長崎バイオパーク

長崎バイオパークの公式キャラクター「カピタン」としても活躍中の人気者カピバラは「カピバラの池とオマキザルの島」にいます。体長1mをこえるネズミの仲間ですが、長崎バイオパークでは放し飼いにされているため、人懐っこく、エサやふれあいを求めて近寄ってきます。好物のエサをおねだりする姿や、なでてあげると気持ちよさそうに目をつぶる顔がとってもかわいいと人気急上昇中の癒やし系動物です。
冬になると見られる名物の露天風呂に入る姿やストーブで温まる姿にはほっこりさせられます。長崎バイオパークでは、打たせ湯に打たれるカピバラを見たり、薪ストーブでカピバラといっしょに温まったり、露天風呂で温まるカピバラといっしょに手湯で温まるといった楽しみ方もできます。
カピバラ展示場は危険防止のため、基本的には未就学児童入場禁止となっていますが、「こどものためのカピパラかんさつコーナー」があり、ここでは柵の中にいるカピバラを観察できます。

“ふれあい”が1つのコンセプトの長崎バイオパークでは、多くの動物たちとの距離が近く、さわったりエサをあげることができます。
まずは放し飼い動物の多さ。園内を歩いているとキツネザルがふと現れます。飼育場から逃げ出したのかと思ってしまうこの光景が、長崎バイオパークの自然体。ふつうは逃げてしまう動物たちですが、「もっと近くで見て！」と言わんばかりに堂々とする姿に驚きます。また、飼育場へ出入りできる場所も多く、カンガルーやフラミンゴなどおなじみの動物たちとは顔を突き合わせるような距離で観察ができます。

エサやりもたくさん用意されています。カバにはキャベツのかたまりを、サルたちにはレーズンやミルワーム（幼虫）を、ラマには野菜スティックをと、動物種によって食べるエサが違う面も子どもの興味を惹きつけます。
エサやりの方法にも工夫が凝らされていますよ。池の真ん中の島に住むサルたちへのエサやりは、サルの住処まで飛ばして届ける「サルゴラスイッチ」と名づけられた装置を使います。エサをのせてひもをひっぱるだけの簡単な装置ですが、子どもたちが喜ぶ仕掛け。
また、夏になると『カバのスイカまるごとタイム』があります。4頭のカバたちがスイカをまるごと一玉がぶりと食べる様子は想像しただけでワクワクしますよね♪エサをあげる方法にも面白みを持たせ、動物の特徴をしっかり観察できるよう工夫されているので、体験がしっかり胸に刻まれます。

別館のペットのふれあい広場（PAW)では、イヌやネコなどのおなじみのペットや爬虫類、鳥類といった小動物たちと思う存分ふれあうことができます（入館料別途500円/1時間）。
部屋の真ん中に大きな“共生の樹”があり、その周囲をぐるりと歩くだけで、いろいろな動物に出会えますよ。上を見上げると、オウムやワシミミズクなどの大型の鳥たちがたくさん木にとまっています。自己紹介やダンスなどの芸ができる子どもたちの人気者、タイハクオオムのダイちゃんなど、キャラクター性の強い子も暮らしています。足もとを見ると、いろいろな種類のウサギ、モルモットなどの小動物が元気に動き回っています。イヌの部屋には小型犬から大型犬まで人なつっこいイヌたちが暮らしています。ネコの部屋では、ソファーに座っているとすり寄ってきたり膝に乗ってきたりするネコたちに、おうちに連れて帰りたくなるほど。たくさんの種類のネコが暮らしていてお名前パネルが並んでいるので、お気に入りの子を見つけるのも楽しい過ごし方です。
園内の大型動物はちょっと怖いという赤ちゃんも、PAWでは小さな動物が多いのでふれあいが楽しめるかもしれませんね。