くさの耳鼻咽喉科・小児科

耳鼻咽喉科では、中耳炎や副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎など、耳・鼻・のどの症状を治療しております。なかでも急性中耳炎の場合には、2週間程度の治療期間が必要となります。痛みが緩和したからといって治療を中断すると、音が聞こえにくくなる、耳がつまる、耳鳴りがするといった滲出性（しんしゅつせい）中耳炎や、耳だれ、難聴といった慢性中耳炎に進行してしまう可能性があるからです。滲出性中耳炎は、鼻水や鼻づまりがなければ薬を飲まずに良くなることもありますが、悪化しないよう定期的に経過観察をする必要があります。

鼻づまりなどの原因となる急性副鼻腔炎は、風邪やアレルギー性鼻炎、花粉症や歯の炎症などから発症します。治療としては、ネブライザーを使って霧状になった薬剤をチューブで患部に直接当てます。2週間程度、症状がなくなるまでほぼ毎日通院していただくことになります。治療を中断すると、視力障害や髄膜炎を起こす恐れがありますので、レントゲンで炎症が改善されたことが確認されるまで、継続して治療をおこなうことが必要です。また、慢性副鼻腔炎はちくのう症とも呼ばれ、頭痛・黄色や緑色の鼻汁が出る・匂いが分かりにくいといった症状があります。治療期間が長引き、手術をする場合もあるので、根気強く治療を続ける必要があります。