お外では、芝生の上に立ったり、ママ・パパと手をつないで歩いたり、五感が刺激されるような体験をさせてあげましょう。

たくさん話しかけることも、五感の刺激につながります。

ポイント② お昼寝を長くさせすぎない

ママ

お昼寝を長くさせすぎないように注意し、遅くとも15時頃までには切り上げてください。
夕方遅くまでお昼寝してしまうと、睡眠リズムの崩れにつながります。

生後10ヶ月頃になると体力がついてきます。
お昼寝を長くしてしまうと、体力が回復してしまい、夜の入眠が遅くなってしまうことがあります。
お昼寝が1回で足りているようであれば、午前寝をなくしてもよいでしょう。

「入眠前の過ごし方」4つのポイント

ママ

就寝時間が近づくにつれて、赤ちゃんが「そろそろ寝る時間」と体で感じられると、入眠がスムーズになります。
そのために、

  1. 入浴は就寝時間の1〜1時間半前には済ませる
  2. 興奮させないよう、ゆったりと過ごす
  3. 室温体温に気をつける
  4. 部屋の明かりは薄暗くする

といったことを意識してください。

ポイント① 入浴は就寝時間の1〜1時間半前には済ませる

ママ
入眠する頃に、ちょうどよく「体のほてり」が冷めているように、就寝時間の1〜1時間半前には入浴を済ませましょう。

人間は体温を下げることで、眠気が起こります。
就寝時間ギリギリに入浴してしまうと、体が温まった状態のため眠くならず、スムーズに入眠することが難しくなります。

ポイント② 興奮させないよう、ゆったりと過ごす

ママ
ゆったりとマッサージをしながらお話をするなどして、落ち着いて過ごしましょう。
テレビやスマホは赤ちゃんが興奮してしまうので、就寝前は使用を控えましょう。

生後10ヶ月の赤ちゃんは、指先がより器用になってきます。
就寝前に遊ぶ場合は指先を使った遊びにするなど、落ち着いて過ごせるといいですね。

ポイント③ 室温や体温に気をつける

ママ

体温が上がった状態だと眠気を起こしづらいです。
室温や着せる衣服にも注意しましょう。

10ヶ月の赤ちゃんは、つかまり立ちや伝い歩きをして体を動かしたい時期なので、体温が上がりやすく汗もかきやすいです。

また、赤ちゃんはレム睡眠とノンレム睡眠の間隔が短く、眠りが浅くなるタイミングが多いです。
その際に室温や部屋の明るさが就寝時から変わっていたりすると、そのまま入眠できず目覚めてしまうことがあります。

その辺りを念頭に置き、室温や衣服を調節してあげましょう。

お部屋の温度・湿度の目安

室温:夏は26〜28度・冬は20〜22度程度

湿度:40%~60%

ポイント④ 部屋の明かりは薄暗くする

ママ
入浴後など、入眠ルーティーンに入る頃には部屋を薄暗くして過ごしましょう。

その他、絵本を読む、静かな音楽をかけるなどもおすすめです。
「入眠前」だと五感で感じ取れるような環境を整えるといいですね。

「睡眠時間が短い」かも…

ママ
赤ちゃんの睡眠時間が短いかどうかは、赤ちゃんの様子を見て判断しましょう。次のような状態だと、睡眠時間が足りていない可能性があります。

赤ちゃんの「睡眠時間が短い」サイン

 

  • 朝起きてから、ずっとぐずっている
  • おむつや食事などでお腹を満たしても、ずっと機嫌が悪い
  • お昼寝が3時間以上になってしまう

睡眠時間が短いときは、どうしたらいい?

ママ

赤ちゃんの睡眠時間が短いと感じるときは、

  • 日中は活動的に過ごす
  • 早寝早起きの習慣をつける
  • お昼寝を早めに切り上げる
  • 就寝前はゆったり過ごす
  • 就寝環境を整える

など、基本的なことを実践しましょう。

睡眠時間が短いと感じられるときは、上記のような生活リズムを整えるための基本を忠実に実践していくことが大切です。
個人差はありますが、月齢が上がっていくことで、夜にまとまって寝てくれるようになってきます。

夜泣きで眠れないときの対処法

赤ちゃんが夜泣きしたときは、寝ぼけていることもあるので、すぐに抱き上げたりはせず、少し様子を見てください。
しばらくしても泣き止まないときは、「トントンする」「体に触れる」などして、安心させてあげましょう。

「睡眠時間が長い」かも…

ママ

生後10ヶ月の赤ちゃんの「睡眠時間が長い」と感じる場合、

  • 疲れている
  • お昼寝が足りていない
  • 体調が悪い
  • 赤ちゃんの体質

などの原因が考えられます。

赤ちゃんも大人と同様、疲れていれば長く眠ります。
また、お昼寝が足りていないことで、夜の睡眠時間が長くなることもあります。

さらに、体調が悪いとぐったりとして、長く眠ることがあります。熱がないか、鼻水や咳などの症状がないか、注意深く見守ってあげてください。

赤ちゃんが元気なら過剰に心配しなくてOK
赤ちゃんの睡眠時間は個人差が大きいです。そもそも「よく眠る赤ちゃん」の場合、他の子に比べて睡眠時間が長くなることもあります。
赤ちゃんの機嫌がよく元気であれば問題ないので、過剰に心配せずに様子を見てあげましょう。

長く寝過ぎかも…朝、時間通りに起こしたほうがいい?

ママ
細かく時間通りにする必要はありませんが、あまり遅くまでは寝かせない方がよいでしょう。

ただし、ママ・パパから見て「疲れているな」と判断する場合や「体調が悪そう」と感じられる場合は、寝かせてあげましょう。

上記のようなことがなければ、遅くとも午前8時までには起こしましょう。

「なかなか起きない」赤ちゃんを起こすときのポイント
まずは、カーテンを開けて、陽の光を入れましょう。
少し物音を立てたりして、自然な生活音で目覚めるように心がけてください。
赤ちゃんがモゾモゾと動いたり、目が開いたりした時には、静かに名前を呼んで笑顔で顔を合わせるようにしましょう。

睡眠時間は「赤ちゃんによって違う」

ママ
睡眠時間には個人差があり、睡眠リズムが整う時期も様々です。
基本的なことをしっかりと行なっていれば、必ず睡眠習慣が整う時はやってきます。
赤ちゃんの個性と捉えて、焦らず見守っていきましょう。

この時期は、ママ・パパも睡眠時間が短くなりがちです。
パートナーと協力し合い、ときには身近な人に手伝ってもらいながら、乗り越えていきましょう。

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