九十九島水族館海きらら

海きららの人気者、ハンドウイルカのナミとニーハが活躍するイルカのショーは、観客との距離の近さが魅力の1つです。イルカたちがジャンプするたびに観客に水しぶきがかかりますが、ショーが始まる前に飼育員さんから、ビニールシートが配布されるので、安心して楽しむことができますよ。ショーでは、豪快なジャンプを披露しています。また、観客にクイズの番号を選んでもらったり、観客の動きをイルカが真似するようなコーナーがあったりと、観客参加型のショーとなっていて、ドキドキワクワクの連続です。イルカショーはプールを見下ろせる2階展望ロビーからの観覧もできるので、水しぶきをこわがる子どもたちも、ベビーカーにのったままの赤ちゃんでも落ち着いてイルカのプログラムを楽しめます。毎日3回のイルカショーがあるので、ショーの時間にあわせておでかけしてくださいね☆観覧席は７０席しかないため、混雑期は早めに場所を確保しておきましょう！
このイルカプールは、なんと下からもその様子を見ることができます。水中で優雅に泳ぐ姿や遊んでいる姿には、とっても癒されますよ。

９月２７日に誕生したハンドウイルカ「ニーハ」の子、「アイル」も大人気！国内4例目となる人工授精で誕生した、好奇心旺盛で元気いっぱいの男の子♪プログラムデビュー目指して訓練中ですが、泳ぐ姿は見ることができますよ。

「九十九島の外海」では、岩礁、藻場、磯、砂浜、干潟が点在する九十九島の海にくらす約150種2,000匹の生きものを、動物種や生息地ごとの展示スペースで紹介しています。たくさんの水槽がありますが、水槽の形や展示方法に工夫が凝らされていたり、通路となっている海底の岩の間に魚の化石が潜んでいたりと、子どもが飽きないような仕掛けになっています。このエリアを見れば、一言で「海」といっても、そこにはさまざまな“場所”があり、そのおかげで多種多様な生きものが暮らせる、ということを実感できると思います。
「九十九島湾大水槽」では、九十九島湾に生息する約120種13,000匹の生きものが展示されています。動きの速い魚、のんびり泳ぐ魚、群れになって泳ぐ魚、海の底にもぐる魚などたくさんの生きものの暮らしぶりが観察でき、九十九島の海が“豊か”であることを再認識できます。屋外型の水槽なので、お天気のよい日は太陽の光が降り注ぎ、輝く海の様子も見ることができますよ。毎週火・木・土曜日には、飼育員さんの解説を聞きながら、大水槽を泳ぐ魚たちが餌を食べる様子を見ることができる「パクパクウォッチング」が開催されています。日曜日に行われる「九十九島お魚教室」では、飼育員さんが大水槽でくらす生きものたちの様子についてわかりやすく解説してくれます。このようなイベントに参加すれば、子どもたちの魚や海でくらす生きものへの興味がもっと深まりますよね。

プラネタリウムのようなドーム型の「クラゲシンフォニードーム」は、いつまでもここにいたい…と思わせるような幻想的な空間です。西日本最大級のクラゲ展示コーナーであるドーム内では、たくさんの形、大きさ、色のクラゲたちに子どももママもパパも心を奪われますよ。光に照らされながらふわりふわりと漂う大型のクラゲに、赤ちゃんも手を伸ばし触れたくなるほど。九十九島周辺に生息する100種以上のクラゲたちが随時入れ替えて展示されているので、訪れるたびに万華鏡のように変わる水槽の絵も楽しめますね。神秘的な音楽や照明、天井に映し出される映像などの演出で、癒し効果も抜群です☆

ドームの下の地階フロアには、「クラゲ研究室」と名づけられた展示・飼育スペースがあります。九十九島周辺の海は、クラゲたちがとてもすみやすい環境で、多くのクラゲたちが生息しているそうです。九十九島で発見された珍しい品種のクラゲや、クラゲの幼生からの飼育の様子が見られるなど、子どもでもわかりやすい工夫された展示です。飼育員さんの熱意が伝わる手書きのメモや、クラゲのあれこれについて紹介したパネルや冊子もあり、ただ観察しただけでは得られない学びを体験できます。時間をかけてここをめぐれば、まるでクラゲ博士になったかのような気分を味わえますよ♪