螢クリニック

肛門外科では、さまざまな痔の疾患のほか、便秘･排便障害などの症状についての診療を対応いたしております。痔疾患の治療方法はさまざまですが、いぼ痔であれば「ジオン療法」や「結紮（けっさつ）切除術」など、各患者様の症状に合わせて治療方法を提案しております。また、痔ろうの場合は生活指導をおこなったうえで、症状に応じて、括約筋を傷つけなようにしながら手術をおこないます。手術は1時間から半日程度と短い時間で終了する予定で、経過観察のため、1～2カ月間、週1回からの通院が必要となってまいります。また、便秘や排便障害の診療もおこなっており、薬物療法や排便指導で改善を図っています。

排便時、痛みや出血が見られる場合は、切れ痔の可能性があります。一般的に「切れ痔」と呼ばれている裂肛（れっこう）は、肛門上皮が、硬い便などによって傷ついた状態のことを言います。まず治療の際は、保存的治療を中心におこなっていきます。しかし、治療をおこなっても、さらに狭くなってしまう場合は、手術が必要となることがあります。また、肛門からの出血は、実は大腸がんや直腸がんである場合もございますので、何かしらの異変を感じられたときは、肛門外科に速やかに受診してください。