京都水族館

多種多様ないきものが息づく豊かな京の海をまるごと再現した約500ｔの人工海水からなる「京の海」大水槽は圧巻です。空を飛ぶように泳ぐエイや、群れで泳ぎ回るマイワシの行方を追っているだけでも、いつまでも眺めていられそうです。少し照明の落ちたこのエリアは、海水に優しく光が差し、とっても幻想的。いつもは元気いっぱいの子どもたちもリラックスして吸い込まれるように眺めています。
また、「くらげ」のエリアでも優雅に漂うクラゲの姿に心が癒される幻想的な世界を楽しむことができます。人工海水を使用した内陸型水族館としては大型の幅4.5ｍ、高さ2ｍ、水量約6.5ｔの水槽にミズクラゲがのびのび、ゆったりと漂っています。その姿に大人も子どもも見とれてしまいます。主に京都の海で見ることができるクラゲの仲間たちも、おのおのの水槽で、ゆったり漂っているのを見ることができます。

京都水族館には、見て楽しい学んで楽しいプログラムがいっぱい！
■「さぁ、ごはん！」わいわいペンギン
ぽてぽてかわいく歩いたり、カッコよく泳ぐペンギンたちが、我先にと鳴いたり飛び跳ねながら一生懸命飼育スタッフに群がる姿に子どもたちも大笑い。食べていない子や食べ過ぎの子が出ないようにチェックして、飼育スタッフが1羽1羽の名前を呼んでごはんをあげます。この子は目のあたりがとっても黒いよ、と見た目の特徴を教えてくれたり、食べるのが大好き、甘えん坊、食べるのが上手でない子など性格や個性を教えてくれるので、応援したり、感心しながらごはんタイムを見学できます。約20分のプログラムです。

のびのびと泳ぐハンドウイルカたちの息づかいを間近に感じながら、ダイナミックな姿を観察することができます。
耳をすませてみると、仲間同士で鳴き交わす声が聞こえるかもしれません。
毎日開催されるイルカパフォーマンスでは、ハンドウイルカたちが本来持つ躍動的な姿を感じることができるほか、イルカたちのダイナミックなジャンプやトレーナーと息の合ったパフォーマンスにも注目です。　
パフォーマンス以外の時間にもイルカスタジアムは常に開放しています。プールの側に行くとイルカが近づいてくることも。

京都水族館は、子どもやファミリーに優しい工夫がされています。
ベビーカーからや、子どもの身長ではよく見えない展示も多い水族館。抱っこして展示を回ったり、何度も抱っこをするのって本当に大変ですよね。京都水族館は、子どもの目の高さの水槽が沢山あります。「アザラシ」エリアの水槽も足元まであるので、たくさんの子どもたちがぴったり張り付いて並ぶ姿は微笑ましいです。また、床の下を通ってチューブ状の水槽から出てくるゴマフアザラシに大人子どももテンションアップ！すぐにいなくなってしまうかと思っていたら、チューブの水槽で意外とぷかぷか顔を出してシャッターチャンスを待っていてくれているかのようにのほほんとしています。
高さだけではなくて、サイズが小さな水槽もあります。小さめの水槽は、小さいものや魚の種類が見分けられない子どもにぴったり。どこにいるのか見つけられず飽きてしまう、ということがなく、「ここにいるよ！」とパパやママに得意げに教えてくれ、水族館を存分に楽しめます。

施設内はバリアフリーで流れるように順番にエリアに移動していけます。
また、給湯施設、オムツ交換台、ソファのあるベビー休憩室が施設内に3カ所もあります。
ほとんどの展示が屋内もしくは屋根の下に設置されているので、傘がなくても十分楽しめ、雨の日のおでかけも安心です。
そして、お弁当の持ちこみができるのもファミリーには嬉しいポイント。食べられる場所は、屋根付き屋外でベンチがたくさんあり、丸テーブルもある「オットセイ」「アザラシ」エリア、約1,000名分の座席のある「イルカスタジアム」、室内外ある「山紫水明」エリアです。