赤ちゃんの歯医者デビューはいつから?フッ素は?【歯科医師監修】

赤ちゃんの歯医者デビューはいつから?フッ素は?【歯科医師監修】

公開日:2021-08-23 | 更新日:2022-11-16

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赤ちゃんの「初めての歯医者」はいつがいい?
そろそろフッ素塗布…始めるべき?

歯医者さんが、「赤ちゃんの歯医者デビュー」についてわかりやすく解説します。

監修者

むかい歯科

迎 和彦 先生

経歴

1990年 昭和大学歯学部卒
昭和大学第三歯科補綴学教室入局
1996年 昭和大学第三歯科補綴学教室退職 同上特別研究生
都内歯科医院管理者(院長)勤務
2004年 大田区大森にて「むかい歯科」開業

赤ちゃんの歯医者デビューはいつから?

先生(男性)
赤ちゃんの歯医者デビューは、乳歯(初めての歯)が生えてきたのを確認できたらできるだけ早く行きましょう。個人差はありますが、だいたい生後6ヶ月以降に乳歯が生え始めます。

歯茎から白っぽいものが出てきたらそれが「乳歯」です。
乳歯は、多くの赤ちゃんが下の前歯の1〜2本から生えてきます。

乳歯が生えてくると、歯医者での歯の生え方の確認や虫歯の予防などが必要になるため、この時期がおすすめです。

受診頻度はどれくらいが理想?(0歳~2歳頃)

先生(男性)
赤ちゃん(0歳~2歳)の頃は、3〜6ヶ月に1回程度が理想的です。

歯医者デビュー後は歯の生え方や歯に問題がないようであれば、その後は定期検診で歯医者に通うようにしましょう。

特に、

  • 上下2本ずつ前歯が生えた頃(生後11カ月~1歳頃(※1))
  • 奥歯も生えてきた頃(1歳6カ月頃(※2))

などには検診を受けておきましょう。

(※1)歯が生えてくるタイミングは個人差があるため、あくまでも目安の時期です。
(※2)1歳6カ月検診で歯科検診があります。

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フッ素はいつから?

赤ちゃんの「フッ素」は、いつから塗り始めたらいいですか?
ママ
先生(男性)
上下2本の前歯が生えた頃(生後11カ月~1歳頃)からフッ素を塗ると良いでしょう。

この頃(1歳~1歳6カ月頃)は、食べるものも増えていると思われます。フッ素で虫歯ケアを初めておきましょう。

フッ素の塗布は「セルフケア?歯医者に行く?」

先生(男性)

フッ素の塗布は、

  • セルフケア:市販の子供用フッ素剤入りの歯磨き粉を使用
  • 歯医者:フッ素薬剤の塗布

の方法があります。

セルフケアの場合は、基本的に毎日フッ素塗布をする必要があります。
歯科で行う場合は、数ヶ月に1度行うのが一般的です。

セルフケアの場合

セルフケアで市販のフッ素剤入りの歯磨き粉を使用する場合は、1日に数回、または1回など使用頻度が製品によって異なるので、使用説明書を確認してから使用しましょう。

歯科の場合

歯科で塗布するフッ素剤は、市販の薬より濃度が濃いものを使用します。そのため、3ヶ月に1度の塗り直しで虫歯予防ケアができます。

「初めての歯が生えてきた」タイミングで受診するメリット

先生(男性)

「初めて歯が生えてきた」タイミングで受診するのは、

  • 歯・口内に異常はないか早期に確認できる
  • 赤ちゃんが歯医者に慣れて、今後の通院が楽になる
  • ママ・パパの歯に関する知識が深まる

などの良い点があります。

①歯・口内に異常はないかを早期に確認できる

先生(男性)
歯の生え方や口内に異常はないかを早期に確認することは、今後の健康的な歯の成長にもつながります。

また、赤ちゃんの頃から定期検診やフッ素塗布を行なうことで虫歯が作られにくくなります。

②赤ちゃんが歯医者に慣れて今後の通院が楽になる

先生(男性)
小さな赤ちゃんの頃から歯医者での定期検診や歯のクリーニングに行くことで、子どもが歯医者に慣れてその後も受診しやすくなるでしょう。

知らない大人に向かって口を開けるというのは、思ったより怖いものです。
幼稚園くらいになって急に歯医者に連れて行くと、怖がって口を開けない子どもも多いです。

③ママ・パパの歯に関する知識が深まる

先生(男性)

特に1人目の赤ちゃんのママ・パパたちは、

  • 赤ちゃんの歯磨きのやり方
  • フッ素による虫歯予防の方法
  • 今後の歯の生え方

などを、歯科医から教えてもらえるので、赤ちゃんの歯に関しての知識を深める良いタイミングです。

いよいよ歯医者デビュー!なんて言う?

「虫歯じゃないのに赤ちゃんを歯医者に連れていく」ことが初めてです!
予約時には何を伝えればいいですか?
ママ
先生(男性)
予約時には、「現在、生後◯ヶ月の赤ちゃんですが、乳歯が生えてきたので歯と口のチェックを受けたい」という旨を伝えましょう。

初めての歯医者の「料金目安」

先生(男性)
赤ちゃんには、各自治体から医療費補助(※)が出ているので通常は、自己負担はありません

2~3回目の受診の「料金目安」

先生(男性)
2~3回目の受診も、各自治体から医療費補助(※)が出ているので通常は、自己負担はありません

(※)子ども医療費助成制度

子ども医療費助成制度とは、子どもの医療費の負担が少なくなる・あるいは無料になる補助制度です。助成内容は、都道府県や各自治体で異なっており、所得制限の有無・助成期間・自己負担の有無が一律ではありません。

質問①歯医者で暴れないか心配…いい対策は?

歯医者で暴れないか心配です…。
治療の時に赤ちゃんが暴れた場合はどうなるのでしょうか?
ママ
先生(男性)
緊急を要していない検診などの場合は、「赤ちゃんが落ち着くまで時間を空ける」「日を改めて治療を行う」場合が多いです。

ただし、虫歯があるなどして治療が必要な場合は、保護者の方や補助のスタッフなどと体を抑えて治療を行う場合もあります。

受診前に「ママ・パパができる対策」はある?

先生(男性)
ママ・パパは受診前に、赤ちゃんに乳歯が生えてきたら「歯を磨く」「口を開けさせる」という行為を練習しておきましょう。

口を開けることに慣れていると、歯科でもスムーズに治療が受けられることが多いです。

質問②乳歯でもケアしたほうがいい?

「いずれ永久歯に生え変わるから大丈夫?」
「乳歯からケアしておく理由は?」
ママ
先生(男性)
乳歯は永久歯に比べて虫歯になってしまうと進行が早く、進行した虫歯が根元まで行くと下で育っている永久歯の変色や形に異常をもたらす可能性もあります。永久歯のためにも乳歯からケアをしたほうがいいでしょう。

また、虫歯になってしまうと痛みも出てくるようになり、

  • 噛むという行為を嫌がる
  • 硬いものを食べなくなる

硬いものを食べないと

  • 栄養の偏りが起こる
  • 顎が弱くなり永久歯の歯並びが悪くなる

などの悪循環に繋がることも考えられます。

「乳歯は生え変わるから」とは思わず、永久歯のためにも、乳歯からのケアをしっかりしてあげましょう。

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